タイムラプスいろいろ

タイムラプス映像への飽くなき追求


タイムラプス・フォトグラファー 岡 浩一郎
www.skypix.jp

最適なDC12V電源

2019年08月31日 | 日記

電源製品レポートです。

私はカメラ、ドーリー、ヒーターなど全ての撮影関連機器の電源は12Vをソースとしています。(カメラには電圧コンバーター挿入) もちろんポータビリティの要求される場所での撮影には12Vと8Vのリチウム・ポリマー・バッテリーを使っていますが、そうでない場合はもっと長時間使えるシステムが便利だからです。そこでいつも色々な12V電源ソースを試しています。 12Vに統一しておくメリットには、いざとなれば車から直接電源を引いてくることも可能なことにもあります。

今までは重たいシールドバッテリーを使った12V電源を使っていましたが(私の著作に写真が紹介されているもの)なにしろでかくて重たいと言う問題がありました。


今回試したのはこれです。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07KR9Q3LQ/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o04_s00?ie=UTF8&psc=1

 

結論から言うと素晴らしいです!これは同じリチウムでもリン酸鉄リチウム(LiFEPO4)電池を内蔵していて、爆発発火のリスクがなくライフサイクルも2000回に達すると言う、良くあるキャンプ・車内泊用のリチウムイオンまたはリチウムポリマー電池とは全く異なる新しいタイプのリチウム電池です。


負荷にQ3-TD3000ド-リー、CANON 5DMKⅢ、12V/12W強力型レンズ・ヒーター(ヒーターコイル2重巻き仕様で普通の倍)を接続してシャッター速度はバルブで15秒、インターバル4秒で運転テストをしました。 夜7時半に撮影運転開始して朝目が覚めてもまだ動いていて朝5時45分にこの電源装置の過放電保護装置が働いて電源OFFになりました。なんと10時間です!!!これは参りました。このサイズでこの容量とは!!

ザックに入れて山登りするにはちょっと重いですが、車の比較的近くで撮影するなら全く問題ありません。5V USBもついていますので5Vヒーターも使えます。 これでシールド・バッテリーを使ったクソ重たい自作の電源システムはお蔵入り決定となりました。(笑) 

ちなみに重さ2.3Kgです。 サイズもこのとおりの小型です。