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ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

同情するならタマネギの種をくれ!

2015-09-04 01:45:40 | Weblog
引き続き、ハローハロー!って感じでお届けするんだけどね。

今日、ポストをのぞいたら、農民宛に手紙が来てたんだよ。
タマネギの種。なんでタマネギの種が届いたのかって?それはね、アマゾンで注文したからだよ。

おれ、今年はタマネギの栽培にすべてを賭けるわ。タマネギ1000個作って、タマネギ食って生きていくわ。

でも、知ってた?

タマネギの種を今蒔くと、タマネギの種がタマネギになるのは、来年の春なんだよ!
えーーーー!タマネギ食って生きられないじゃないっすかぁ!タマネギ食いながら年が越せないじゃないっすかぁ!

ってことなんだよ。知ってた?

違うんだよ。いいんだよ、タマネギの話は。違うんだよ。そうじゃないんだよ。ほんとに。

もう一通、手紙が入ってたんだよ、ポストに。

役場からの手紙にはこう書いてあった。

「おまえさ、収入が全然ないみたいじゃん?すげーかわいそうだからさ、かわいそうっていうよりも悲惨?悲惨ってやつ?一体どうやって生きてんの?あぁ、同情しちゃうよ。あんまりかわいそうだからさ、収入が少なすぎる人に支給される給付金みたいなやつあげようかなって思ってるわけ。申し込んでみれば?どうよ?悪い話じゃないと思うぜ。おまえみたいな穀潰し野郎にま幾ばくかの援助をしてやろうってんだからさ、なっ?申し込んでみろよ。まっ、必ず貰えるってわけでもないんだけどな」

ひどい手紙である。人をコケにするのも大概にしろって感じなのである。
何がひどいって、コケにした挙句、支給額をチラッと見たら、6000円なのである。
そんだけ人を可哀想扱いしておいて、6,000円は納得がいかないのである。
6,000円じゃ、パソコンが買えないのである。

もう僕はあったまに来たから、安達祐実ばりに叫んだのである、心の中で。
「バカにすんじゃねぇ!同情するなら金をくれ!」

あっ、金だ。


6,000円で何を買うっかなぁ。

タマネギの苗の上に被せる防虫ネットを買うっかなぁ・・・とブツブツとつぶやきながら、申し込みフォームに書き込む、農民な僕なのである。

引き続き、ハローハローハロー!って感じで、お届けしたのである。

ハローハロー!アイルビーファーマー。

2015-09-03 23:21:26 | Weblog
ハローハロー!って感じなのである。

去年の今日のブログっていうメールが届いたのでチラ見してみたら、去年の今日のブログは、事故の後の初ブログであり、新潟の病院の美人の看護婦さんのことが書いてあり、「みんなに心配をかけないように頑張ってんなぁ、おれ」、と想いながら、美人の看護婦さんの笑顔を思い出そうとしているところなのである。

昨日の夜、ライオンズポートレート5のリメイク版を作ろう!と思い立ったのである。リリースされたばかりの最新作をリメイクするのである。リミックスとかリマスターとかじゃなくて、リメイクなのである。超やる気満々なのである。リメイクした上で、さらに一曲加える算段なのであったりするのである。ははは。

パソコンの電源を入れて、プロツールズを起動して、一曲目のベイビーベイビーベイビーのファイルを開いて、ベースギターのチューニングをして、ベイビーベイビーベイビーを流しながら「あれ?この曲のキーはなんだっけな?」とかなんとかやっていたら、なんか、固まった。僕が固まったのではない。パソコンが固まった。

