入院日記(1)
2007年 11月19日(月)
朝、8時20分、もこみち先生が「お早うございます。耳の入り口の綿球だけ
交換しましょうか? 」「は~い。」まるで、気分は女子大生。 取り出された綿球は
しっかり血がついていた。 新しい綿球を入れてもらって、ガーゼ無しの耳当て
だけになる。 すかすかして、何か、不安。カバー代わりのガーゼ入れて欲しい…
11時からシャワーに入る。 又、一日暇なので、あっちこっち、うろうろ。。。
5時30分、会社の同僚2人が、ロイスダールのクッキーセットを持って
お見舞いに来てくれた。 昨夜、「私は花粉症だから、花は要らない。 おいしい
ケーキ持って来て~。」とメールを送ったのだ。 ケーキは生ものだから、日持ちが
しないので、少しずつ食べれるクッキーにしたそうだ。 食事の時間だったが
夕食を置いたまま、3人、デイルームへ行き、会社の話で盛り上がる。
2時間も話し続けていて、面会時間終了になり、二人を送りに詰め所の前を
通った時、急に二人が立ち止まり、ある人に視線がーーーもこみち先生だった。
「ええっ、速水もこみちそっくりやな。 Drか? 」「似ているでしょう!私の担当医よ。」
「ええなあ。私も、ここへ通院するわ。」「どこが悪いの?」「咽喉の調子が悪いねん。
今度、外来行くわ。」「あのDrは、未だ、お若いから、外来デビューは未だなの。
今は、手術ばかりなんよ。」「まあ、残念。」もこみち先生が、こちらをちらっと見た。
「逢いたかったら、又、見舞いに来てよ。」「もう、退院やろ。」「エヘッ、多分ね。」
「取り合えず、裏門まで送るから。」後ろ髪惹かれるように帰って行った。
夕食を持って、デイルームへ行く。 レンチンして、100万ドルの夜景? を
見ながら食べる。 暇なのは嫌だけど、たまには骨休みもいいのかも。
(朝食)
ご飯・麩の味噌汁・ブロッコリーとカリフラワーのサラダ・海苔ふりかけ・牛乳
(昼食)
ご飯・焼肉(牛肉、玉葱、人参炒め)コーンとピーマン添え・キャベツ、人参
ハムのマヨネーズ和え・しいたけ、若布の吸い物
(夕食)
ご飯・おでん・ほうれん草と油揚げのおひたし
11月20日(火)
朝、8時35分、もこみち先生から呼び出しコールがある。 綿球交換。 血は
付いていなかった。 10時からシャワーに入る。 鏡を見ると、頬に肌色のテープ
みたいのが付いていたので、手術の時に貼ったのかと思って、思いっきり剥がす。
「Ouch! 」自分の皮膚であった。 ナースステーションに行き、ナースにバンド
エイドを貼ってもらう。 夕方5時より、部長診察があった。同じ病気のチビッ子達も
小児病棟から来て、並んでいた。 私はチビッ子の後だった。 皆、ガーゼ交換で
あまりの痛さに? 女の子は皆、泣いていた。 私も泣きたい心境だった。
私の番が来て、部長の横に もこみち先生が微笑みながら立っていた。部長は
「肩の力を抜いて!」「はい。」と言いながらも、硬直状態。 耳の中を薬で濡らして
そっとそっと一枚ずつガーゼが抜かれたが、全く痛みはなかった。「顔のバンソーコは
どうした? 」「テープと勘違いして剥がしましたら、自分の皮膚でした。」と周りの
先生達が、下を向いて笑っていらした。 一番笑っていたのは、外来の主治医でした。
今日又一人、退院したので私一人になる。 個室だ。今日は、思いっきり寝れる
と思っていたら、大小の耳鳴り音(キーン)で一晩中眠れなかった。
(朝食)
ご飯・麩と若布の味噌汁・大根と若布のサラダ・海苔ふりかけ・バナナ・牛乳
(昼食)
ご飯・豚肉のソテー、ブロッコリー添え・白菜の浅漬け・ひじきの煮物
(夕食)
かやくご飯・鮭と油揚げの吸い物・ほうれん草と白菜のおひたし
