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!morning thunder=朝の神鳴り!

 思いつきを書きながら、思いもかけない場所に行き着つきたい それだけが望みです

中国の民主化

2006-11-22 09:51:08 | 世迷い事
 中国が民主化される可能性は増大している
 等と書くとそんな馬鹿なと言われそうだ
 確かに表面的には、中国共産党は改革開放路線を推し進め、経済的に成功し、自信を深め、資源や食料を世界から買いあさる
 最強の資源ナショナリズムに日本は悩まされている
 しかし、時間は民主化に味方している 時間がたてばたつほど、中国共産党には不利だろう
 つまり、中国の民主化は、世代対立の形をとる
 世代対立が、下層階級、地方、少数民族を巻き込んで進む
 改革開放路線の持続がボディーブローのように効いて来る
 今から思えば、民主化闘争は、時期尚早だった
 民主化にはある程度の富の蓄積が必要なのだ
 しかし、今や世界の工場となった中国が民主化されることは、必然だろう
 問題は、どの程度の混乱で済ませられるか?にある
 軍がさほど割れず、中立的ならソフトランディングできるだろうし、軍が割れて戦えば、内乱状態になる
 いずれにしろ、世界史だ
 高校生諸君、世界史も勉強しようね!?
 

 
 
 

失言

2006-11-20 15:57:54 | 世迷い事
 責任ある地位にいるものだけが、失言をしうる
 例えば、政治家は失言する
 失言はその政治家の本音と受け取られる
 差別的であったり、特権意識の発露であったりする
 勿論、撤回や謝罪を求められることになる
 その地位に許される発言の幅というものが厳然と存在するということだ
 不適切な関係があるように、不適切な発言もある
 面白いことに政治家というのは、なかなか謝らない
 で釈明をする
 言葉が足りなかったとかなんとか
 わざと失言する場合もある
 失言は、言い間違、勘違い、無知、未熟さに根ざしたものではない
 建前と本音との区別に対応した不適切さなのだ
 
 
 
 
 
 

かむ

2006-11-20 09:45:16 | 世迷い事
 アナウンサーが、かむ
 しかし、決して「今、かんじゃいました すいません」と謝らない
 それをやると、何かとまずい
 芸人のようにネタ化されてもねというのもあるし、「かんじゃいました すいません」ということによって、個人的な失策ともいえない失策を公的な放送時間を浪費して取り繕うことになり、その公私混同のほうがかむこと自体よりはるかに重大な侵犯行為になるという認識だろう
 かむことは、少しみっともないが、かといって謝るほどの致命的失敗ではないのだ
 あくまで個人を襲う一時的不幸、うまくすれば個性、視聴者にその素人くささでおもねり好感度がアップする可能性さえある
 読み間違えを小まめに謝ることに比べて、随分寛容だ
 これが、げっぷとか咳あるいはおならなら別の対応になるだろう
 裏方の技術的トラブルでも謝るのが通例だから、公私混同、裏の表への露出もニュース番組では忌避される
 かむことは、なかなか微妙な位置付けになる
 芸人にとって、かむことは、すべること以上に致命的欠陥だ
 かむ落語家など存在しない
 芸人はアナウンサーよりさらに高レベルのフィードバックを生きていると結論できる
 芸人は、原稿を読むというレベルに存在しない証拠だ


 
 
 

すべる

2006-11-19 09:44:41 | 世迷い事
 すべる
 うけると思ったら、すべった
 すべったらすぐ「すべっちゃいました」といわないとまずい
 「二度」連続してすべったたら、即退場だ
 客の瞬時のフィードバックが全ての世界
 芸人の世界は過酷だなー
 
 

オーストリア改めオーストリー

2006-11-17 13:05:56 | 世迷い事
 オーストリアがオーストリーに日本語表記を変更するそうだ
 オーストリアはオーストラリアと混同され続けるという悲劇を日本で演じ続けていたらしい 気の毒なことである
 そこで思いついたのだが、「宮城」と「宮崎」である
 小学校以来よく混同する
 これは悲劇だ
 宮崎を変えて「みやざー」あたりにしては?

