goo blog サービス終了のお知らせ 

!morning thunder=朝の神鳴り!

 思いつきを書きながら、思いもかけない場所に行き着つきたい それだけが望みです

権力は腐敗する

2007-01-21 14:11:29 | 世迷い事
 銀行の支店長は、大体2年で転勤する
 なぜか?
 3年目から、よからぬことをし始めやすいという経験則があるからだ
 土地に顔なじみができる
 便宜をはかりたくなってもおかしくない
 ちょっと小遣い稼ぎをしたくなってもおかしくない
 銀行の支店長になる程度の人間の賞味期限は僅かに2年なのだ
 まして、公権力に居座る権力者の誘惑がどれほどのものかは、想像するに余りある
 権力の腐敗から「公益」を保護することが、いかに重要か理解すべきだと思う
 公的空間はそれ自体で存立する「力」を持たない
 銀行の例にならえば、少なくとも二つの拮抗する勢力のバランスを2年ごとに更新すべきだと思う
 絶えざるバージョンアップだ
 
 

キラーコンテンツ

2007-01-21 13:54:23 | 世迷い事
 誰もがアクセスしたくなるようなコンテンツという意味だろう
 しかし、重要なのはコンテンツではない
 コンテンツの埋蔵量は天文学的だ
 むしろ、コンテンツに到達するための創意工夫、障害の克服、これこそがクリティカルだ
 資源の争奪戦よりも、需要のあるところまでの流通の方が遥かに価値がある
 コンテンツをキラーコンテンツにするのは、この最終消費者への伝達経路である
 伝達経路がなければ、コンテンツはそもそもコンテンツとして存立し得ない
 そういう認識をもつべきだよな
 割とタダシイことを書いたような気がしている
 
 

字幕

2007-01-20 12:54:05 | 世迷い事
 日本人が日本語を話しているのに、「字幕」をつける
 最初は違和感があったのだが、癖で「字幕」を読んで、この「字幕」を基準に喋っていることを「確認」していたりする
 この場合、字幕と喋っていることが違うと、セリフを間違えた役者のように思ったりすることもある
 勿論、話は逆で、字幕が間違っているのではある
 字幕があれば、聞き取りやすい、誤解がないということで始まったものだろうが、ドキュメンタリーを虚構化する効果も見逃せない
 分かりにくい方言を「字幕」にするというあたりから始まった気がするが、今や演出手法の一つになっている
 漫画のセリフのような効果だろうか
 これも翻訳の一種だと思う
 注目している


 

共謀罪,首相が成立指示!?

2007-01-19 13:38:10 | 世迷い事
共謀罪を安倍首相は、成立させたいらしい
 参院前に点数稼ぎをしたいのだろう
 これまた動機の「卑小」さと結果の「重大さ」の落差に愕然とする
 犯罪の計画段階で、ふんじばることが出来るためには、「あらゆる」計画に捜査権が適用できなければならない
 そうしてあらゆる計画の中で、犯罪と関係するものを全て引っ掛けなくてはならないのだ
 それは、無理だ
 結果的に、権力の恣意的濫用 権力の過剰を招来することは明らかだ
 警察国家?
 断固反対だ!!
 
 

妻の浮気

2007-01-19 11:12:21 | 世迷い事
 なんとなく、面白くない
 電車男の次なんだろうとは思う
 「夫の浮気」では、あたりまえ過ぎてドラマにならない
 妻である点とそれが浮気である点が重要というところか?
 純愛の反動で、今年は「セックス」で行こうという方針なのだろう
 「愛の流刑地」である
 純愛もどうでもいいが「セックス」はなおどうでもいい
 周防監督の最新作の方が遥かに気になる
 私の直感によれば、
 純愛でもセックスでもなく、チカンの濡れ衣の方が、遥かに現代的だ
 流石である
 
 

高度専門職年俸制

2007-01-18 13:45:30 | 世迷い事
 ホワイトカラー・エグゼンプションの翻訳を巡って、経済同友会の北城氏が「高度専門職年俸制」という言葉を使って欲しいといっている
 なかなか面白い
 こうした舶来品の制度をどう翻訳するかが、そのまま露骨な権力闘争でもあるということが興味深い
 残業代ゼロ制という翻訳では、この制度の導入はほぼ不可能であることは自明だ
 ホワイトカラー・エグゼンプションをそのまま直訳すれば、管理職例外制ということだろう 
 私としては、経営リスク分散制 経営責任分担制などというのが、客観的かなと思う
 この経営リスク分散制が、経営責任下請け制 経営リスク丸投げ制に転化しやすいというところが問題なのだ
 ところが、現実には残業代ゼロ制という翻訳になってしまった 労働側にとってこの制度のメリットが全く見えず、デメリットのみが強調されている翻訳で政治的バイアスがかかっている
 しかし、実は私の提唱している「経営リスク分散制」も客観的で中立的に見えるが、一見して分かりにくく、コトをうやむやにするのに適しているという意味で、経営側に加担した翻訳になっている
 これは一見学問的で客観的に見える学者の翻訳が、実は隠れ蓑としてきわめて有効なことを示している
 こっそりうまいことをやろうとするなら、訳語をどうするかについての戦略も練る必要がある
 今回は労働側の作戦勝ちだ
 翻訳は、エキサイティングだ
今思いついたが、「プロ管理職制」という翻訳にしたら、法案があっさり通った可能性があるような気がしてきた
「プロ教師の会」のパクリである
 悪魔的な思いつきではある

