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癒さぬ傷口が 栄光への入口

2023年7月期ドラマ ざっくりまとめ

2023-09-26 | テレビ。

さて、チェックしていた「夏ドラマ」が終了しました。
今期は「2023年で面白かったドラマ(私選出)」上位に入りそうなドラマが2本もあったんで別エントリも書きたいんだけど先にこっち出しておこう。言うてる間に秋ドラマの話になってしまう。
というわけで、7月期始まった時期にチェック入れてた作品を中心にざっとまとめておきます。


≪凡例≫
◎面白かった!大好き!
○完走しました。面白かったです。
△完走はしたけど特に印象ない
▲離脱or文句言いたい
×全く見てない
〔保〕まだ最後まで見てないけど録画してあるor機会があったら見たい



[月]

×真夏のシンデレラ フジ21:00
脚本:市東さやか/演出:田中亮
出演:森七菜 間宮祥太朗 神尾楓珠 吉川愛 萩原利久 白濱亜嵐 仁村紗和

まあ最初から見る気無かったのにここに並べておくのも酷かと思うのですが本当に1分たりとも見なかったです(笑)
せっかく今をときめく?俳優陣なんだけどやっぱこのメンバーならヤンキーものでいいんじゃないだろうかって気もするよ(見てないからって言いたい放題言うな)


○転職の魔王様 フジ(関テレ)22:00
原作:額賀澪
脚本:泉澤陽子・小峯裕之/演出:堀江貴大他
出演:成田凌 小芝風花


カンテレ公式

最終回の2話前になんとなく終わった気分になってて、めちゃくちゃ大事なとこ1話見逃したw
当初予想していた5倍くらい面白かった、と最初の1,2話くらい見たところで書いたと思うのですがそのクオリティのまま最後まで下がることなく楽しませて頂きました。

「あなたの人生、このままでいいんですか」
と一見冷たく言い放つ来栖(成田凌)のキメゼリフ。一話完結のこういったドラマにはよくあることですが「キメゼリフ」やお約束の展開みたいなものがちゃんと存在していて、それが最終回に向けて変化していく感じがシリーズもの一話完結ドラマの醍醐味のひとつだと思います。
パワハラに疲れ切って体調を崩して退職せざるを得なくなり、心も委縮しきっていた未谷が来栖の魔王っぷりに初遭遇して無理やり自分自身と向き合って泣きながら転職の面接を断った第一話。
そこからシェパードキャリアに就職して、来栖と組むことによって徐々に本来未谷が持っていた前向きさや明るさ、懸命さを取り戻していく序盤。
こうやって救われた未谷が最終回で、手招く”夢の続き”と現在との間で珍しく揺れる来栖を救う。
そして「あなたの人生、このままでいいんですか」とクライアントに問いかけ続けた来栖が、かつてのクライアントが送り出した就職先で再び迷った時にその様子をきちんと見つめて、
「あなたの人生、このままでもいいんじゃないですか」と背中を押す。

色んな出来事やエピソードが裏表に効くようになっていて、それは物語を作る上での基本を踏襲しているようにも思えるけど、いかに奇をてらって目を引くストーリーや設定を投入するかに腐心しているように見えるドラマの中で「きちんと基本を踏襲して丁寧に作った作品は地味でもちゃんと心に残る」と思わされた作品でした。

成田凌の「魔王様」来栖、ニコリともしないクライアントにも辛辣なことしか言わない感情無さそうなキャリアアドバイザーなんだけど甘いもの好きで甘いものを賄賂にしたら動いてくれるとかそういうめちゃくちゃベタなギャップ萌えみたいなのが絶妙でちょろくひっかかってしまったぜ。
で、これは終盤に恋愛展開くるつもりですよね…?別にいらんのだが…?と思いながら見てたんだけどストーリーの軸足はあくまでも「転職」という人の人生にかかわる節目に携わる仕事を描くことというのがブレていなくて、ちょっとした恋愛展開も味付け程度だったので個人的にはとても良かったです。
未谷と来栖、二人並んで歩いたら「未来」になるんですね。このやろ。



[火]

