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!morning thunder=朝の神鳴り!

 思いつきを書きながら、思いもかけない場所に行き着つきたい それだけが望みです

知識の増大と知識の伝達スピード

2007-01-03 10:41:48 | 世迷い事
 職業に必要な知識や技術の量は、年々増大していると仮定する
 ところが、この知識がその中心から伝播していくスピードは変化しないとすると
 必要な知識を獲得できる人材は年々減ると考えられる
 つまり必要な人材の確保は年年困難になるわけだろう
 伝達スピードは、能力と環境に依存すると考える
 それでも、企業が生き延びようとすると、時間をかけて不足した知識を補充せざるを得ない
 つまり企業の教育能力というべきものが整備される必要がある
 ところが、企業は即戦力を欲している
 教育や能力開発などといった悠長なことをしているとコスト競争に負けるからだ
 派遣に依存する
 外注する
 しかし、それでも早晩追い付かなくなる
 消える
 生き残る企業には、知識の蓄積と同時に知識の伝達に関するイノベーションが必要なのだ
 断片的な知識をある程度体系化することが出来れば、こうした伝達スピードは飛躍的に伸びる
 そう考えると、断片的な知識を抽象し体系化する能力は、資本主義の維持にとって致命的だよな
 などと考えた
 
 
 

厳罰化

2006-12-29 17:45:22 | 世迷い事
 死刑判決が増える
 ひき逃げなどの厳罰化
 遺族感情を配慮してのことだ
 遺族は、一般に厳罰化を望む
 厳罰化を望む犯人はいない
 しかし、犯罪の抑止という立場で、厳罰化の影響を見る限り、限定的で実効性に乏しいことが、前回の厳罰化の結果として出ている
 それでも厳罰化するとしたら、その意味は、「運」悪くつかまった犯人を、つかまらない犯人の代わりに見せしめ的に厳罰に処し、気分をすっきりさせようという社会政策上の配慮なのかなと思う
 逆のケースを考えてみよう つまり賞金を百万から一千万に上げるとどうなるか?明らかに一千万の方に応募が殺到し、何とかして手に入れたいという人を増やすだろう
 つまり厳罰化すればするほど、何とかして免れたいという人を増やす可能性がある
 厳罰化の効果は限定的でなく、逆効果であるかもしれない
 むしろ、犯人に繫がる通報への賞金の増額の方が、期待できる
 犯人逮捕に協力して金儲けが望ましいか、運悪くつかまった犯人を末永くいたぶるのが望ましいかの選択である
 
 

青島幸夫~純粋権力の夢

2006-12-28 17:41:54 | 世迷い事
 青島幸夫を政治家としてみた場合、純粋権力という言葉が浮かんでくる
 権力闘争というと主導権を巡っての打算を剥き出しにした離合集散を繰り返すイメージがある
 しかし、青島幸夫の実践しようとした政治は、人気者が人気者であり続けるための人気者による政治だったように思う
 一見民主主義と区別がつかない
 しかし、異なる
 そのことを青島幸夫は、如実に示している
 この純粋権力の夢には続きがある
 今も続いている
 そういう意味で、青島は重要だ
 愉快犯と似ているというと、冥界の青島氏に失礼だろうか?
 
 

ホワイトカラーエグゼンプション

2006-12-22 10:30:42 | 世迷い事
 ホワイトカラーエグゼンプションの導入が現実味を帯びている
 ホワイトカラーがスポーツ選手や、芸人のような立場になると考えれば分かりやすい
 ホワイトカラーの選別が始まる
 選ばれるホワイトカラーにとっては、チャンスだろうし、選ばれないホワイトカラーにとってはさらなる収奪ということだろう
 管理職なったら給料は増えず、余計忙しくなる人が大半だろうから、当然労働側は反対だろう
 企業にとってもこの制度をうまく利用できれば課題のホワイトカラーの生産性を安く上げれる可能性がある
 さらに伸びる企業が出てくる
 単なるホワイトカラーへのサービス残業への強要だけに利用する企業も多いだろう
 資本の攻勢に労働側は分断され、切り崩されているという印象を受ける。
 結果が全て?
 