 
 

先延ばしのメリット

2006-11-17 12:38:42 | 世迷い事
 問題を先延ばし根本的解決を遅らせることのメリットというものがあるように思う
 根本的解決を遅らせるどころか、その問題の原因を温存するのだ
 問題が困難で、解決能力がないのではない
 こういう状態は、何かみんなでみる「共同夢」ような時間を作り出す
 大麻パーティーのような、祝祭的な時間である
 願望が沸騰し、奔流し、踊り出す しかもこの願望は、共有されたものでもあるので、ある種の客観性というか現実性を持ってしまうのだ あたかも全ての問題が既に解決してしまったような全能感に浸される ユートピアだ 世界はどんどん良くなる なんという幸せな世界!!
 こんな場所に、現実的な人間が現れたらどうなるだろう
 一度は発言の場所が与えられるかもしれないが、次回からは、お呼びがかからない 実に興ざめなヤツである
 現実の解決には、コストがかかる リターンの保障もない
 ならば、ノーコストでハイリターンの「お話だけ」の方に傾くのは自然だろう
 そういうことなんじゃないかなーーー?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

裏ポーク

2006-11-17 09:39:59 | 世迷い事
 国内養豚業者を保護するため、海外の安い豚肉との差額分を関税として徴収する
 輸入業者が安く豚肉を買い付ければ買い付けるほど、納入すべき関税は高くなる
 そこで、輸入豚肉を高く買い付けたように装って、納めるべき関税を低く抑え、収益を水増しするということのようだ 業界では知らぬものとてない手法として、「裏ポーク」と呼ばれ、この高収益のお陰で、豚肉の価格弾力性が生まれ、おなじみの安い豚肉が買えるという消費者への利益還元もあるようだ
 この関税制度は、現実の変化に即していない
 国内の弱小養豚農家は、既に駆逐され、生き残れているのは一部のブランド化に成功した有名な豚だけになっている 彼らは、価格志向の強い客ではなく、ブランド指向の強い客を掴んでいる
 もはや関税を撤廃してもつぶれることはない
 つまり当初保護政策としてある程度有効であったものが、過保護政策になりさらに役人の怠慢政策さらに天下り先の確保といいつもの政策堕落矮小化コースにはまってしまっているのだ
 役人や政治家の現実遊離とはこうしたものだ
 未履修問題と同じだ
 いじめ自殺はさらに深刻だ
 現場では現実への適応、生き残りが最優先されている 現場とは受験だ 豚肉の市場と同じだ
 こうした現実のズレを見ることなく、建前でよりすごし、すれ違い、遭遇を回避する、なかったことにする
 そして、無傷の自分を確保して、年金暮らしか?
 こういった連中を反動という
 どっちが裏稼業か分からないねー 
 偽装の時代!! 
 
 
 
 

プロとプロ

2006-11-15 14:58:25 | 世迷い事
 今日は広告をネタにプロとセミプロの違いを考える
 ここに二つの情報誌がある
 一つは、780円である
 もう一つは、タダである
 なぜタダかというと、そこに掲載されているお店に営業をかけて、このくらいのスペースなら5万、このくらいのスペースなら20万といった具合に掲載企業から広告代をもらっているからだ
 紙代、印刷代、給料を引いた残りが儲けということになる
 民放がタダなのも同じ仕組みだ
 もう一方の780円の方は、掲載されている企業から一切お金を集めない
 本当に評判のいい店だけをピックアップする
 掲載されている情報の信頼性が厚いので、そういった情報を望んでいるお客は、お金をわざわざ出してもいいという気になる その結果、有料で採算が取れる
 この二つの情報誌のやり方には、広告に対する二つの神話が対応している
 つまり、需要のないところに需要を創造する広告万能神話だ 要らないものを必要なもののような気にさせる 本来その商品が持っていないトレンディーさを付与するというのでもいい もし広告にそういう能力があるなら、売りたい側としては利用しない手はない
 もう一つの広告の機能として、既に存在する製品自体の評価を外に向って広報するという機能がある アナウンス神話だ 既に評価は確立しているので、その評価をそのまま反映することが重要だ 既に確立された評価をチェックしたいお客のニーズに対応している 
 見方によって、どちらがプロか意見が分かれるのではなかろうか?
 広告としては、嘘の上手なタダの情報誌の方が、プロっぽい 
 掲載企業と客というように二重に騙しているといえる
 客を騙さず、客のニーズにジャストフィットしているのは、有料の情報誌だ
 広告の基本はむしろこの広報機能の方だろう
 