〔保〕シッコウ!!~犬と私と執行官~ テレ朝 21:00
原案:小川潤平「執行官物語」
脚本:大森美香/演出:田村直己他
出演:伊藤沙莉 中島健人 織田裕二

1話を見損ねたあたりでタイミングを逃して結局見ずじまいですが興味はあるのでいつかは見たいと思っており………。



▲→○18/40~ふたりなら夢も恋も~ TBS 22:00
脚本:龍居由佳里・木村涼子/演出:福田亮介他 出演:福原遥 深田恭子/鈴鹿央士 上杉柊平 安田顕

離脱するかもと思って見てたら意外とはまってしまったww

TBS公式

高校の卒業式に妊娠がわかった有栖(18)と、仕事に夢中で結婚を考えることが後回しになっていたけど”したくないわけじゃないし子どもは欲しい”、なのに実は婦人科の持病が発覚して妊娠しづらいと告げられた瞳子(40)。
アートの世界に生きる瞳子とその世界を目指す有栖が偶然出会い、そこから2人の同居生活が始まる。
序盤、有栖が悪かったり失礼だったりしそうな感じの子じゃないのに瞳子をおばさん呼ばわりしたりしてなかなかしんどいかもと思って見始めたんだけど、二人がうちとけて互いに頼ったり助けたりし始めてからはすごく見やすくなった。
そしてこれは色んな「親子」の話でもあるんだなと思った。
有栖と亡き母、男手ひとつで有栖を慈しんで育てた父。
瞳子に口やかましく結婚や出産を薦めていた母。
息子を自分の思う通りに動く人形のように扱う祐馬の父。
”海”の父親である康介。
康介を過保護に守ろうとする両親、大事なところでその言いなりになる康介。

それとは別に、自分は産婦人科の医師で多くの出産を助けてきたのに自分は不妊治療が実らず母親になることを諦めた薫。
10歳近く年上の瞳子をひたすら誠実に、ひかえめに愛する加瀬。
自分のではない子である海もひっくるめて有栖が好きだと言い切れる祐馬。
康介に想いを寄せるあまり、有栖の出産をすべて報告してしまう世奈。
「みんなが恋愛するわけじゃない」と告白するアロマンティックの留依。
色んな人間関係の中で様々な価値観が差し込まれていて令和っぽいドラマだなとは思った。

多少は困難も挫折も他人の悪意も描かれてはいたけど最小限で、こんなにうまく事が運ぶならきっとどんな人生を選んでも自分らしく生きられるんだろうな…なんてちょっと僻みっぽいことを考えたりもする。
有栖が妊娠を告げた時には『結婚する?』と口走った康介。彼の本音は多分そこにあって、自分もまだ学生なのに高校を卒業したばかりで大学進学も決まっている彼女が妊娠したからといって「マズイ、どうしよう」みたいな様子はなかった。康介は本当は有栖とお腹の子と家族になりたかったのだろうと思う。
ただ、康介は自分の母が示した道を選んでしまった。母は有栖に手切れ金や治療費を払うかわりに堕胎を薦め康介と別れることを強要したが、きっとそれを察しながらも康介は親の言いつけ通り有栖に二度と会うこともなく海外の学校へ留学してしまったのだ。
この一瞬の選択のせいで、康介は自分の子と家族になるチャンスをすべて手放してしまった。謝っても謝っても、その時有栖が味わった絶望は取り返すことはできない。
取返しのつかない一瞬の選択が、このおとぎ話のようにうまくいくストーリーの中で唯一の悲劇となった。このスパイスがただのみんなうまくいくおとぎ話のような話だけで終わらせずに済んだんだと思う。

関係ないけど加瀬さんは元ライオンズで新人王も獲った元若手エースだった設定、普通こういうのって架空の球団が使われるんだけどなんで実在のライオンズだったんだろう。ちなみに在籍時期を計算するとその時期の背番号16は菊池雄星投手なんですけど…菊池雄星の存在が消された世界かここは…。




[水]

△→▲ばらかもん フジ 22:00
原作:ヨシノサツキ
脚本:阿相クミコ・金沢達也/演出:河野圭太他
出演:杉野遥亮 宮崎莉里沙

結局序盤にちょっとだけ見たけど次も見たい気分にもならなかったのでそのまま離脱しました。



▲こっち向いてよ向井くん TBS 22:00
原作:ねむようこ
脚本:渡邉真子/演出:草野翔吾他
出演:赤楚衛二 生田絵梨花 岡山天音 藤原さくら 波瑠

途中の何話かは見て、あーこれそれなりに落ち着いて1話から見てたら意外とはまったかもなと思ったけど録画して見る気にもならなかったのでそのまま戻らなかったです。今期は水曜はのんびり野球見てました…。


[木]

◎ハヤブサ消防団 テレ朝 21:00
原作:池井戸潤
脚本:香坂隆史/演出:常廣丈太他 出演:中村倫也 川口春奈 山本耕史 生瀬勝久

マジでめちゃめちゃ面白かったので別エントリにします!!!!!



▲この素晴らしき世界 フジ 22:00
脚本:烏丸マル太/演出:平野眞
出演:若村麻由美 木村佳乃 沢村一樹

実はたまにちらちら見たりはしてたんだけど、ストーリーに感情移入できるほどは見てないので離脱扱いにします。
何故か最終回後の特別編みたいなのだけ見てしまった。



[金]

◎→○トリリオンゲーム  TBS21:00金曜ドラマ
原作:稲垣理一郎/作画:池上遼一
脚本:羽原大介/演出:村尾嘉昭他
出演:目黒蓮 佐野勇斗 今田美桜 吉川晃司


