goo blog サービス終了のお知らせ 

!morning thunder=朝の神鳴り!

 思いつきを書きながら、思いもかけない場所に行き着つきたい それだけが望みです

サディズム6

2006-10-06 11:02:56 | 世迷い事
 サディズムは、攻撃の最高度の緊張から開放されたときに出現する
 攻撃の回想、名残、パロディーとして演じられる
 復讐とはまったく異なる
 復讐はあくまでも相手の苦痛を目的とした攻撃の側に属している
 一度釣った魚を、針をつけたまま川に放し、もう一度釣り上げるようなものだ
 緊張は、弛緩に従属する
 サディズムの残虐さとは、勝利感の反芻、確認に次ぐ確認作業のことだ
 快楽を延長し、最大化させる手段である
 それは冗長で執拗なものだ
 
 

サディズム5

2006-10-05 16:53:17 | 世迷い事
 攻撃は、人に長い緊張を強いる 攻撃自体が力を要するし、防御も欠かせない さらに、敵と自分の攻撃の評価もしなくてはならない 願望ではなく、正確なダメージを知る必要がある その上で、評価や戦略の見直しに多大のエネルギーを要する
 攻撃は疲れる
 そのうちに、勝負を決する手が決まる
 この一手から局面は、終盤に向う
 こちらの攻撃の有効性は高まり、敵の攻撃は、組織的であることを止め、防御的、単発的、その場しのぎ的になる
 勝負は決まっている
 苦しい戦いは終わった
 この緊張からの開放、絶対的優位の確立をもって、攻撃は主役の座を去る
 代わって登場するのがサディズムだ
 サディズムは、攻撃を利用して勝利を追及するのでなく、快楽を追求する
 攻撃は、想像的手段として、快楽を最大化させるように敵であったものに向けられる
 自分をそのままにして、敵を虫か家畜のように扱ったり、自分を神に擬して、人間的価値を嘲笑する
 彼らは彼らなりに、自分の優越を固定化し永遠化しようと努力するのだし、歴史に残り、歴史を超えようとする
 敵をなぶり、もてあそぶことが、彼に全能感を与える
 サディズムは攻撃の副次的な効果として派生するが、後で攻撃はサディズムに従属するようになる
 
 
 
 
 
 
  
 

サディズム4

2006-10-04 09:50:30 | 世迷い事
 復讐は、仇に対して恨みを晴らすことを目的とした攻撃だ
 その攻撃は、ある意味、サディズムの残酷さや残虐さをはるかに上回る 
 敵の苦痛を目安に、自己の犠牲を省みず攻撃を仕掛ける
 決死の攻撃だ 
 復讐において、勝利など端から問題になっていない
 予め負けているといってもいい
 復讐はその誕生において、既にかけがえのないものをどうしようもなく奪われているからだ
 サディズムを復讐の観点から解釈する視点がある
 しかし、敵の苦痛を目安にしているという一点でのみ、サディズムと類似しているに過ぎないとも思える
 復讐によって、恨みが晴れるわけはないからだ

サディズム3

2006-10-03 09:33:10 | 世迷い事
 敵対関係の設定といっても、最初から特定の敵がいるというよりは、敵対関係の設定と同時に敵の存在の創造、創出が起こるというのが正確だろう
 漠然とした願望が、目的を持った欲望に生成する
 敵の姿が徐々にはっきりするに従って、自分の姿もはっきりしてくる
 攻撃の準備が整えば、次は攻撃あるのみ
 最初から全力で攻撃という場合もあるだろうが、大抵は前哨戦で、ここでも様子見になる
 ここで重要なのは、攻撃の有効性を正しく評価することだ 評価基準の見直しも柔軟に行う必要がある
 敵に与えるダメージ、痛みを評価基準にすれば、敵のダメージが大きいほどその攻撃は有効ということになる 他にも敵の自由度を奪うことを基準にしてもいいし、自分のダメージと相手のダメージを割ってその攻撃効率を計算してもいい
 全ての局面での勝利は難しいから、トータルで優勢かどうかを評価することになる
 前哨戦が終わると、生死をかけた勝負が待っている
 勝機のあるところ、敵の弱点とおぼしきところを全力で攻める
 このとき肉を切らせて、骨を断つという死闘が繰り広げられる
 
 
 
 