たぶん、壊れた。たぶん、僕のパソコンが壊れた。

それから、朝まで、修復を努めたのだけれど、たぶん、壊れた。

ぁぁぁあ、おれ、なーんにもなくなっちゃったよぉ。と泣きたい気分なのである。

でも、泣かないのである。なぜなら、今はまだ、その現実を直視する勇気がないから、見て見ぬフリをしているからなのである。

ぁぁぁあ、どうしよーどうしよー!と叫びたい気分なのである。

でも、叫ばないのである。なぜならば、叫ぶと警察が来ると思われるからなのである。そもそも、叫んだところでパソコンは直らないんだもの。

そんなわけで、弾きかけのベースギターをベッドの上に放ったまま、ソファでふて寝をしたってわけなのである。
そして、今もまだ、見て見ぬフリを決め込んでいるのである。

良い面を見ることにしよう。

あぁ、ライオンズポートレート5をリリースしておいて良かったよ。リリースした後で良かったよ。遺作だよ、遺作。もう音源ファイルもぜーんぶ消えたからね。バックアップ?そんなもん、とってあるわけないじゃん。

「宵越しの金は持たねぇ」って勝新太郎も言ってたじゃないか。バックアップなんてチマチマとってられるかってーの。

ぁぁぁあ、バックアップとっておけば良かったよぉ~~。

未発表音源もぜーんぶ消えたからね。もう聴けないんだよ。悲しいよねぇ。未発表音源があんのかって?こういう時は、なくてもあるって言っておくんだよ。残念感より増すだろ?

でもまぁ、そういうレベルの話ではない。
僕のすべては、パソコンの中に詰まっているのだ。

あぁ、もう、おれ、農民になるわ。いいよいいよ、おれ、農民になるからいいよ。
畑耕して、トウモロコシ食って、幸せに暮らすわ。

ハローハロー!って、そんな感じなのである。

嘘じゃないよ、ホントだよ。ホントなんだってば!よろしくシクヨロ。

2015-09-02 23:21:38 | Weblog
だいたいからにして、ライブが終わったらすぐに振り返るってのは常識である。ライブレポなんてものは、新鮮なら新鮮なほどいい。

肉なんかはね、熟成しないと旨味が出なかったりするからさ、エージングってやつね。だから、肉なんかはさ、新鮮じゃなくてもいいわけ。

魚なんかはね、新鮮なほどいい!って思いがちだけど、実のところそうでもなかったりするわけで、新鮮なほど歯ごたえは良いのだけれど、旨味、イノシン酸ってやつ?を出すためにはある程度の熟成が必要だったりするわけ。白身の魚を昆布で〆て・・・一昼夜、とかね。イカなんてのは、日が経つほどに甘みが増す・・・的なね。つまり魚もさ、新鮮な方がいいってわけでもないわけ。

でもってライブレポね。ライブレポだけはさ、新鮮な方がいいよねぇ。興奮が冷めないうちにズキューンと振り返ったりすると、「へぇ、そうだったんだぁ!」みたいな裏話とかが活きてきたりするわけよ。

あ~あ、ライブから一ヶ月以上経過してんなぁ。ははは。ははは。

いいのいいの、気にしないで。いいよいいよ、気にしないで。


気を取り直して。

下北沢ラウン、予想以上にたくさんの人が来てくれた。ビックリした。

だいたいからにして、ライブのお客さんにドタキャンはつきものである。
行くよぉ~!ならまだしも、絶対に行くよぉ~!と言った人が来なかったりするのだから、「絶対」ってなんだろう?としばし考え込んでしまったりすることもしばしばである。

実際のところ、ドタキャンはあった。そこそこの数、ドタキャンはあった。来ると言っていた人が何人か来なかった。

なのに、である。なのに、あの超満員なのである。

不思議だなぁ。

大体、集客予想ってのは、ほぼ当たるのである。
なんで当たるのかっていうと、それは事前にメール等で確認しているからである。確認した数に少し上乗せして、そこからドタキャン分を差し引いて、予想を出すのである。
川口オートレース場の予想屋の予想とは、当たる確率が全然違うのである。こっちの予想は当たる。向こうの予想は当たらない。

