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ドラマ「医龍」からみた心臓カテーテル治療の考察

2010年10月22日 | Weblog

10月からのドラマ一回目すべて観ました。その評価はいずれとしてまして、その中で医龍を観て感じたことがありますので独り言。
このドラマは医学的にはあり得ないことたくさん、でもドラマですからただ単に観ておもしろければいいと思います。配役といい
脚本といいおもしろいです。さて二回を終わってなにか循環器内科医と心臓外科医の優位性の争いのような方向性。対立軸を置きドラマを展開するのはドラマシナリオの基本ですが、ややおかしいですね。
そもそも循環器内科と外科はお互い補完し合いながらすなわち十分なコンサルによりお互いが協力し合いながら患者を診ていくものではないでしょうか。
今日虚血性心疾患の治療には心臓カテーテル治療が標準になっています。基本局所麻酔(カテーテル挿入部位のみ)ですみますし、高齢者にも術前の大きな管理も必要がない、局所麻酔であることから施術後すぐに普通の生活ができるよって入院期間が短くてすむ。医龍の中で野口が言うように保険点数が高くかつ患者の回転がきく(いっぱいみれる)・・・儲かる。やる方もやられる方もかなりのメリットがあります。
特に今日画像診断技術のめざましい進歩はこの治療の優位性をあげています。画像解像度が上がりまたマルチスライスCTなど画像の3D化によりよりリアルで術者が確認しながら施術ができるようになったことも大きいと思います。
医龍の中ではアブレーション(不整脈治療)まで同時行っていましたが、心臓電位伝達系についてはまだ完全には解明されていないことからこれからの課題であると思います。
心臓カテーテル治療の医療事故率は1~2パーセントといわれています。トレーニング続けている術者であれば比較的安全といえますが、死亡事故も起きていますしこの治療が増えれば多くの患者さんが助かると同時に医療事故の件数も増えることでしょう。実際心臓カテーテル治療の医療訴訟は大変増えています。
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