 
 
 
 
 
 

使い捨て芸人

2006-12-21 09:48:02 | 世迷い事
 使い捨てコンタクト 使い捨てカメラ 使い捨てカイロ 使い捨てスリッパ 使い捨てで思いついたものを並べていて、使い捨てペット 使い捨て芸人に行き着いた
 清潔を保つため 劣化を防ぐため 役に立たなくなったから 身軽にできる 手軽に出来る はじめの楽でいいとこだけすくいとりたい 便利で楽 鮮度を保つため 飽きた
 使い捨てを正当化する言葉
 使い捨てというのは、嘆かわしい堕落ではない
 資本主義の中心原理だ
 消耗品で利益を上げる
 その極限として使い捨てが存在する
 新しさが生み出すゴミの山ではなく、ゴミの山が生み出す「新しさ」というのがこの倒錯の本質だ
 新しさは、どこかゴミ臭い!
 
 
 
 
 
 

やらせ

2006-12-16 12:09:22 | 世迷い事
 やらせをやらせる人とやらせをやらされる人がいる
 やらせをやらされる人は、別にやりたいわけではないが、頼まれたので仕方なく引き受けたのだろう 薄謝もくれるというからやっただけのことだ
 やらせをやらせる人は、経費節約になるので、自分でやればよさそうなものだが、自分で書いたセリフを自分で言ってもプラスの効果はなく、むしろマイナスとみている
 そこで、自分の言いたいことを効果的に伝達してくれる人を頼んだということになる
 内容だけでの真剣勝負ならこのような小手先の工夫は無駄だろう
 ところがヤラセの存在は「現実」がそのような内容のみのガチンコ勝負ではないということを証明している
 「やらせ」を頼まないと「サマ」にならないのだ
 今回のタウンミーティングでのやらせは「やらせ」というより「サクラ」だろう
 関心のない、盛り上がらない話題を無理やり盛り上げようとしている
 政府がテキヤの手法を真似たのではなく、テキヤが政府を乗っ取る場合もあるということを明かしているとみるべきだ
 国民としては、こういう風に騙されることによって学習していくしかないだろうと思う
動機の卑小さと結果の重大さを比較すれば、いうまでもないが、非常に危険なことだ
 
 
 
 
 
 
 
 
 

絶対服従

2006-12-12 09:53:16 | 世迷い事
 絶対服従と単なる服従とは、まったく別というか逆のような気がする
 絶対服従と服従の違いは、能動性と受動性の違いといってもいい
 絶対服従を洗脳された狂信的カルトの特徴と考える人もいると思う 
 これは、絶対服従を服従の延長、極限として解釈しているからだ
 むしろ「死」を乗り越える一つの型として「絶対服従」というのがある
 そういう意味で、絶対服従は「帰依」と同義だ
 「死」を乗り越えた「生」はその可能性を最大化させる
 もっとも髭の生えたあやしげなオジサンに「絶対服従」するのではない
 「大儀」に服従するのだろう
 その時、「死」は望ましいもの、甘いものになる
 「死」は、軽くなる
 なんかタナトスとエロスみたいな話になってきたなーー
 自分の信じていない「大儀」を利用して、「服従」を引き出そうとという輩も多い
 特攻隊、自爆テロ、武士道とは一切関係ない
 これは、組織の存続が問題になっている現象だろう
 絶対服従できる人は、ある意味例外的幸運に恵まれている
 
 

 
 
 
 
 

能力開発と神学

2006-12-09 11:50:57 | 世迷い事
 経済的に自立するための能力を開発することの必要性というものは、分かりやすい
 こうした能力がないと正社員として採用されにくいだろうし、起業や自営はさらに困難だろう 自分にしか出来ないユニークなものが有れば言うことはないが、誰もが有能というわけにはいかないのも事実だ
 こうした世知辛い能力開発は、緊急の政治経済的課題であることは間違いない
 一応この手の能力を身に付け何とか人並みに生きている人にとって、次に問題になるのは、楽しむ能力の開発とでも言うべきものだろう
 もう少しゴルフがうまくなりたいといったことだ
 これで喰おうという気は最初からない
 ただ自分が以前よりうまくなった、変わったなということを実感したいだけなのだ
 無能という重力や呪縛から、自分の自由になる空間を確保することが問題となる
 これは、教師が自分を越えていく生徒を育てたいと思うの似ている
 社交辞令で生徒に教えられたという教師はいるが、そこまで教師を追い込める生徒は少ない
 ここで問題なのは、教師と生徒の真の逆転だ
 全ての領域で、この種の逆転は起きている
 圧倒的な経験と知識の蓄積が無力となる瞬間があるということを意味している
 自分の中に天才を見出すということだ
 結局それは経験や記憶として再回収されるにしても、これで完成、これで終わりということはない
 何が一番欲しいかといわれて、才能と思う人は多いだろう
 あまりに難しいそうなので、お金といって妥協する気がする
 この手のことを書いていると、どうしても「神のご加護」とか「奇蹟」を信じたくなる
 神秘的なのだ
 理屈で言うと、神は反省的な思考というか全体を鳥瞰する視点の別名でしかない
 天才はこの神に対する反逆、反全体化の別名だろう
 現実に存在しているのは具体的な選択の積み重ねでしかない
 それを後から反省して見たとき、神のお導きとしか思えなくなるという仕組みだ
 歓喜が強すぎて、自我の殻を維持できなくなる
 このとき神と内なる天才は共犯して自我を破壊するといってもいい
 神学的には、こんな感じで問題ないと思う
 具体的には、何のこっちゃかワカッッチャイナイ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