TBS公式
面白かったし痛快だったんだけど◎ほどかなぁ…?みたいな感じ。
まあそもそも◎は吉川忖度の評価で甘めだったので、作品としてはずっと〇かなという。
ストーリーとしては特別気持ち入れ込むようなことは無かったんですが、各キャラクターの描き方とテンポの良さは気持ちよかったです。(なので特にめちゃくちゃ語ることはない…)
目黒くんのハルも、序盤は若干ぎこちないというかちょっとキャラにはまりきってない印象があったんだけどどんどん馴染んでいって良かった。
第一話からちらちら「ハルがいない”現在”を見せていて、進行しているストーリーの先にハルが不在になる未来がくることを予感させていたので、この手の話なら必ず最終回に『ハルが帰ってきて大団円』になることは予想できます。それだけに『ハルが帰ってくる』というくだりがものすごくあっさりしていたのがちょっとだけ残念だったかな。せっかくだしもっとド派手に帰ってきても良かったのに(笑)。
吉川さんもめちゃくちゃ楽しそうに演じてたのも良かったし、何より今田美桜ちゃんがめちゃくちゃ可愛かった!!多分これまで見た今田美桜ちゃんの中で一番好き!!!

というわけで、しんどい展開は長くは続かずバンバン話が進んで痛快に解決していくのでストレスもなく週末の夜に楽しめました。面白かったです!


◎→〔保〕警部補ダイマジン  テレ朝 金曜ナイトドラマ
原作:リチャード・ウー/画:コウノコウジ
脚本:徳永友一/演出:三池崇史・倉橋龍介
出演:生田斗真 土屋太鳳 向井理

くうっ!実は最後の3話くらい見れてないんですわ!!録画はしているので追っかけられたらここにこっそり追記するかもしれない(ししないかもしれない)


〔保〕ブラックポストマン テレ東 20:00※8/18スタート
脚本:寺田敏雄他
演出:権野元 鈴木浩介 本橋圭太 柿原利幸
出演:田中圭 志田未来

完全に1、2話あたりでしくじって見るタイミングを失ってしまったんだけどBSテレ東あたりでやってくれたら見ます(多分)。


[土]

▲→×最高の教師 1年後、私は生徒に■された 日テレ 22:00
脚本:ツバキマサタカ
演出:鈴木勇馬 二宮崇
出演:松岡茉優 芦田愛菜 荒川良々 松下洸平

やはり松下洸平がいいポジションで引っ張ってたらしいんですが最後まで見る気になれずでした…。
最後は感動だったみたいですね。タイトルにある■が伏字になっている仕掛けが今風というか面白いと思いました。


△ ノッキンオン・ロックドドア テレ朝23:00 オシドラサタデー
原作:青崎有吾
脚本:浜田秀哉
監督:堤幸彦 他
出演:松村北斗 西畑大吾 渡部篤郎

面白くなかったわけでは決してないんだけど、入れ込むほどじゃなかったって感じ。
たった30分なのになんか集中して見れないというか、見てても全然頭に入らんかった。 ここでちょこっと何か語りたくなる感想もそれほど無いなぁ…。役者も設定とかも色々好みなんだけど。


[日]

◎ VIVANT TBS日曜劇場
原作・演出:福澤克維 脚本:八津弘幸他
演出:宮崎陽平 加藤亜季子
出演:堺雅人 阿部寛 二階堂ふみ/松坂桃李 二宮和也 役所広司

気付いたら流行語大賞に名乗りを上げる勢いで話題作になってましたね。
大ヒットドラマが出た時に、他局でもどこでもバラエティなどで「全員が見ているてい」でネタにしたりするの、私自身はあんまり好きじゃないんですがもう他力本願でもなんでもウケたらいいって必死ですね、テレビ…。

しかし作品は本当に本当にめちゃくちゃ面白かったのでなんとか別エントリに書きたいと思います。
が、終わって今更考察でもないし、そもそもドラマ考察とかしたい方の視聴者ではないのでそういう方向のことはそんなに書かないと思うよ(まだ書いてないです)


〇 CODE-願いの代償- 日テレ22:30
原作:台湾ドラマ「浮士德遊戲」「浮士德遊戲2」 脚本:酒井雅秋 山田能龍
演出:森淳一 木村ひさし 吉川祐太
出演:坂口健太郎 染谷将太 松下奈緒 堀田真由 玉山鉄二

日テレ公式
予想してたより面白かった!!
色々つっこみどころ多すぎたので◎ではなく○にしたんですが、ここにざっと全体の感想をまとめようと思ったら意外と書くことが多くて長くなりそうだったので独立エントリにしました。


というわけで。
◎は2本だったんですが、ちょっとびっくりするくらい面白かったので、もしかしたら今回〇つけてる作品が別の期だったら◎つけてたやつあるかもですね。絶対評価してるつもりなんだけど同じ期に見てると無意識にでも比較してしまうところはあるかも。
めちゃくちゃ面白かった2本については書き始めたら結局書くことあんまり無くなってしまう可能性もあるけど、自分が面白かったと思った記録を残すために何か書きますわ。

冬ドラマの情報もだいぶ出そろって来てるし野球のシーズンも終わるので、面白い作品がたっぷり見られたらいいなと思います。

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