サディズム2

2006-10-02 09:59:28 | 世迷い事
 サディズムをいきなり考える前に、「攻撃」について考える
 「敵」がいるということが前提だから、敵対的関係の設定とでもいうべきものがある
 敵対的関係では、敵の存在範囲を把握する必要がある
 攻撃してもそこに敵がいないのでは、話にならない
 大まかに網を張り、最初は可能性の低いものも漏らさず含めておくことだ
 小さい穴からでも逃げ出す可能性がある
 高感度のセンサーをばら撒き、小さな変化も見逃さず、身軽に戦略を変える柔軟性が必要とされる
 自分自身の存在は極力秘密にしておく配慮も欠かせない
 攻撃におけるこの諜報段階の成否が後々の展開を左右する
 敵は通常、自分と同等かより強い者に設定されるだろう
 

サディズム1

2006-10-01 19:31:08 | 世迷い事
 サディズムといえばサドの「悪徳の栄え」という古典がある
 読みはしたが、さほどの感慨も湧かずよく分からないままに終わった
 脳科学では、攻撃性と性欲を司る脳の部位が隣接していることにサディズムの根拠を見出していて、そんなものかと思った記憶がある
 今はどういうのか知らない
 陰惨な殺人事件があるたびに、サディズムが問題なのだろうとは思っても、どうにも手の出しようがないという印象がある
 そういった異常な、歪んだ性欲が存在していることは疑いない
 それが、私も含めた全ての人の中に可能性として存在しているとも思う
 一方、サディズムに抗してそれを抑え込み、それを別の方向に向わせている力もまた存在しており、その力は概ねサディズムの力を凌駕している
 こうした力関係を少し考えてみたい気がしている
 サディズムにとって、その見かけの残虐さやおどろおどろしさは重要な要素だと思うが、その快楽自体は単純で浅い
 この転倒がさしあたりの手ががりだと思う
 人は見かけの残虐さに、サディズムに存在しない深さと複雑さを見てしまう
 それが、彼らの策略でもある
 
 
 
 

安倍側近政治

2006-09-30 13:11:48 | 世迷い事
 今回の組閣の注目点は、首相補佐官が5人だということにある
 この補佐官が、どこまで役人の既得権に食い込めるかが、安倍政権の見所だ
 アメリカタイプの大統領制が日本で機能するのかが興味がある
 うまく行けば、二大政党制の定着はより先に大統領制が日本で定着するのだろう
 首相補佐官補とかになりたい人が大勢いるようだと見込みがある

ネオナショナリズムは、国家衰弱の証拠である。

2006-09-28 11:40:56 | 世迷い事
 国内的には、国歌斉唱の強制に代表されるネオナショナリズムは一見勇ましく見える
 北朝鮮はもとより、中国、韓国、ロシアに対する軍事行動も辞さない強硬姿勢を熱烈に支持しているように思う
 老獪で成熟している欧米諸国でも、やはりネオナショナリズムとでもいうべき現象が起こっている 
 明らかに国家が内からと外から侵食されているという現実に対応した国家の側の抵抗とみるべきだろうと思う
 具体的には国際的な資本市場、多国籍企業の存在がある 日産、ルノー、GMの合併に見られるように、その利害は、国家と潜在的に対立している
 国内では、インターネットが国家の枠を容易に飛び越え情報を交換している
 国家が穴だらけのスポンジのようなものになっている
 遅ればせに国家のこの衰弱に気がついてあれこれ対症療法を試みているというのが実態だ
 国家は、消滅しつつあると予言してみたくなる
 国家というのが、好きなTシャツの柄のようなものになるのだ
 国家があがけばあがくほど消耗するのではないか?
 国家は、ポータルサイトとして生き残るしか道はなかろうと思う
 まー、無理だろうな

君の意見には反対だが、君の意見をいう権利は命がけで守る!

