月読命

すももが好きなアニメで貴腐人的な妄想話&日々の出来事等

8/24発行ブツの先読み

2008年08月24日 09時20分57秒 | 新刊の先読み
六番隊・十三番隊の隊長と副隊長、そして八番隊隊長・ネコの姿の夜一が、テーブルを
囲み何とも言えぬ表情で、中央に置かれている物体を傍観していた。

「恋次、きさまが食せ。甘い物は好きであっただろう」
「く、朽木隊長…コレは無理っすよ~」
自分では食べる気が更々ない、朽木白哉は恋次に押し付けようとするが、テーブ
ルの上の物体はどう見ても「食べ物」とは掛け離れていた。

「誰かが食さねば、泣くであろうなぁ」
夜一の言葉に集まっていた死神達は渋い顔をする。
「浮竹っ!…病み上がりの君が食べる事はないよ」
「じゃあ、京楽。お前が食べるか?…妹達も初めて作った時はこんなのだった
 から、食べれるさ」
「浮竹隊長、最近調子イイんですから、無茶は止めてくれ。…京楽隊長、女性
 死神達に貰ってる物だって、コレに似てるじゃないっすか。あいつらのが食え
 るなら、コレも食えますって!」
手を出そうとする浮竹に海燕が止め、京楽に食わせようとテーブルの上の物体を
押し付ける。
「えぇ~、一緒じゃないよ、志波君。僕が貰うのには彼女達からの愛情って言うの
 が入ってるじゃない」
自慢げに話す京楽に対し、その場にいた全員が<愛情なんて入ってねぇよ。本命に
美味い物を渡す前の試作品…毒味だろ!>と心の中で呟いていた。

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