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ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

支笏湖って・・・。

2018-10-17 15:46:25 | Weblog


厚真から安平を通って千歳、支笏湖をビューンと抜けて大滝村へ。

支笏湖って・・・何もない。

そんな印象を再確認。

すごーくスピードの速い道。みんなガンガン走っていく。

西へ向かって、右手に支笏湖。林に囲まれた支笏湖。樽前山がちらほらと見える。支笏湖もちらほらと見える。

どこか停められる場所がないかなぁ・・・と、みんな思って運転しているはずだ。

そして、道は支笏湖から逸れ、支笏湖は終わる。

・・・。

いつもそう。支笏湖は・・・いつもそう。ははは。支笏湖。笑える。

かつてのラストピース。

2018-10-17 15:07:14 | Weblog


喜茂別町。雪月花廊。ライダーハウス。キャンプ場。

さっき調べたら、2012年の10月27日以来の雪月花廊。

2012年の旅の最後の最後に泊まった場所。3泊した。

二時過ぎに着いた。が、雪月花廊はもぬけの殻。だーれもいない。

近くにいたおじさんに聞いたら、「車がないから買い物だろ?」と言っていた。

だから待っている。カカの帰りを。雪月花廊の前で。

えぐられた山。

2018-10-17 11:32:21 | Weblog


厚真の街にいる。

道は開通していた。

崩れた山と崩れなかった山。

潰された家と潰されなかった家。

自然の脅威の前で、その明暗を分けるものはなんだ?

そんなことを思いながら走った。

街はいたって普通に動いている。

昼時のコンビニは大賑わいだ。

グッドモーニング二風谷の朝陽と十月の強者。

2018-10-17 08:52:59 | Weblog


きたさんの声で目が覚める。いつものことだ。

きたさんが僕を起こす声ではなく、きたさんが誰かと喋っている声。それでいつも起こされる。

きたさんはスーパー早寝なので、早起き具合も半端ではない。

昨日の夜、貸し切りのキャンプ場に二台のサイドカーが入って来た。そしてテントを張っていた。と思っていた。

夜中にブログを書き終わり、テントの外に出てタバコを吸った。相当冷え込みの強い夜である。

サイドカーの二人は寝ているような寝ていないような。いや、寝ていると思うんだけど・・・といった感じだったように思う。

朝、テントから出た。声がしていたはずなんだけど・・・きたさんは見当たらない。

椅子に座って、朝陽を浴びる。

と、サイドカー組のサイトで話しているのはきたさんではないか。完全に知らない人かと思った。

見ると、やっぱり、おかしいと、思ったんだよ。

サイドカー組はテントを張っていなかった。

どういう意味か?

彼らは気温1度まで下がる夜に、テントを張らず、タープを一枚。その下で、寝袋に入って寝たようだ。そういうスタイルのキャンプのようだ。軍隊スタイル。屋根はあるが壁はない。つまり、外。そういう趣味。

なんだ?なんなんだ?

これが十月の北海道。ディープな旅人。

グッドモーニング二風谷の朝陽と十月の強者。

十月の強者の若者は、僕のことを知っていた。
厚岸のライダーハウスで、僕の写真を見たらしい。
僕が今日向かう喜茂別のライダーハウスにも行くという。

北海道の魚屋さん情報をたくさん交換した。魚屋さん情報を持っている旅人などあまりいない。初めてかもしれない。

なかなか楽しい情報交換が出来た。

尼崎仕込みの。

2018-10-17 00:44:10 | Weblog


スタンプラリー達成の怖褒美は、特製缶バッジ。

これがなかなかイケてない。

なんだこの余白は!
なんだこの文字は!
なんだこのフォントは!