権力の正当性

2006-12-08 16:04:36 | 世迷い事
 野田聖子と佐藤ゆかり両氏の自民党の支部長を巡る争いが熾烈を極めている
 次期衆院選挙の岐阜の小選挙区での自民推薦がかかっているのだから、当然だろう
 小泉劇場のツケを安倍政権は払わなければならないハメになったようだ
 郵政民営化反対と賛成での踏み絵で、地方と中央との間で主導権争いが起こった
 その板ばさみで野田氏は無所属からの出馬、刺客として送り込まれたのが、佐藤ゆかりとなる
 善戦むなしく、佐藤氏は小選挙区で破られ比例区で返り咲く
 しかも参院選不利とみた安倍首相は、亀裂の走った地方と中央との間で、中央統制を緩めるという譲歩することを余儀なくされた
 自民党の地方組織の巻き返しが功を奏した格好だ
 権力の正当性という意味で言えば、地元に個人票を持つ野田氏を支部長するのが妥当だろう
 佐藤氏の方に個人票といえるほどの票はなく、自民党推薦というお墨付きがなければ、議員の座を維持することは出来ない
 自民党は小泉時代に中央への権限の集中を極大化させたのだが、今はその揺り戻しが起きている
 落選組みの復党も検討されている
 小泉チルドレンのうちどのくらいが生き残るのか面白い
 全滅かも?
 
 
 
 
 
 

いじめを見てみぬ見ぬふりをすると・・・・

2006-12-05 14:25:33 | 世迷い事
 いじめ問題で、「?」と思ったことが一つある
 文科省によれば、いじめを見てみぬふりをする生徒も、いじめに加担したとみなす 
 つまり有罪
 これはかなりおかしい
 疑わしきは罰せずという刑事裁判の原則に反するどころではなく、自分がやってはいない犯罪に対して責任をとらされるのだ
 また、新しい教育基本法によれば、子供のしつけの責任は第一義的に保護者にあると主張している
 もしそうなら、いじめる子の保護者の責任同様、いじめを見てみぬふりをする生徒の保護者も、このような保身的な子供を育てた責任を問われるべきだろう
 子供自体の責任は問わないで、その責任は周りの大人が分担するということだろう
 どう考えても、責任をもてる大人を育てることが先決だ
 ここで問題なのは、子供ではなく、責任の分担を巡って大人たちが責任のなすりあいをしているということだ
 親、教師、役人たちでババヌキに興じている
 どだい、教育改革など、無理 無茶、無謀である
 真の問題はどこか別のところにあるようだ
 耐震偽装とどこか似ている
 
 
 
 

よみがえり

2006-12-05 13:34:20 | 世迷い事
 昔あったことを詮索しても「昔は美人でした」みたいな話でだらしないことのような気がしていた
 起こってしまったことから我々は、時間の不可逆的経過により、完全に排除されているわけだからどうのこうのいっても後の祭りだという感覚だ
 タイムマシーンなど子供だましだろう
 極端なことを言えば、歴史について何かいうとしたら、死んだ人がよみがえることが前提だろう
 よみがえりを信じない人にとって、歴史はもう終わったことなのだ
 暇人の暇つぶしだろうと
 ところが、どうも違う気がしてきた
 未来がどうなるかということと、歴史をどうみるかということは同じことだろうと思いついたからだ
 歴史をどう読み替えるかということと、未来をどうしたいかというのは同じだ
 長い歴史や伝統は容易なことでは覆らないと思われている
 しかし、いつでも現在からの編み直しできない歴史というのは、それ自体矛盾している
 歴史的な生成物は、消滅と創造の危うい均衡の上のつかのまの過去という安定を得ているだけで、常に創造されない限り、失われる運命だ
 死者もまた創造されなくてはならない
 そういう意味でよみがえりを信じている 

 
 
 

