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癒さぬ傷口が 栄光への入口

『ジョーカー 許されざる捜査官』 第1話

2010-07-14 | テレビ。
4月期ドラマの総括と7月期ドラマのまとめをやろうと思ってたのに書けないうちに7月ドラマ始まってしまってまふorz
今更ですが、そのへんも極力近いうちにやりたいです。
とりあえず見たものからいっておきましょう。


JOKER ジョーカー許されざる捜査官

(σ゜∀゜)σ堺雅人主役

ということでとりあえず見ます。それは自然の摂理なので止められません。(意味不明)
それにしても、事前のあらすじを見た時からうすうす感じていたんですが

なんだろう、この金曜ナイトドラマ臭は…。

いやいいんですよ、金曜ナイトドラマはわりと好きだし。
今期のナイトドラマもオダジョー×三木聡だから見るし。
しかし実際見て思いました。
「金曜ナイトドラマで見たなら何の文句もないな…」

というか実際特に不満は無かったんですが、こうぐっと惹きつけられるとかこれはイイ!とか逆にこりゃダメだとかもうひとつそういう振幅の感じられないものでした。

これは堺雅人ありきのアテ書きなのかなあ。
「笑顔だけで喜怒哀楽を表現できる」と言われる堺雅人を生かせる設定を考えていてここに行き着いたんだろうなという感じがします。ただ出だしとしてはそこをもうひとつ生かしきれていないのかもという気も。
現代版仕事人みたいな話ですが、表の顔が刑事だというのはどうなんだろう。
中村主水や渡辺小五郎は同心なので同じようなものなんですが、現代劇でこの設定でやると逆に幅が狭まるというか窮屈になるんじゃないかしら。
ただ、警察官であるがゆえに不正が見えてしまったり、標的が犯罪者でありながら裁けないジレンマが強くなるということがあるだろうから(そこを強調するために「刑事」である必要があったのだろうと思うし)一長一短でもあるのか。

必殺と決定的に違うのは、あくまでも伊達の行う「処刑」は伊達個人の憤りが基になっているということ。
仕事人は殺し屋であり、(実際は彼らの怒り、憤りがあってのことだけど)頼み人から仕事料を受け取って初めて実行される処刑なんですよね。
やってることは同じなんだけど。
私怨ではないけど伊達は標的に対して刑事であり検事であり裁判官であり死刑執行人であることになる。それはとても危ういこと。
ただ伊達には幼い頃目の前で両親を殺され、その犯人を刺殺したという過去がある(らしい)。その体験が彼の中で深く暗く沈殿して彼の闇を生み出している。そこんところが今後、彼の行う「裁き」にどう作用してくるのかをどんな風に描いてくれるのか。それがこのドラマが単なる「現代版必殺の亜流」のままになるのか、もっと何かを訴えかけるようなものになるのかを分けることになると思う。
現代版必殺亜流って言うけど私はそういうのは好きなのでやるなら思い切ってやって欲しいんだけど中途半端がいちばんいただけません。

こういうのって、ドラマ上とはいえ「こいつを裁けないなら殺してしまえ」というくらいの凶悪犯人でないとやっぱりマズイのでそこへ到る過程でものすごいストレスを蒙る話になるんだよね。そういう意味で耐えられるかなぁ。
「怨み屋本舗」の2もその度合いが強くなって耐えられなくなったもん…。最後のカタルシスがあるのはわかってても、それでは間尺にあわないくらい気分悪い話とか多かったし。

しかし今回の犯人を殺してはいなかったよね、伊達。これ、次回にもネタを引っ張るんだろうか、それともそのまま放置で1話完結?
「被害者と同じような怖い思いをさせる」のはいいけど、生きてたら告発や仕返しされるぜ…。
これまでの必殺亜流なら標的を「コロス」んじゃなければ処刑人たちは(こっちにはバレバレだとしても)一応標的には身分がバレないように振舞っているもんだと思うんだけどもともと刑事と容疑者として対峙してるから名前身分ばっちりバレてるのになあ。


つーか普通に現代版必殺亜流だと思っていたので、久遠(錦戸亮)や杏(宮城)はその「仲間」だと思ったら少なくともまだそうじゃないんですね(笑)。
伊達はひとりで、自分だけの判断で「裁き」を行っているわけだ。
久遠はなんかのきっかけで「仲間」になりやすそうだけど宮城は仲間ポジションじゃないなあれは…。
部長(鹿賀丈史)とかマスター(大杉漣)はどっちか元締的なポジションかと思ったんだけど…そのへんはまだこれから?
宮城の兄の、伊達の元相棒が死んだ件というのもクサイ。これは今後描かれるだろうから楽しみ。つかその兄を誰が演じるのかも楽しみ。


うお永島くんが偉そうな刑事役をやってござる!!
(永島くん=平山浩行、こないだまで「臨場2」で見てたからちょっと可笑しかった)
そしてしれっと士が出ておる!!
(士=井上正大、言わずと知れたおのれディケイド)
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