 

 
  
  
 
 

孝行息子

2006-11-11 12:53:09 | 世迷い事
 努力の末、立身出世をし、貧しい両親を自分の家に引き取り、なにくれとなく面倒をみる
 申し分のない孝行息子とはそういうものだろう
 しかし、最近お生まれになった悠仁様は、生まれること自体が、親孝行になっているという最近では珍しいケースになっている
 出生により、皇室典範の改正は実質見送られ、悠仁様は、皇位継承順位が三番目になった 父が天皇になる可能性が残された
 身分制の世界では、生まれること自体が親孝行になる
 もし少子化や幼児虐待を根本的に直したいとおもうなら、生まれること自体が親孝行であるという仕組みを作ることだと思いついた
 基本的人権だけでは、足りない
 祝福すべきなのだ
 子供がお荷物でしかないという世界は、どこか根っこで腐っている
  

男の言い訳

2006-11-10 09:30:06 | 世迷い事
 バージニア州の共和党の前上院議員は、僅差で民主党の候補に負けた
 僅差の敗北なので、彼には再集計をする権利がある
 選挙の集計に疑問がある場合、当然再集計を要求することになる
 そこで彼(名前などどうでもいい!)は、何といったか?
 「私には、税金を使って再集計を要求する権利がある しかし、私は、先ほど電話で相手候補と彼のチームに当選の祝福を伝えた わざわざ税金を使って、再集計しても結果が覆ることはない 私はそんな税金の無駄遣いはしないことにした」(えらいでしょボクか?)
 この言い訳の工夫は、「税金を使って」の語句をたくみに文章に挿入したことにある
 力足らず、残念な結果になりましたといって、しばし黙り、感極まって泣くという女々しいことは、かの国では許されないことなのだろう
 確かに、勝利した相手を称えた後、自分の潔さをアピールする必要性があるようだ 男らしい 爽やか?
 しかし本当に女々しいのはどちらか?
 どちらが負け惜しみが、激しいか?
 グローバル化する世界で、世界標準の言い訳としてどちらを採用すべきか?
 負けたやつは泣くというのが、分かりやすいと思う
 

カツオときり丸

2006-11-09 10:24:53 | 世迷い事
 サザエさんと忍タマで大きく変化したキャラとして、カツオがきり丸になったことがあげられる
 カツオはタラちゃんと比べて、純真でも無邪気でもない ちゃっかりしている現代っ子、世知辛いことこの上なく、家族や友人相手に商売をするが、失敗ばかりしているところはやはり愛すべき子供という設定だ
 ところがきり丸は違う
 戦で身寄りをうしない アルバイトの掛け持ちをしている 土ケチで、つまりお金以外頼るものがない少年として造形されている 小銭を稼ぐアイデアに目がない小さいながらも、起業家なのだ 極めて現代的である
 全面化したカツオこそきり丸にほかならない
 世界がカツオ化した後に、きり丸が生まれたのだ!
 思いついたときは、面白い!!と思ったが、書き終わると憂鬱になるのは、なぜだろう?
 
 
 
 
 

粗品

2006-11-08 14:37:14 | 世迷い事
 粗品というのが、今日は引っかかる
 類似した言葉に、オマケ、販促品、サンプル、記念品、お土産がある
 サンプルは試食と同じで本物のよさを本物の一部を小分けにし、タダで提供することにより教えようという趣旨だろう 販売促進の一つの手段だから、販促という概念の下位に位置する
 記念品はある記憶すべきことの記号として作られたもので、お土産と類似している 
 オマケは、本体の購入に付随したサービスだ
 景品という言い方もある
 全てが、粗品と微妙か大幅にズレ、微妙に重なってもいる
 アフィリエイトを考えていて、俺のブログは、粗品で言うとどの程度の価値があるのかなどと考えた
 ボールペン タオル ティッシュー ホカロン メモ 小皿 サンプル シャボン玉セット ハンガー 洗濯バサミ
 どれもいいが、最後の洗濯バサミなど気に入っている
 風の強い日には、強い味方となるはずだ
 