2006-09-23 08:50:28 | 世迷い事
 私は君の意見に反対だが、君の意見を言う権利は命がけで守るという人々が一定数いることが、言論の自由を保障している
 この一定数とは、キャスティングボードを握れる数という意味だ
 こう書くと、自由ということが空想的な言葉だと気がつく
 人はこうした自由をテロやファシズムや公共の福祉や国益や秩序回復のために、自ら進んで放棄するのではないか?
 反対意見の撲滅、絶滅に優越を感じ、独裁政治に走る
 自由は、この不可能への挑戦としてしか存在しない
 自由はどうしても、曖昧で天邪鬼で不安定で信用できない居心地の悪さとして存在する
 自由の戦士とは、裏切り者として一番最初に粛清され、仲間から死刑宣告をされる運命にあるということだ

国歌斉唱強制は違法

2006-09-22 11:55:12 | 世迷い事
 国歌斉唱強制は違法という判断が下った
 思想信条の自由を侵害しているという判断だ
 一応国家主義と自由主義の対決ということになっている
 国家の立場では義務、自由の立場からは選択ということになる
 本当かよ!!
 どうもこの二つの勢力は、共同して思想や信条を薄っぺらな「踏み絵」にしているようだ
 君が代を歌えば、どうしようもない軍国主義者、ファシストであることになり、歌わなければ、非国民、テロリストである
 彼らの頭の出来に、ふさわしい過度の単純化である
 思想、信条が踏み絵化すること自体が、彼らの愛国心の薄っぺらさを感じさせる
 私は、君が代も歌うし、国旗にたいしても誇りに思っている
 日本はいい国だと信じている
 国家を歌わないとか国旗を認めないという人がいることは、承知している
 アナーキーな理想や世界政府などと考える人達がいると思うからだ
 彼らは否定的なやり方で、国家を賛美していると私は思う
 彼らの主張に抗して、私としては日本を賛美しているつもりだ
 自由で寛容な国であることは、自慢の理由でもある
 とかく国家主義者から批判されがちな外国人労働者も、祖国を一時的に捨てるほどに日本がいいのだから、これも別な形で日本を賛美しているといえる
 これも誇れることの一つだろう
 一番タチが悪いのは、国家主義者だ この国家主義者に二種類いる
 私のような寛容なタイプと偏狭なナショナリストだ
 純血主義といってもいい
 一見愛国心に燃えているようでいながら、どういうわけか「みやびさ」がない 口汚く相手を罵り、粛清することに現を抜かす 
「日本の偉大さ」を愚弄しているのではないかと思う
 無政府主義も世界政府主義者もグローバリズムもナショナリストも中身のないどうでもいい連中だと思う
 一緒に国歌を歌い、国旗を掲揚しながら、どう考えても単に形式的に無難にやり過ごし、しかもそれをこれまたどうでもいい連中に「強制」したがる連中と私のような真の国家主義者との対立の方が、思想的にははるかに深刻だ
 そういう意味で私の見解は、宮内庁と同じである
 
 
 
 

 
 

ドル安恐怖症患者

2006-09-21 10:01:38 | 世迷い事
 FOMCで、FF金利の誘導目標を年5.25%に据え置くことを決めたという報道だ
これから不況になるアメリカに、どの程度の金利下げ余地があるのだろうか?
 不況なので、金利を下げる
 ドル安にふれインフレになれば、不況下のインフレという最悪、最強シナリオが作動する
 この悪夢にとりつかれているのが、アメリカ
 一緒に心中するのが日本
 綱渡りが続くなーーー
 
 
 

飲酒運転撲滅は、可能か?

2006-09-21 09:46:02 | 世迷い事
 飲酒運転を撲滅することは可能なのか?
 普通、取り締まりと罰則を強化して、飲酒運転をすると「大損」だということにすれば、撲滅できるはずだと考える
 しかし、厳罰化は、捕まらなければそれだけ多く「得」することになるので、逃げ得狙いの誘惑が強化される
 つまり法を守らせようという厳罰化の意志が、法を逃れようという誘惑を強化する関係にある
 どうも厳罰化の効果は限定的と思われる
 逆に飴のほうが効果があるかもしれない
 飲酒運転の疑いがある人を通報し、事実と分かるとポイントをが与えられ、一定ポイント貯めれば、軽微な交通違反は恩赦されるという制度なんかどうだろう
 飲酒運転者にはかなりの脅威だろう
 ほろ酔い気分で車に乗ろうとは思えなくなる程度に、酒が不味くなる
 

