day by day

癒さぬ傷口が 栄光への入口

ゾンビでごめんね

2022-06-13 | モウギュウ。
18年目の6月13日がきました。

今年から成人とされる年齢が18歳になりましたね。
あの日生まれた子供が"成人"になるくらいの年月が経ったんですね。

最近知り合った(というか互いに野球ファンだと最近知った)、当時のことを知っている某パ・リーグ球団のファン(ガチめ)の方とゆっくり話す機会がありました。
ただその人は私たちがいまだに"オリックス"や"京セラドームのライトスタンド"に拒絶反応を示すことに対して「うん?なんで?」みたいな反応だったんですよね。

そうか。

もう18年も昔のことで、むしろ今の選手には全く関係ないことでいつまでも蟠っていることが不思議だと思われるんだな。



近鉄バファローズを食い散らかしてちゃっかり名札だけ奪いとったチームは、昨年ついにリーグ優勝しました。
『がんばろう神戸』の頃の優勝から25年ぶり、と耳にする度に、やはりこのチームは阪急ブレーブスからブルーウェーブという流れの末にあるチームなのだと再確認させられたものです。
近鉄バファローズの歴史は、あの2004年9月27日にエンドマークがついたのだと、自分では最初からそう思っていたけど。もしかしたらあれから一番強くそのことを確認出来たかもしれません。
この機会にもう"バファローズ"の名前を2004年で終焉を迎えた大阪近鉄バファローズに返してくれたらいいのに。

でもあの球団はもう名前も本拠地も"近鉄の"過去のよかったところの思い出も、初めから自分のものだったみたいにこれからもやっていくんでしょうね。

もう今では2005年以降に新しくファンになった人の方が多くなったのかもしれない。
2004年にあんなことがあって生まれたチームだってことを知らない、知ってはいてもあの異常な感覚を実感できなかったり忘れてしまった人も大半なのかもしれない。
おかしなことを言ってる気もするけど、もう今となってはあの頃、2004年6月12日以前に戻って"大阪近鉄バファローズ"がずっと存続する世界線を生き直したいかというとそうは思わない。楽天イーグルスが生まれて、たくさんの喜怒哀楽とたくさんの歓喜を受け取ってきたことを無かったことにはしたくない。あと、混同してもらいたくはないんだけど、オリックスの選手にはもちろん蟠りなんかはないです。諸々関係なく個人的に苦手な選手はいるけど。

でも、やっぱり2004年、"たかが野球"を楽しみたいだけだった私(たち)に毎日つらくて泣きながら野球を見なければならないような思いをさせた出来事のことは許すことは出来ないし、その当事者のことも許すことは出来ないなと思います。

オリックスは現在もあの時歪な形で生き残ったチームを持っているからチームにまで蟠りを持っているけど、もちろん"近鉄"にだってちゃんと(?)蟠りを持って生きてます(関西に生きてる以上ある程度はしゃあないから利用してるけど)。

今はもう普段はイーグルスのことばっか言ってるミーハー野球ファンに擬態していますが、6月13日と9月24日くらいは、ゾンビのようになってもそのことを吐き出していく妖怪になっても許して下さい。



負けて凹めるしあわせ(2021年の6月13日)
20190613

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