サイドキック日記

酒場での愉しさは酒場までの道の愉しさに及ばず。
永美太郎の記録。

偉丈夫

2014-08-07 00:20:10 | MUSIC
最近聞いている音楽の中に新しい発見というか心意気を買いたいと思ったものがありまして。日本のHIPHOPです。

GAGLE / 舌炎上 feat. KGE


PEACE TO DA HARDCORE / MEGA-G + T.TANAKA feat. 仙人掌, KGE THE SHADOWMEN and DJ TY-KOH


少し前から草食系とか言われたりするし、メディア上で元気なのは女の子の方が多い気がする、特に若いのは。血気盛んなのはアイドルの子とかで、男はそういうのを含む産業構造にスポイルされ続けてるイメージ。そこにきてHIPHOPにはまだ益荒男的な価値観が残っている。

マチズモを称揚しようなんて気はさらさらないが、男臭い前時代的な価値観をここまで直球で表現できることにロマンを覚える。言語感覚に腕力があって、問答無用の納得のさせ方を強いてくる辺りかなりやり手だと思う。金や力を誇示するのではなく心意気を誇るところが今の時代にカウンター的に効くのかな、とか。とにかくKGE THE SHADOWMENのリリックはハーコーであることに間違いはない。若手のPOPなバイリンガルラッパーは正直あんまりどうでもいい。HIPHOPの魅力はローカルな野趣なのだから。

暑い日が続きますが、夏バテなんてハーコーな曲聞いてぶっ飛ばしていきたいものですね。