といった感じなのだが・・・なんでなんだ?
楽しみにしていたのに。

平取のステッカーももらえた。
こっちはカッコよかったので、きたさんの分も貰った。


夜、歯磨きをしながら僕は言った。

「スタンプラリー楽しかったね!」

きたさんは答えた。

「うん・・・やってないやないか!」

本場のノリツッコミ、頂きました。はははは。


きたさんの行方。

2018-10-17 00:38:51 | Weblog


二時間も、二風谷のおじさまとのんびり話が出来たのは、きたさんがその場に不在だったからである。

きたさんは何をやっていたか?
もちろん、ゴールデンカムイのスタンプラリーである。僕の分もね。

きたさんがコンプリートして来てくれた。

スタンプを押す時に、「家内が車で待ってるんですわ」と言い回って二枚分集めて来たらしい。

よかったなぁ。スタンプラリーがあって。


グッドイブニング二風谷の夜空。

2018-10-16 23:41:10 | Weblog


二風谷のおじさまに会えて良かった。

二時間くらい、チセにいたかな。

たくさん話せた。

高野さんはいつも優しい。そして強い。

書きたいことは山ほどあるが、書ききれない。

教わったことが山ほどもあるが、伝えきれない。

高野さんは、いつも新しいヒントをくれる。

僕がこれから生きていくためのヒントをくれる。

それはヒントであるから、答は、これから僕自身が探していかなければならない。

それがすごく嬉しい。


高野さんは戦う人だ。高野さんは戦い続けている人だ。と僕は思う。

何と?と聞かれると僕も困る。
もしかしたら「使命」と。自分で背負った「使命」と。


高野さんはアイヌではない。それはもう随分と昔に、このブログに書いた。
アイヌではない高野さんはアイヌの伝統工芸の技術を身につけて、アイヌの未来のために戦う。


高野さんから聞いた話。

二風谷のアイヌの伝統工芸組合は最新鋭のレーザーカッターを導入したという。数千万円の高額なモノ。
それがあれば、手作りだと一個三千円するアイヌの工芸品が千円で売れるようになるという。千円になれば、みんなが買えるようになって、買う方も売る方も、両方嬉しい。

僕は・・・ん?と思った。

僕は聞いた。

「高野さんは賛成したんですか?」

高野さんは言った。

「反対したよ」


高野さんは本物しか作らない。
仕事だからといって、お金のためだからといって、生活のためだからといって、本物以外のモノは作らない。

阿寒湖のカムイコタンのお土産の民藝品は、ほとんどが中国製の安価なもので、本物や、本物を作れる人がどんどんいなくなっているという話を前に聞いた。


アイヌ民族の文化を遺したり伝えたりするために、取るべき手段はいくつもあるのかもしれない。

僕が二風谷が好きなのは、高野さんがそこにいるから。
高野さんたちが残そうとする本物のアイヌの文化がそこにある気がするから。


高野さんに出会って、八年ほどが過ぎた。
高野さんは忙しい。高野さんの奥さんも忙しい。二人ともアイヌの伝統工芸を継ぐ人だ。

僕は想う。強く想う。

高野さんを見ればいい。
本物で、生きてるじゃないか。
忙しく、生きてるじゃないか。

本物がそこにあって、本物を求める人がそこにいて、本物に出会える瞬間がそこにあって、本物に触れられる幸せがそこにある。


とりとめがなくなったので・・・この辺で。ははは。


今日は楽しかった。

二風谷のおじさまに会えた。嬉しかった。楽しかった。優しかった。また勉強になった。

今日は、高野さんと初めて出会ったキャンプ場にテントを張った。

旅で出会った人に再会出来るほど嬉しいことはない。
旅で出会った人に覚えていてもらえるほど嬉しいことはない。
旅で出会った人と、ずっと繋がっていられる幸せを・・・。

今日はニコニコしながら、眠る。

グッドイブニング二風谷の夜空。

今夜は、ニコニコしながら、僕は眠る。

僕の夢。叶いますように。

2018-10-16 23:25:52 | Weblog


僕の夢は、高野さんが作ってマキリを買うこと。

マキリとはナイフ。アイヌ紋様の入ったナイフ。

高野さんがデザイン画を見せてくれる。

「これはね、二年前に頼まれたマキリのデザイン画だよ。やっと出来た」

えっ?二年も?経ったの?

