あれから７年。

私は近鉄バファローズを見に行くようになったのは大阪ドームになってからの話で、ファンであった年月ときたらたったの７年でした。
選手の顔も名前もろくに知らないけど何となく、最初はそれこそ応援がなんか面白いから、職場にドームが近かったから、そんなたいした理由もなく通い始めてから７年。
前半戦には一度も行かずに「何やってたん」と常連仲間に叱られたりしたこともあるくらいユルいファンだった私だけど、連続最下位やそこから一転優勝や、そんな色んな場面を見ながらどんどんファンになって行きました。
「よし今年はドームの全カード、１試合は必ず見に行くようにしよう」と何を思ったか開幕の時に決心したのが2004年。

皮肉にも、その年が大阪近鉄バファローズの最後の年でした。



今年、オリックス球団が「復刻」と称してかつての近鉄のユニフォームを着用していた時もなんだかコスプレされてるようにしか見えませんでした。

近鉄からイーグルスに入団した選手はいつのまにかもう岩隈（オリックスに一旦所属したことになってますが事実上近鉄→楽天です）、高須、有銘、牧田、山村　これだけになってしまいました。


私がファンでいた年月と同じだけの時間があれから過ぎてしまったのか。
そう思うととても不思議な気持ちになります。


でもやっぱり、
自分の綴ったこのドキュメントを読み返すと今でも涙が止まらなくなります。


９・２４ドキュメント　1　2　3



忘れようとしたことなんか一度もないけど、
多分死ぬまでこの痛みは生々しく思い出すことが出来るのだろう。
でも、その気持ちを持っていられることが少し嬉しくもあります。

そんな秋の一日でした。