光市母子殺害事件・元少年の死刑確定について。- 2012.02.21
中日新聞:名張毒ぶどう酒事件再審認めず “疑わしきは罰する”なのか:社説(CHUNICHI Web)
>名張毒ぶどう酒事件の再審を認めなかった決定には、深い疑問が残る。証拠を並べてなお分からないのなら、推定無罪の原則に従うべきではないか。
奥西勝死刑囚を最初に裁いたのは津地裁だった。
裁判員になって法廷にのぞんだつもりで証拠を見てみると、こんなふうになる。
裁判員の目で見れば
▽ぶどう酒の王冠に付いた歯形は、鑑定では誰のものかはっきり分からない。
▽その王冠自体、事件当時のものとは違うらしい。
▽農薬を混入する機会は、奥西死刑囚以外の人にもあった。
▽「自白」はある。動機は妻と愛人の三角関係を清算するためという(その後、全面否認)。
▽自白にあった、農薬を入れてきた竹筒は見つかっていない。
証拠をこうしてずらりと並べてみると、裁判員はその中身の乏しさ、あいまいさに、もちろん気づくだろう。
いくら、捜査段階の詳細な「自白」があろうとも、有罪にはできまい。
合理性をもって、彼以外に真犯人はありえないとは言えない。ましてや、死刑事件でもある。一審の津地裁は、当然ながら無罪判決を下した。
昨日のニュースで酷いなぁと思いましたが、本当に酷いですねえ。
奥西さんは拘置所でもう42年も拘束されているわけですが、42年って・・・て思いますよね。
しかし、国側が42年も死刑も出来ずに拘束しているというのは、これが冤罪であるという事を証明してるようなものだと思うのですがね。
冤罪かもしれず良心がとがめるので、殺すに殺せない・・・といったところでしょう。
86歳なので、勝手に死んでくれるのを待っているんでしょうね。
国に殺されるって、本当に恐ろしい事だと思います。
弁護団は特別抗告をするという事なので、まだあきらめてほしくないですね。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2012年5月25日(金)