なのに、である。今回は、ありがたいことに、予想を遥かに上回るお客さんの数だった。

ラウンに着いて早々である。二年ぶりのラウンの扉を開けて早々である。
僕はちょっと愕然とした。予想よりも、というか、記憶よりも、ラウンの客席は狭かった。
・・・これはマズイ。。。
ラウンに着いて早々である。吉田さんと二年ぶりの挨拶をして早々である。僕は吉田さんに言う。
・・・ちょっとマズイことが・・・。
・・・お客さん、入りきらないかもしれないっす・・・。

結果、少し立ち見の人が出てしまったのだけれど、扉近くでほとんどステージが見えないという人が出てしまったのだけれど、なんとか全員ラウンの中に入れたと。あぁ、良かった。

吉田さんには、ちゃんと言っておいたよ。
「お客さんがこんなにたくさん入ったってのは、今日が復活ライブだからってわけで、いつもこんなに入るわけじゃないっすからね」ってね。

吉田さんはさ、素敵な人だからさ、こんな風に言ってくれたよ。
「じゃあ、次は、今回の半分くらいのお客さんで、ゆったりやりましょうね」

そんなことを言いつつも、「次もたくさん来てくれるといいなぁ」と、心から願っている僕なんだよ。よろしくシクヨロ。

ライブ前、このブログを観てくれている人は「絶対参加だよ!約束だよ!」なんて言い続けて来ましたが、たーくさんの人が約束を守ってくれました。
ホントにホントに、感謝感激の僕なのです。
ホントにホントに。ホントにホントに。

ほらね、こういうのがさ、新鮮じゃないと嘘くさくなるっつぅの。ねぇ?

ホントにホントに、次もよろしくね。よろしくシクヨロ。

何もしない魔法。

2015-09-01 01:34:14 | Weblog
さてさて、一曲軽く歌っただけで声がガッサガサになってしまう喉を持つ男、シングである。ということは書いた。

猛暑の中、テクテクと歩いて下北沢ラウンに着いて、ギターを二本セットして、いよいよ、リハーサルに臨むのである。

第一声で全てが決まると言っても過言ではない。何が決まるって、それは、吉田さんの魔法が未だ健在なのか、ということである。吉田さんの魔法が、このガッサガサの僕の喉に効くのかどうかってことなのである。

結果から言うと・・・寝不足から来る疲労という最悪のコンディションの中、一年振りに歌うという未知の世界の中・・・僕は、リハーサルだというのに、一時間も歌ってしまった・・・本気で。
つまりこういうことだ。吉田さんの魔法は健在なのである。

なんとギターの弾きやすいことか。
なんと唄の歌いやすいことか。
こんなことってあるんだなぁ・・・と、つくづく想う。

例によって、吉田さんは、音響設備を少しもいじっていないのである。そのままの音なのである。

こんなことってあるんだなぁ・・・と、つくづく想う。

リハーサルと本番を合わせると、僕はたっぷり四時間、ステージに上がっていたことになる。そのほとんどを歌って過ごしたのに、喉は少しも嗄れなかった。これが事実である。これが吉田さん魔法使い説の証明である。

リハーサルの後も、本番の後も、僕は吉田さんにこう言い続けた。

「僕は仮にもミュージシャンであって、名声も何もあるわけじゃないですけども、僕は仮にもミュージシャンであって、なんとも途方もない時間をミュージシャンとして過ごしているわけであって、その僕がこう想っているわけなんです。吉田さんは魔法使いなんですよね?どんな魔法を使ってるんです?吉田さんの手に掛かると、僕は僕以上に歌が上手くなってしまうんですけど」

吉田さんはニコッと笑ってこう答える。

「僕は何もしていませんよ。最初のまんまです。何もいじってないでしょ?でもね、ミュージシャンの方に気持ちよく演奏して欲しいなって、そんな風には想っていますよ」

吉田さんは素敵な人である。

彼こそが「プロフェッショナル」なのである。と、僕は想う。

あぁ、下北沢ラウンでライブが出来て良かったなぁ。やっぱりここだなぁ。ここだったなぁ。
また歌いたいなぁ・・・ラウンで。