「デザイン画が出来たから、これから彫り始めて、出来上がるのは・・・来年の夏かな?」

えっ?三年じゃーん!頼んでから三年かかるじゃーん!

高野さんは忙しい。


高野さんがトンコリを弾いて聴かせてくれた。

僕にもトンコリを弾かせてくれた。わずか五つの音の組み合わせで音楽を奏でる。もちろん、高野さんが作ったトンコリだ。


伝統工芸実演中の高野さんである。

僕とお喋りをしている間にも、お客様がやって来る。スタンプラリーのスタンプを押しに来た人もいれば、高野さんに会いに来る人もいる。


僕は、言う。
チセに入ってきたお客さんに言う。
「この人は本当にすごい人ですよ。ほら、これもこれも、この人が作ったんですよ。本物に触れるなんて・・・ほら」とか。勝手にやる。高野さんのお店でもやるけど、ここでもやる。やりながら、僕も高野さんの作品を触りながら感激する。本当にすごいなぁ。と。

そこまではいい。としよう。

横を見ると、高野さんが、ラジカセのボリュームを上げている。そして、CDジャケットをお客さんに掲げて見せている。ラジカセから流れているのは僕のライオンズポートレートであり、掲げているCDも僕のライオンズポートレートだったりするのである。そして、高野さんはこう言う。
「この人が歌ってるんですよ。ほら」

高野さん、店でもやるが、ここでもやる。

高野さん、高野さん、ここ、伝統工芸実演中のチセですから。高野さん、高野さん、何やってんすか?CD、関係ないじゃないですか!

お客さんは、「ほぉぉ」と言っているけれど、まったく意味がわからない光景なのである。はははは。面白すぎる。


僕がチセに入った時に、僕を見つけた高野さんは僕に言った。

「ほら、ここで実演している時は、シングのCDをいつも聞いているんだよ。下北沢、行きたいなぁ」


僕がどれだけ嬉しかったか・・・想像出来るかい?

絶対そうじゃーん!

2018-10-16 23:12:46 | Weblog


ゴールデンカムイという漫画がある。集英社のヤングジャンプ辺りで連載さらている。
最近ではアニメ化もされ読売テレビ系で放映中らしい。

すごく人気があるそうだ。

二風谷のおじさまに、前に教えてもらったのだが、まだ読めていない。申し訳ない。

アイヌの少年を主人公にした漫画である。

作者は、詳細子細にこだわる人らしく、アイヌの衣装や紋様の正確さにもこだわり、取材のために度々二風谷を訪れているとか。
樺太の風景を描く時には、実際に見ないと描けないと、樺太まで行ってしまうとか。

相当な人である。

相当な人であるために、二風谷の町も、二風谷のおじさまも、協力を惜しまないとか。

そのゴールデンカムイのスタンプラリーが二風谷のアイヌコタンで行われている。

全部で8個のスタンプを集めると、スペシャル缶バッジがもらえる。とか。

二風谷のおじさまが伝統工芸の実演をしているチセの中に、ゴールデンカムイの登場人物のボードが飾ってある。土方歳三だそうだ。

ん?

ちょっと似てないか?

誰に?

二風谷のおじさまに。

ヒゲとか・・・

似てる・・・。

逆に・・・

似てる。

僕は聞く。おじさまに聞く。

「漫画を描き始める前に取材に来たりしたの?」

おじさまは答える。

「来たよ」

さらに僕は聞く。

「高野さんにも会った?」

高野さんとはおじさまのことである。

おじさまは答える。

「会ったよ」

じゃあ、これ、高野さんじゃーん!

絶対そうじゃーん!