 
 
 

残業代ゼロ制

2007-01-17 13:16:31 | 世迷い事
 ホワイトカラー・エグゼンプションと呼ぶか、残業代ゼロ制と呼ぶかというのは、それだけで大きな政治的な見解の違いを示している
 安倍総理の思わぬ失言が援護射撃になり、今国会では見送りになるようだ
 国民の側に「誤解」があり、十分な「理解」が得られそうにないとのことである
 政府側のものすごいもの言いで、感動を覚える
 この制度に関して国民の側は、十全な理解に達している
 その上での「反対」だ
 もともとホワイトカラー・エグゼンプションというのは、経営責任の分散を目指している
 リスクの分散ね
 まともに議論すれば、運用次第では労働側にもメリットがあると言えなくもない
 経営側は、戦略を練り直すべきだろう

 
 
 
 

ロングテール

2007-01-17 12:37:39 | 世迷い事
 ロングテールについてご存知の方も多いと思う
 非常に需要の低い商品つまり売れない商品は、普通店頭に並ばない
 場所塞ぎで目障りで景気が悪いからだ
 人気商品をたくさん売って儲けるというのが、まっとうな商売人というものだ
 ところが、ロングテールとは、この逆つまりほとんど全く売れない製品を数多く揃え、それを欲しいがる人に、「結構な値段」で売ってしまおうという商売ともいえない商売である
 以前は、在庫費用がかかるし、買ってくれる人を見つけるのが実質不可能なのでありえない話だった
 インターネットの出現によりこれが、採算に乗るようになったのだ
 商品を100万品揃えして、それぞれ1つ売るのと1つの商品を100万個売るのと変わらないことになる
 ほとんど誰も欲しがらないものでも、探せば物好きはいる
 面白いのは、供給側に価格決定力がある 売り手有利な市場というところだろう
 限界はあるが、自分で好きな値段をつけれる
 個人のブランド化、ブランドの個人化ということか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 

防衛省

2007-01-16 13:27:42 | 世迷い事
 防衛庁が省に昇格した
 外務省よりもさらに秘密のベールに包まれた権力装置の誕生だ
 軍事機密の名の元に、権益が保護される危険が増している
 技術情報はもとより、他の情報も全く流れてこないとみるべきだろう
 しかも情報が細工されて流れてくる
 国益より省益を優先させる優秀な役人たちの暴走を止める手立てがあるのか疑問がある
 国際情勢の変化によっては、世論の暴走を誘導することも可能だろう
 危険を煽ることで、儲かる人たちがいるということだけは、覚えておこうと思う
 最終的に誰が一番得をするのかを考えれば、自ずから明らかではある
 
 

匿名性と軽さ

2007-01-16 10:07:59 | 世迷い事
 エイズの検査は、匿名性を保障することが、その蔓延を予防するために有効だ
 それは、実名検査が重く、匿名が軽いからだろう
 情報源の秘匿も同じく、実名に伴う報復や逆恨みを防止する効果がある コンドームのように
 一方、ネット上の悪意もこの匿名性によって保護されるので、その蔓延が問題になる
 実名ならまさか言わないような幼稚で残虐な非難を爆発させるわけだろう ここでも実名の重さと匿名の軽さが問題になっている
 匿名がある程度の重さを持ち、実名がある程度の軽さを持つことが重要ということになる
 原則的には、権力をもつものは、匿名を恐れるだろうし、権力を持たないものは匿名を懼れないと思っている
 そういう意味で、匿名性に対する政府やマスコミのネットに対する批判は、保身的な反応のような気がしている
権力の実名的な暴力を、匿名の暴力がチェックする必要ある
 権力の暴力に比すれば、ネット上の匿名の暴力などかわいいものだといえる
 実名化は、一種の刀狩、民衆の無力化を招来する
 結局既得権益を保護することに貢献することになる
 既得権益は、死に至る病だ
権力は軽さを憎む
危惧している
 
 
 

