たけぞうのしっぽ

あまえんぼうゴールデンたけちゃんとおかあさんの日々…それから

ひがしやま

2009-12-22 | たけぞう
たけぞうの大好きなネコばあちゃん(母の妹)がやってきて

(あっ…ちなみに母の妹でネコを飼っているから「ネコばあちゃん」と呼ばれ

けしておばあちゃんではありません。)

大月町の龍ヶ迫(たつがさこ)の「ひがしやま」(干し芋)を持ってきた。

大月町の龍ヶ迫のひがしやまはここ数年ですっかり全国にも知れ渡った様子。

これは知り合いのおばちゃんが作った物。

何て言ったかなぁ?金時芋じゃない、にんじん芋とかいうお芋の

皮を剥き、5~6時間煮詰め、数週間天日干しして出来上がる。

寒いこの時期の海からの北風で更に糖度が増すらしい。



できたて!

べちゃべちゃだが甘くて柔らかくて美味しい!



もちろんおいらくんも

「お一つ、お呼ばれしますでし♪」




この「ひがしやま」・・・と言えば

(※あっ。文中のたけぞうはまったく関係ありませんm(__)m)

先日のことだ。

ユニクロのプレミアムダウンを「これよいよ薄ぅてええで!」と勧めたら

すっかり気に入ってしまったネコばあちゃん(母の妹)は何枚も高いダウンを

持っているくせに「またユニクロに行こう」と言うのでババちゃんとお供した。



この二人、とても仲の良い姉妹でほんとうに仲が良くて

叔母の二人の息子はそれぞれ高松と大阪で遠く離れて生活しているものだから

常日頃から何かにつけては母の所へやってくる。

母方の孫では一番初めに生まれたワタシは、

叔母には小さな時からとても可愛がってもらい

大人になった今でも殆ど着ても履いてもいない、それもかなり高価な服や靴を

「私が着るよりええろ。」と時々ワタシにくれるのだ。



さて漫才コンビのようなババァ二人の話だ。

行きの車の中ですでにベチャベチャのひがしやまを食べながらの道中であった。

存分に買い物を済ませ、その帰りの車でも運転手の叔母と助手席の母、

どうやら後ろから見るに、ガサゴソとまたしてもひがしやまを食べているようだ。



三人の共通の知り合いのおばちゃんの話題になり

「君枝ちゃんは顔が小さくてスマートそうに見えるでね。」とワタシが言うと

「いや!結構そうでもないで。この前セーターを編んであげたら

身幅に取られて着丈が・・・」と母が話し始めた。



その時叔母が「まあ~ひがしやま、ベチャベチャやいか!」と文句を言った。

母はつられてしまい「身幅に取られて着丈がベチャベチャでね。」

と平然と言うではないか?!

後ろの席から速攻突っ込みを入れたワタシに

叔母はドツボにはまってしまったらしく

ヒャ~ヒャ~と大笑いをしはじめ、ついには息もたえだえに涙を流す始末。

どうでもかまんけん、前だけ見て運転してや!!…と懇願するワタシ。

しかし叔母の笑いは収まる気配を見せず、たたみかけて

おばちゃん、運転中に巻き寿司をノドに詰まらして死んだ人もおるがやけん!

べちゃべちゃのひがしやまがノドに詰まったらどうするがぁ?

と言ったので益々笑いは止まらず…

左手にはベチャベチャのひがしやまを持ち、右手でメガネを外して涙を拭き

なおかつ中村宿毛道路を高速で運転するという・・・( ̄∀ ̄;)

恐ろしくも笑しい出来事があったという

ま、それだけの話しですがね。

(※正しくは「着丈がピチピチ」と言いたかったらしい・・・それもどうかな。)


以上です。失敬。

これより仕事に出かけます!






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