ヒゲ、一緒じゃーん!

めっちゃかっこいい!


みなさん、知ってますか?

土方歳三のモデルは、二風谷のおじさまです。

僕は断然、そう信じます。

そう、信じるか信じないかは、あなた次第です。


伝統工芸実演中。

2018-10-16 23:06:34 | Weblog


平取町二風谷。高野民藝。

バイクを停めて店の中を伺う。いない。誰もいない。・・・。

とりあえず、スタンプラリーだ。

アイヌコタンの中の博物館へ向かう。そこがスタンプラリーのスタートらしい。

博物館へ行く途中、いくつも並んでいるアイヌの住居「チセ」が目に留まる。

「伝統工芸、実演中」とある。

もしかして・・・いるかな?いたりするかな?

扉を開けて中を覗いてみた。

じゃじゃーん。いました。

二風谷のおじさまです。

ついに会えました。

二風谷のおじさまです。

やったぁ!

いが平取へ。

2018-10-16 22:54:06 | Weblog


平取、喜茂別というルートで進もうと思っていた。

平取に行くと、高確率できたさんがついて来る。
だから、ルート変更。喜茂別へ行く。喜茂別へ行くときたさんはついて来ない。なぜなら、会員制ライダーハウスに泊まるからである。

喜茂別のライダーハウスは、車でも泊まれないことはないのだが、その事はきたさんには言わない。

喜茂別に行くから、きたさんは札幌へ帰りなさいと、言い含めた。
きたさんは、「倶知安に行こう」とか、色々と抵抗をしていたが、あきらめた。

作戦成功である。

午前中。静内の山の中を、きたさんの車でグルグルと回っていた。なぜ回っていたのかはわからない。最終的に道に迷ったらしく、グーグルマップを起動していたが、携帯圏外で使えず、さらにグルグルと回っていた。なんなんだ?

その間に考えた。

何もわざわざルート変更する必要もないんじゃないか?とね。

二風谷のおじさまに会いに行けばいいじゃないか、たとえきたさんが一緒について来たとしても。とね。

どうかな?ほんとうはどうかな?わからないけれど。

きたさんのことは決して嫌いじゃないが、きたさんがいると自分の旅が出来ない。
きたさんは悪気なく、僕が「一人でやることがない」と思っている。

なぜか、静内の山の中をグルグルと回る車の中、僕は言った。

「今日は平取に行くか?」

きたさんは嬉しそうな顔をした。

そりゃあそうだ。

温泉420円。

2018-10-16 21:12:43 | Weblog


キャンプ場は、ソフトバンク圏外。やっぱりソフトバンクはダメなのか?

温泉へ来た。キャンプ場のすぐそば。

歩いていける距離。きたさんの車に乗ってきた。

「歩いたら遠いな」ときたさんは言っていた。

今夜は一度まで下がるらしい。

キャンプ場はもうだいぶ冷え込んでいるので、帰りたくない。

電波もない。

帰りたくない。

寒い。

まだ温泉にいる。

そろそろ帰って、スタンプラリーの項を、のんびりと書きたいと思う。ははは。

晩御飯。

2018-10-16 21:08:30 | Weblog


晩御飯どうする?買い出しに行く?

「スパゲティや」

スパゲティ持ってきたの?

「持ってきた」

平取牛食べなくていいの?平取牛。平取に来たのに、平取牛食べないの?いいの?ほんとにいいの?

そんなわけで、今日の晩御飯は、きたさんのスパゲティ。

ペペロンチーノとタラコ。

きたさんが僕に聞く。

「ペペロンチーノとタラコどっちが旨い?」

僕は答える。

いつもはタラコが旨いけど、なんでかな?今日はペペロンチーノかな。

きたさんが言う。

「なんでかというとな、タラコの賞味期限が四年前に切れてん」

・・・四年って。。。ドイヒーだよ。四年は・・・ないな。

まぁ、いいけど。