ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

トラウマになるかって?ならねぇよ、そんなもん。

2018-11-26 02:27:59 | Weblog


今年の春頃だったか・・・那須高原に木こりの仕事へ行った。二日間。素人木こりは、自前のチェーンソーで何本もの木を伐り倒した。

その時の報酬の一部として、勝手にブナの木を何本か貰ってきた。

ブナの木を何に使うのか?
椎茸菌を打ち込むのでである。

春に仕込んだ椎茸の原木にちっとも椎茸が生えないという話は昨日書いた。
こうなったら長期戦である。長期に渡って椎茸農家になってやるのである。
毎年秋になったら原木に椎茸菌を打ち込んで、そこらへんに放置しておけば、いつか、いつか、そこら中に椎茸が生えるような、さんな気がする。いや、そんな気しかしない。大切なのは、長期戦に挑む心と、長期戦に耐えうる心なのである。きっと。そんな気がする。いや、そんなに気しかしない。

まぁ、それはいい。そんな話はいいんだ。そんな話よりも、しなければいけない話がある。

我が家の玄関前にはウッドデッキがある。引っ越して来てから数年は、そのウッドデッキが僕の居場所であり、そこに薪ストーブを置いて、ずっとそこで過ごしていた。
そのウッドデッキが次第に傾き始め、なにやら危険な香りが漂い始めた。完全に斜めになってしまった。いつ倒壊してもおかしくない、そんな状況になってしまったので、最近は場所を移して過ごしている。

今日の午後のこと。

ふと見ると、ウッドデッキにカラスみたいな羽の生えた黒い塊が落ちている。
「なんだろうなぁ、あれ」と僕は思った。

カラスみたいなあれ、なんだろつなぁ。

あの、死んだカラスみたいなあれ、なんだらうなぁ。

もう、心ではわかっている。あれは、死んだカラスだ。だって、羽の生えたカラスみたいな塊は、死んだカラス以外に、ない。

でも、まぁ、信じたくないという気持ちもある。どちらかたいうと、そっちの気持ちが強い。
我が家のウッドデッキの上でカラスが死んでいるなんて・・・信じたくない。絶対。

最悪だ。

「死んでんじゃーん!」となる。

蹴飛ばしてみた。

「動かないじゃーん!」となる。

見なかったことにしようかとも思ったのだが、ここは我が家であり、我が家である以上、事あるごとにこのガラスの死体を見続けなければならないということになる。それも嫌だ。大して嫌でもないけれど、まぁ、嫌だ。

雑草取りのクワみたいなものがある。

「あっ、これで、アイツをウッドデッキの下へ落としてしまおう」

名案である。

雑草取りクワを持って現場へ。

カラスくんのボディにクワをあてて、エイ!っと動かす。ガラスくんのボディがぐにゃっと動いてウッドデッキの下へ落ちた。

「首がもげてんじゃーん!頭が残ってんじゃーん」

もうなんだか最悪なのである。
なにが悲しくて我が家の敷地でガラスのもげた頭の処理をしなければならないんだ?

まぁ、いいけど。

この前は庭の真ん中でモグラが死んでたし。
その前は庭の真ん中で頭が潰れた(たぶん僕が知らずに踏み潰した)マムシが死んでたし。

すげぇなぁ、この家は。と思わずにはいられない僕なのである。


そんなわけで、ライブまであと2週間。
12/8は下北沢lownでライブだよ。