2007年 11月19日(月)
朝、8時20分、もこみち先生が「お早うございます。耳の入り口の綿球だけ
交換しましょうか? 」「は~い。」まるで、気分は女子大生。 取り出された綿球は
しっかり血がついていた。 新しい綿球を入れてもらって、ガーゼ無しの耳当て
だけになる。 すかすかして、何か、不安。カバー代わりのガーゼ入れて欲しい…
11時からシャワーに入る。 又、一日暇なので、あっちこっち、うろうろ。。。
5時30分、会社の同僚2人が、ロイスダールのクッキーセットを持って
お見舞いに来てくれた。 昨夜、「私は花粉症だから、花は要らない。 おいしい
ケーキ持って来て~。」とメールを送ったのだ。 ケーキは生ものだから、日持ちが
しないので、少しずつ食べれるクッキーにしたそうだ。 食事の時間だったが
夕食を置いたまま、3人、デイルームへ行き、会社の話で盛り上がる。
2時間も話し続けていて、面会時間終了になり、二人を送りに詰め所の前を
通った時、急に二人が立ち止まり、ある人に視線がーーーもこみち先生だった。
「ええっ、速水もこみちそっくりやな。 Drか? 」「似ているでしょう!私の担当医よ。」
「ええなあ。私も、ここへ通院するわ。」「どこが悪いの?」「咽喉の調子が悪いねん。
今度、外来行くわ。」「あのDrは、未だ、お若いから、外来デビューは未だなの。
今は、手術ばかりなんよ。」「まあ、残念。」もこみち先生が、こちらをちらっと見た。
「逢いたかったら、又、見舞いに来てよ。」「もう、退院やろ。」「エヘッ、多分ね。」
「取り合えず、裏門まで送るから。」後ろ髪惹かれるように帰って行った。
夕食を持って、デイルームへ行く。 レンチンして、100万ドルの夜景? を
見ながら食べる。 暇なのは嫌だけど、たまには骨休みもいいのかも。
(朝食)
ご飯・麩の味噌汁・ブロッコリーとカリフラワーのサラダ・海苔ふりかけ・牛乳
(昼食)
ご飯・焼肉(牛肉、玉葱、人参炒め)コーンとピーマン添え・キャベツ、人参
ハムのマヨネーズ和え・しいたけ、若布の吸い物
(夕食)
ご飯・おでん・ほうれん草と油揚げのおひたし
11月20日(火)
朝、8時35分、もこみち先生から呼び出しコールがある。 綿球交換。 血は
付いていなかった。 10時からシャワーに入る。 鏡を見ると、頬に肌色のテープ
みたいのが付いていたので、手術の時に貼ったのかと思って、思いっきり剥がす。
「Ouch! 」自分の皮膚であった。 ナースステーションに行き、ナースにバンド
エイドを貼ってもらう。 夕方5時より、部長診察があった。同じ病気のチビッ子達も
小児病棟から来て、並んでいた。 私はチビッ子の後だった。 皆、ガーゼ交換で
あまりの痛さに? 女の子は皆、泣いていた。 私も泣きたい心境だった。
私の番が来て、部長の横に もこみち先生が微笑みながら立っていた。部長は
「肩の力を抜いて!」「はい。」と言いながらも、硬直状態。 耳の中を薬で濡らして
そっとそっと一枚ずつガーゼが抜かれたが、全く痛みはなかった。「顔のバンソーコは
どうした? 」「テープと勘違いして剥がしましたら、自分の皮膚でした。」と周りの
先生達が、下を向いて笑っていらした。 一番笑っていたのは、外来の主治医でした。
今日又一人、退院したので私一人になる。 個室だ。今日は、思いっきり寝れる
と思っていたら、大小の耳鳴り音(キーン)で一晩中眠れなかった。
(朝食)
ご飯・麩と若布の味噌汁・大根と若布のサラダ・海苔ふりかけ・バナナ・牛乳
(昼食)
ご飯・豚肉のソテー、ブロッコリー添え・白菜の浅漬け・ひじきの煮物
(夕食)
かやくご飯・鮭と油揚げの吸い物・ほうれん草と白菜のおひたし