金融教育

2007-01-09 08:22:27 | 世迷い事
 お金の話を、銀行屋さんとか株屋さんが子供向けに教える必要があるということになりつつある
 子供の頃から資金の運用とでも言うべきものを教える必要があるという意見だ
 純真な子供にお金の儲け方教えるというのは、拝金主義ではないかというもっともな批判もある
 しかし、国民に「自己責任」という以上、それに見合う教育も必要ということだろう
 私はお金について徹底的に教える必要があると思っている
 最終目標は、株で小学生が自活することと言い換えてみる
 もしそういう小学生が出現すると、どうなるのだろう
 日本も金融先進国だと胸を張るのだろうか
 儲け方も重要だろうが、どう使うかを教えることも重要だと気がつく
 しかし、自分のお金を好きに使うということ以上のことを教わった記憶がない
 私的財産というのは、神聖不可侵で、儲けた人は税金をたくさん払うことにより社会貢献するというのがせいぜいだろう
 資本主義的にお金を正しく使うとは、元本を増やすように投資することだとすれば、この金融教育の限界も自ずから明らかだろう
 それともイヤになるほど儲けて、慈善活動に「自発的に」邁進するビルゲーツあたりが、この教育の目標になるのだろう
 金融教育が、お金の増殖の自己目的化に貢献することになる
 どういう「価値」を実現するために「力」をどう使うかという立場で言えば、価値を教えないで、「力」だけを増強しようとしているようにも思える
 「価値」を顧客満足と言い換えても、釈然としないものが残る
 割と悩ましい
 
 

 
 
 
 
 

政治

2007-01-07 15:23:48 | 世迷い事
 我国の政治風土について、少し思いついたことがある
 雰囲気とか風などというものと関係している
 イメージ、好感度でもいい
 政策があり、その政策の失敗があり、政策の練り直しがあるというように、政策本位に合理的に政治が動いているわけではない
 むしろ、選挙がある
 勝った方は、舞上がる
 負けた方は、涙に暮れる
 でそれを見ていた選挙民は、勝った方がいい気になっていると至極面白くない
 票は、浮動し始める
 負けた方が相対的に、同情を買いやすく、次の選挙では勝ちやすくなる
 つまり判官贔屓である
 次点に泣いたものが、次の選挙で勝つというのは「次点バネ」としてよく知られた現象だ
 だから政権の運営にとって、常に守勢にたつというか劣勢に立つというパーフォーマンスや演出が必要だといえる
 キーワードは、同情である
 政策ではない
 二つの勢力が、交代するとはこの同情の力に多くを負うている
 政治とは、最初から最後までエンターテインメントであり、メロドラマなのだ
 愉しくなければ、政治ではない
 ドラマとしての快楽が最優先される
 娯楽なのだ
 同情は、力を均衡させるように働く
 その方が、勝負が面白くなる
 民主党が今度の参院選に勝てないとすれば、「政策ではなく」この同情の力を十分生かさないからではないか?
 何となくそんなことを思いついた
 
 

安倍総理は天然ボケ!!

2007-01-07 10:10:36 | 世迷い事
 安倍総理は、ホワイトカラーエグゼンプションについて、残業代目当ての無駄な残業が減るとみなしているようだ
 その減った残業の時間は、家族サービスに使えばいい
 家庭教育や少子化対策に有効というお話だそうだ
 当人はホワイトカラーエグゼンプションが不評なので、見送りになりそうなのをてこ入れして、通したいのだろうが、これでは結果的に「褒め殺し」になる
 いくら騙しやすい国民とはいえ、この程度の論理が通用するほど愚かではないだろうと思うからだ
 財界は、内閣総理大臣という大変な「敵」を身内に抱えていると自覚した方がいい
 彼が発言すればするほど、ホワイトカラーエグゼンプションの本質が明らかになる
 安倍首相は、結果的に「ノリツッコミ」をしてしまった
 ボケにボケで返して、ホワイトカラーエグゼンプションのおかしさを増幅、展開し、衆知徹底させてしまったのだ
 今後安倍総理を天然ボケ総理と御呼びすることにするが、勿論「芸人」として最高に褒めているつもりだ
 実に浮世離れしている
 ほのぼのとして、平和である
 

平家物語

2007-01-04 17:45:14 | 世迷い事
 平家物語では、一応平家の没落と源氏の勃興を描いている
 しかし、興味深いのは、歴史の主役が宮廷貴族から武家に変わっていくことだろう
 武力の大小、強弱が政治において最重要な要素となる
 古代的な心性というか宗教性が相対的に無力化していく
 利害を神が調停するのではなく、軍事力が利害を調節する
 軍事力が神になったということだ
 平家物語を読んでいて、軍事力以外の利害の調節の可能だった「昨日」というものが実在したのだと思うときがある
 仏罰
 占い
 来世
 たたり
そんなものが、はっきりと身近でありえた「昨日」があった
 こんな基層での価値転換が、この時期どういう理由で起こりえたのか不思議だ
 いつから「古代的現実」は、「迷信」になったのか?
 まるで、紙幣がいきなり単なる紙切れになったような大変化だ
 スーパースーパーインフレということか?
 この理屈でいうと
 武力を無力化させるためには、武力のスーパーインフレを実現すればいいことになる
 一人に一台核兵器である!!
 そのとき我々がまだ生きているとすれば、次に何を政治における最重要なファクターとして信じるのだろうか?