テロ撲滅

2006-09-19 10:18:23 | 世迷い事
 サラ金撲滅と同じ論理をテロ撲滅に適用する
 サラ金撲滅のための社会的な最適金利水準の「存在」が示唆されたということが、重要だ
 おそらくテロ撲滅のための社会的に適切な対抗手段というものがある
 明らかなことは、テロに対して厳罰や制裁で対抗しても逆効果ということだ
 さらに、テロによって利益を受ける組織が、テロを支援する国家だけでなく、テロを被る国家の内部に巣食っていることも明らかだろう
 アメリカの軍事経済がテロ撲滅キャンペーンによりいかに潤ったか押さえておけば十分だ
 つまり、テロは儲かる
 理性的であればあるほど、テロは盛んになる
 「正しく」考えれば考えるほど、テロは盛んになる
 テロをおこしたり、そそのかしたりする組織が、再度テロを起こしたくなくなるようなレベルに、損を膨らませることが重要だ
 テロで政治的にも経済的にも損だと分かれば、誰もテロをしようなどとは思わない
テロをしない方が、儲かるのでなくてはならない
 ここまで考えて、その困難さに目がくらむ
 テロで死に、傷ついた人以外は、つまり無傷で生き残った人は、薄められているとはいえ、ある意味何らかの利益を得ているのではないかという疑念が浮かぶ
 平和には狂気が必要だ
 それはある意味、自分を殺そうとするする人の手助けをすることである
 正当防衛ではなく、不当贈与である
 実にキリスト教的だと思うのだが
 
 
 

公教育のレベルを上げるべし!!

2006-09-18 09:49:59 | 世迷い事
 サラ金の金利水準の設定と同じ考え方で、公教育のレベルを考えてみる
 私学による教育をどう位置づけるかということだ
 私学をサラ金と同一視すると、消滅あるいは、縮小することが健全な社会だということになる
 そのためには、私学に行くことが、得にならない、自分の子には公教育を受けさせようと思う程度の教育レベルに設定することが目標になる
 ところが、現実には、進学高といわれる高校は、ほとんど私学だ この私学よりもレベルの高い公立高校を作るのは、現実的ではない
 こうして私学は消滅どころか隆盛を極め、公教育は衰退し、格差社会が固定化する
 これはマズイ!
 教育機会の所得依存を避けることが、最重要だ
 単純に、現在の進学校を国有化して、公教育に組み込む手がある
 要するにサラ金を国有化するようなものだ
 進学校の優秀な教師には、給料を優遇するべきだろう
 これぐらいやってもいい気がしている
 貧乏だが優秀な人間を引きあげる事の方が、金持ちの馬鹿息子を金持ちにすることより大事だ
 中国の科挙の歴史が余す所なく証明している
 安倍氏の公教育の重視の主張には、再チャレンジとともに注目している
 格差社会の是正が、参院選の争点になりそうな気配だ
 
 
 

貸金業規制法

2006-09-17 09:42:05 | 世迷い事
 貸金業規制法で、妥協が成立しそうな気配だ
 まず言いたいのは、健全な世界を作るという政治的目標として、闇金は勿論、サラ金を将来的に消滅させるということを掲げる必要がある
 サラ金というのは、麻薬であり、古代の奴隷制の復活であるという視点を確立すべきだろう
 このポイントを抑えていれば、信用収縮、貸し渋り、貸し剥がしなどというもっともらしい経済用語が、サラ金業界の保身の論理であることが見やすくなる
 一生金利を払い続け、絞るだけ絞って、自殺追い込み元本を回収するというビジネスモデルはかたちを変えた奴隷制の復活そのものだ
 サラ金を社会的に正当化する道は、金銭感覚を再教育する機関としての意味に限定すべきだ
 二度と借りたくなるほどで、しかも元本をやっと返せるくらいの「教育」的金利水準が望ましい
 この水準で金利が維持されるなら、サラ金業界は適正な水準までに収縮するはずだ
 貸金業規正法が、誰のための規制なのかは、サラ金の貸し出し残高どのように推移するかを見ればすぐ分かる
 金利が低すぎれば、貸し出し残高が増えるのでむしろ、金利を上げるほうがいい
 金利が高すぎれば、貸し出し残高は増えないが、元本を返せない人が急増するだろう 奴隷制の復活だ 
 社会教育的金利が機能すれば、貸し出し残高は減少する サラ金の淘汰が進むだろう
 業界と業界からお金をもらっている先生以外誰も損はしない
 結果は、半年もすれば分かると思う