紫苑の部屋      

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恒例の6月コクーン歌舞伎-盟三五大切

2011-07-04 21:04:12 | 観劇
ブログ更新も久しぶりです。
3月のいろいろなキャンセル以降、休止してました。
国立の仁左衛門だけは悔しかった!!
5月から観劇再開しました。
文楽襲名公演、
明治座の亀治郎&染五郎、よかったですね。
そして、なんと吉田都さんのバレエ公演、観に行きました!!
珍しかったこともありましたが、都さんの完璧なバレエの芸術性にただただ感嘆しました。

さて6月は恒例のコクーン歌舞伎、鶴屋南北『盟三五大切』でした。
今年は橋之助の奮闘振り、目立ちました、よかったと思います。
でも、ご子息、源五兵衛の郎党、あれではいただけない。
この演目、源五兵衛の演じ方がメインであることは間違いないのですが。
吉左衛門のすさまじい悪党ぶり、
こちらの思い入れはたっぷりでも、仁左衛門の源五兵衛はクールな殺し屋が魅力でした。
橋之助の源五兵衛、というか串田和美のは源五兵衛に思い入れが強すぎる。
忠臣蔵の不破数右衛門は実はこんな殺人鬼、というところが南北らしいところで、
悪それ自身の美学、殺しの美学、がいいのです。
ところでチェロはよかったですね、生演奏、ホントによかった。
源五兵衛の葬送曲、ですか、
でもやっぱり、源五兵衛は悪の美学なんだなあ‥‥


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