サイドキック日記

酒場での愉しさは酒場までの道の愉しさに及ばず。
永美太郎の記録。

身体の事

2019-10-16 16:24:10 | essay
季節の変わり目になると決まって体調を崩す。
20代中盤の頃に身体を壊してから、そういう後遺症の様なものが残った。
眠れなくなり、一日中頭がぼんやりして何も手につかなくなってしまう。

そんな生活も、もう10年位続けたので近頃は慣れたはずだった。
ただ大きな台風が2つ関東を直撃し、その間に風邪を引いたりと何だかんだで一月位不調が続いて少し参ってしまった。
気力が目減りして、押し寄せる抑鬱の波に亀のように丸くなって耐える、という日々だった。

そんな風に生きていたら、気が付いたら時間が過ぎている。
あ、という間に1週間が経っている。
これは本格的にダメだと思い、不調の間出来ていなかったジョギングを再開し、禁煙をした。
そして禁酒もしよう、最近冷えるのでちゃんと風呂にもつかろう、SNSをだらだら見るのも控えよう。
改善。生活の改善。

そして、またエッセイを習慣的に書いていこうと思った。
ツイッターなんかに感情を細切れにして流してしまうよりは、こうやって少しでもいいので自分が思ってることを立ち止まって考えて文に残す方が性に合っている。
机に向かうだけの仕事なので、本当に何も起こりはしないけれど。
日々のさざ波がおこす光の反射の様な、ささやかな感情のグラデーションを形にしていければと思う。

何かを残してそれを続けていくこと位しか出来ない。
何か大きなことをやろうとか、出来ないとか、そんなことを思って無為に時間をやり過ごす歳でもないだろう。
身体を、頭を、生活を、そういう風にチューニングしていきたい。

5時の時報が聞こえる。
窓の外の秋の空はもう薄暗く、足元が少し冷える。
走りに出よう。
頭を空っぽにして汗をかけば、きっと仕事も進むだろう。

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