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ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ハチの話。4

2020-09-23 03:27:00 | Weblog



蜂箱を置いてから一週間。
オザワジィから電話があった。

オザワジィが言う。
「栗林を見に行ったんだよ。そしたらな、蜂が飛んでるんだよ」

えっ!蜂が入ったのか?マジか!

「えっ、蜂が入ったんですか?」

オザワジィは言う。
「上を見上げると栗の枝の間に空が見えるだろ?そこにな、五匹くらい飛んでるんだよ」

えっ?マジか?それは蜂なのか?
「えっ?蜂箱に蜂が入ったんですか?」

オザワジィは言う。
「上を見上げるとな、栗の枝の間に空が見えるだろ?そこにた、五匹くらいな、蜂が飛んでるんだよ」

オザワジィ、それはさっき聞いたよ。蜂箱に入ったのかって聞いてんの。
「えっと、蜂箱に入ったってことかな?」

オザワジィは言う。
「空を見上げるとな、栗の枝があるだろ?その間をな、蜂が五匹くらい飛んでるんだよ」

オザワジィ、まだ言うか?それをまだ言うのか?それは聞いたって言ってんの。
「蜂箱に入ったのかなぁ?ハチ」

オザワジィは言う。
「うん、入った」

ちょっとよくわからない。よくわからないよ、オザワジィ!
「今、行きます!」

ジムニー号でオザワジィの栗林へ向かう。
向かう道中に思うのである。

「宝くじ、当たっちゃったのか?そんなことがあるのか?ミツロウだけで入るのか?そんなことあるのか?」

果たして、ハチは蜂箱に入っているのだろうか?

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