goo blog サービス終了のお知らせ 

ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

即席探検隊。

2016-09-13 12:30:38 | Weblog


朝のブログで、行きたいのに行けない場所もある。と書いた。

朝の時点ではあきらめていた。

こーかたにーさんに教えてもらった、硫黄山にある隠し温泉。つまり、秘湯である。

台風の被害を考えると、まずムリだと思われる。
クマの危険を考えると、ちょっと難しいと思われる。
ほぼほぼあきらめていた。


ヴィーノくんとコタン温泉からくりーむ童話へ向かう途中、硫黄山を通った。煙がもくもくと上がり、すさまじい景色である。いつもと同じ景色である、

うーん・・・硫黄山に被害の形跡はないなぁ。これは・・・行けるかも。もしかしたら、行けるかも。

ジェラートを食べながら、ヴィーノくんが言う。

「さっきの硫黄山、すごかったですね!帰りがけにもう一度寄ってから行きます!」

なるほどなるほど。。。
なるほど。なるほど。

僕は神妙な顔つきで話し始める。

「あのね、おれがこれから行こうとしているのはね、あの、硫黄山の裏側でね。そこには、この世界で一番、いや、宇宙で一番の絶景があってね。そしてなんと、そこには湯船があって、その絶景を見ながらお風呂に入れるんだよ。どう?特別に連れて行ってあげてもいいけど。どう?一緒に行くかい?」

ちなみに、3点の不安点も正直に伝えた。
1、たどり着けるかわからないということ。
2、お湯が入れる温度であるという保証はないということ。
3、ヒグマに襲われて死ぬかもしれないということ。

ヴィーノくん、大学三年生。大学院に行くことも決まっていて、将来は自動車メーカーから引く手数多のエリートくんである、
そんな彼を、ヒグマに襲われる危険がある場所に連れて行ってもいいんですか?

いーんです。仕方ないんです。

一人でも行くけど、二人の方が安全なんです。
そーです。道連れなんです!

もちろん、ヴィーノくんは断ってくると思っていた。
だって、スケジュールはきつきつだし。クマ、怖がりそうだし。山登りしなきゃいけないし。

そしたら、ヴィーノくん。「めっちゃ楽しそうじゃなきですかぁ!」とちょー乗り気。

よし、ヴィーノくん!死ぬときは二人一緒だ!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。