夕張の将来

2006-12-01 09:49:05 | 世迷い事
 ハコモノ行政の行き着く先として夕張の報道が続く
 ハコモノというのは、政治的にも、経済的にも合理的な判断の積み重ねの結果だ こうした合理性に対して対抗できる別種の合理性を構築することは、人が思うほど簡単ではない
 例えば、夕張の「ロボット館」の経営破たんを見て、馬鹿げていると断言するのは、ある意味簡単だが、その計画を計画段階でつぶす政治力や経済合理性を構成することは難しい
 夕張の将来を悲観する人は多いだろう
 南極でペンギン相手に鯛焼き屋をやる方が、うまくいくよう気さえする
 データを見る限り絶望的だ
 今の再建策もハコモノ行政と同じで、市民の基本的な生活や社会的な弱者にしわ寄せされている 他人の借金を返済しなくてはならないわけだ これを政治用語で「自己責任」という
 食い逃げした人たちは、今どこで何をしているのか?
 今の夕張の再建策がハコモノ行政同様破綻した後に、夕張の将来がある
 強者から夕張を脱出していき、移動できないものだけが残る
 再建策は破綻する
 借金は返せない
 ないところからは取れない
 同じ経験を共有した人たちだけが残る
 この場所から夕張の将来が始まる
 将来の夕張方式とは何でありえるかを想像してみる
 新しい政治勢力の結集、新しい経済合理性の誕生
 夕張の一家族に久々の赤ちゃんが生まれたという泣かせる報道をみた
 人がいる限り希望はある!!
 と思いたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 

自殺者8年連続3万人突破!

2006-11-24 10:07:11 | 世迷い事
 もはや誰も驚かなくなった数字だ
 この鈍感さ、この無関心に改めて驚く
 「いじめ自殺」だけがクローズアップされるのは、何かの陰謀ではなかろうか?
 例の救出された野良犬のように、自殺の中で、「いじめ自殺」だけが一時的にクローズアップされる
 これにより、「自殺」、あるいは「野良犬」の発生原因自体、免罪され、隠蔽されると見るべきだ
 自殺の原因としてはっきりしていることの一つに、経済政策の失敗とその放置がある
 経済政策の失敗はある程度仕方がない部分もあるとは思うが、失敗とわかった段階で、それを修正する責任がある 現実には、失敗の認定が遅れ、それに関する修正も遅れている 
 この責任あるもに対するはっきりとした責任追求が機能せず、あろうことか「自己責任」(何の呪文か?)の名の下に、まったく責任のないものに責任を丸投げしている 彼らは自らの命を犠牲する
 因果関係が明確でないとかなんとかいって、逃げ道はいくらでもでっち上げられる
 「自己責任」とは、この国では、冤罪による死刑判決を自らに下し、「真の下手人」を生き延びさせる手間のかからない安価な権力維持装置の別名である
 これが、昨日書いた権力の丸投げの構造だ これにより、ドジな経済運営しか出来ない連中は、いつまでも好きなだけ私腹を肥やことが可能になる
 ノーリスク ハイリターンである
 人のお金でラスベガス豪遊状態ということだ
 この装置の機能ぶりは、絶好調で今日も一日100人弱の自殺者を量産している
 頭にクル!!
 
 
 
 

 
 
 
 

ロシアの民主化

2006-11-23 09:41:01 | 世迷い事
 中国の民主化より、ロシアの民主化の方が、早いような気がしている
 今の所石油や天然ガスをメインにインフラ整備というところだろう
 中東の国づくりと変わらない
 しかしこのインフラ整備が済めば、より利益率の高い製品へとシフトしたくなる
 こうなると、個人の自由を最大限許容できる政治的仕組みが必要だ
 それが民主化として現象する
 ロシアでは、一応大統領制ということが、中国より民主化を容易にする
 現実には独裁政治で、政敵の暗殺など日常茶飯事、情報の隠蔽という一昔前の情報操作しか能がない
 それでも選挙をするということの事実は大きい
 政権の嘘が、所定の水準以上に積みあがれば、政権維持はむずかしい
 大本営発表を信じるのは、純真なガキに限られる
 当分は今の状態だろうが、変化し始めれば、以外に早く変わると思う
 情報の隠蔽という権力が、情報の公開という権力へと変化する
 これは、より権力が透明になり、公正明大になることを意味しない
 むしろ、より「自然」になり、「内面化」される
 権力の維持が、より効率的、低コストで可能になるせいである
 つまり我々が日々直面している至上の権力形態=圧政とは、自己責任である
 権力の丸投げ構造だ