 
 

母子家庭

2006-11-08 13:11:41 | 世迷い事
 以前クリーニングのチェーン店で、母子家庭の母親を積極的に店長として採用しているという報道を見たことがある その企業では、幼い子供のために、保育にも配慮していたように思う
 よく事情が飲みこめず、女の弱みにつけ込んで安く使いたいという魂胆かなと思っていた
 しかし、ユヌス氏の無担保融資と共通した信用構造という気がしてきた
 なんらかの理由で母子家庭になった
 残念ながら、現状では、一種の借金を背負って生きている状態に陥ってしまう
 しかも、子供は育てなければならない
 子供がいなければ、再就職や再婚のチャンスは大きいはずだ
 そういう意味で、子供は就職にとっても結婚にとってもマイナスと位置づけられる
 ところが、このマイナスの子供が、信用構造の中ではむしろプラスに作用しうるのだ
 子供を担保にすれば、子供がいない場合より彼女の信用は「現実」に増すということだ
 「こぶつき」のほうが高く売れるということだろう
 子供がいるぐらいの方が、判断に重みがあり、永続性がある
 長く安定した雇用が可能になるのだから、経営としても安定する
 同情ではなく、信用できるということだ
 子供がいるぐらいの男がいいという判断もある
 同様に、子供がいるぐらいの女の方がいいという判断にも根拠があるということだろう
 
 
 
 
 
 
 

サラ金と無担保融資

2006-11-07 09:38:29 | 世迷い事
 サラ金から借りすぎて多重債務状態になると、バングラディシュの最貧困層と同じ状態になる
 稼ぎの大半が金利の支払いに回り、生存すれすれで奴隷のように働く状態だ
 ユヌス流の融資法を適用できれば、サラ金地獄から自力で抜け出す道があることを示唆している
 多重債務者が連帯責任グループを形成し、返済計画を立て、比較的低利な無担保融資を受けるようにすることだ
 理屈は簡単だ
 しかし、こう書いてみてどこに難しさがあるか良く分かる
 つまり最初の連帯責任グループを形成することの難しさだ
 バングラディシュでは、共同体がいたって健在なのだ お互いを熟知した人たちが懸命に生きている 生き残るための戦いの日々だ 生き延びるためには、助け合う必要がある 戦友同士の信頼は強い
 我国の多重債務者は、バングラディシュよりもさらに過酷な状況におかれているといえる
 孤立した戦いを強いられているからだ
 この豊かな長寿の国は、ある意味バングラディシュよりさらに貧しく、希望がない
 マイナスをプラスに変える基盤が崩壊しているからだ
 


 

無担保融資

2006-11-06 13:43:10 | 世迷い事
 銀行家ユヌス氏にノーベル平和賞が授与された
 銀行を設立し無担保融資をするだけなら、普通の銀行でもやっている
 異なるのは、最貧困層への融資である点だ
 融資基準が他の金融機関と比べて遥かに低い
 基底には、最貧困層に対する信用、信頼がある
 同情ではない
 金融の世界では、貧しい人は、「人」ではない
 何で生きているのか興味をもたれない生き物だろう
 貸した途端に返ってこないというのが前提だ
 お金がない
 教育がない
 アイデアがない
 これじゃ話にならない
 ところが、現実には、この信用できない連中が、元本どころか利子もつけて期限を守ってきっちり払ってくれるのだ
 貧困であるかないかということは、信用とは一切関係ないということが証明されているといえる
 信用というものを別様に定義すべきだということをこの銀行家は示唆している
 女性のグループへの融資という形態をとっているようだ
 男ではなく女、一人ではなくグループということのなかに信用が育まれるようだ
 まるで子供のように、女たちのネットワークが信用を創造する
 金融だけの話ではなく、どうもこのあたりに創造の秘密があるようだ