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「青」 — 2022年の一年間を漢字一文字で表すと

2022-12-30 18:05:12 | Life

2022年の一年が間も無く終わろうとしています。12月12日に清水寺で発表された今年の漢字が「戦」という少々物騒な見かけの漢字でした。しかし、私が個人的に選んだ文字は「青」です。これからその理由を示していきたいと思います。

1) SAMURAI BLUE



今年の話題で印象的なのは何と言ってもカタールのワールドカップでの日本の活躍ですね。ドイツを破り、スペインを破り、クロアチアとも対等な勝負をした日本の活躍は感動的でしたね。東京タワーもサムライブルーになっていました。

また、スペイン戦で勝ち越しのゴールを入れた田中碧選手ですが、名前が「あお」でした。生まれた時、空が青く晴れ渡っていたというので「碧」と名付けられたとのことです。

2)優勝のアルゼンチンも準優勝のフランスもブルー



ワールドカップで優勝したアルゼンチンもフランスも青系統のユニフォームでした。今大会では青のチームが歴史的な活躍をしたと言えるでしょう。

3)サッカー漫画の「ブルーロック」



サッカー漫画の「ブルーロック」も人気となりました。三苫薫選手もゲームのCMに登場していましたね。

4)セ・リーグ優勝のヤクルトもブルー



ヤクルトスワローズの村上宗隆選手は「村神様」として今年の流行語大賞となりましたが、セ・リーグ優勝したのは青を基本的なユニフォームカラーとするヤクルトスワローズでした。

ヤクルトスワローズのエースピッチャーの小川泰弘投手は、たまたま私と出身(愛知県田原市)と出身高校(愛知県立成章高校)が同じだったので、入団依頼ヤクルトスワローズを応援していました。リーグ優勝おめでとう!

5)YOASOBIの「群青」



YOASOBIは世界的に話題となりましたが、今年は「群青」が村上宗隆選手の入場テーマ曲でした。この曲はもともとブルボンのアルフォートというチョコレートのタイアップ曲でした。

6)プロ野球日本シリーズ優勝したオリックス・バッファローズもブルー



日本シリーズはオリックス・バッファローズが優勝し、日本一になりましたが、ユニフォームは濃いめのブルーを基調としていました。

7)きつねダンスのコスチュームもブルー



日本ハムファイターズのファイターズガールズの「きつねダンス」が今年話題を呼びましたがユニフォームはブルー系でした。

8)インドのクリケットのチームカラーもブルー



インドはクリケットが圧倒的な人気のスポーツですが、インドのチームカラーはブルーです。今年はクリケットのアジアカップで3位、またレジェンドチームが戦う世界大会ではインドが優勝しました。

9)他のインドのスポーツも国際試合ではブルーが基本



上の写真のほとんどは2021年に開催された東京オリンピックの写真ですが、ゴルフ、レスリング、ホッケーなどほとんどがブルー系のユニフォームでした。東京オリンピックの男子槍投げで金メダルを獲ったニーラジ・チョプラ選手は、今年の世界陸上では銀メダルでしたがブルー系のユニフォームでした。

10)インドの国旗の中央部のアショカ・チャクラはブルー



インドのユニフォームがブルー系が多いというのは、インドの国旗の中央部にあるシンボルマーク「アショカ・チャクラ」がブルーという理由のようです。今年はインドの建国75周年でした。あと一年くらいで、インドの人口が中国を抜くと言われています。

11)話題の映画「アバター:The Way of Water」のブルー



映画「アバター」が世界的にヒットしました。すごい映画でしたね。「アバター」とはもともと、サンスクリット語で「化身」という意味なんですね。インドでは青い色の神様がよくいますが、この映画、インド神話の世界観に繋がる部分がある気がします。

12)映画「TOPGUN: MAVERICK」の空の世界



この映画で青い色が出てくるわけではないですが、空と海の世界はやはり青ですね。

13)NHKの朝ドラの「舞い上がれ!」の青



「舞い上がれ!」は、飛行機がテーマで、青い空や海が登場します。学生時代の「なにわバードマン」のユニフォームもブルーでした。20世紀初頭の女性飛行家アメリア・エアハートの引用も素敵でした。

14)飛ぶことの夢とディズニーシーの「ソアリン」



私は昨年の暮に長年住んだシンガポールから日本に戻ってきたのですが、日本で個人事業主として登録した屋号は「Wings2Fly」でした。また、今年、ディズニーシーで「ソアリン」に乗りましたが、昔からの空を飛ぶことの夢をテーマにしたアトラクションでした。

15)エルビスの「ブルー・スエード・シューズ」



映画「エルビス」が上映されましたが、この映画で、エルビスがツアーを始める時にかかる曲が、「ブルー・スエード・シューズ」。もともとはカバー曲なのですが、彼が圧倒的な人気を獲得するきっかけになる曲です。

16)ブルーベリーのスイーツ



今年は東京に戻って、スイーツを食べましたが、ブルーベリーを使ったものを多く食べました。右上の「ゼフィール」というのはロシアのスイーツで、紫色のものはブルーベリーを使っています。

17)Blue Tokai Coffee & Blue Bottle Coffee



インドのコーヒーブランドのブルートーカイが日本に進出してきました。今年、六本木ミッドタウンのポップアップショップに何度か足を運び、インド各地のコーヒーをトライしました。ブルーボトルコーヒーは数年前に清澄白川にできて、その後数カ所に店舗ができました。

18)バタフライピー・ティー



日比谷公園内のカフェで、今年初めて「バタフライピー・ティー」というハーブティーを飲みました。青い色をしているのですが、レモンを入れると紫色に変わるというお茶です。

19)南インド料理のダバ・インディアの青い店内



今年は東京でいろんなインド料理を食べました。京橋に長蛇の列のお店があるので何だろうと行ってみたら、ダバインディアでした。南インド料理の名店ですが、とても美味しかったです。青い色の壁が美しかったですね。

20)隅田川、永代橋、東西線



シンガポールを引き払い、東京での生活を始めて一年、住んでいるのは門前仲町。茅場町のコワーキングスペースも通ったので、永代橋は何度も通いました。東西線のカラーはブルーです。

21)茅場町の日本橋山王神社の狛犬がブルーのマントをつけている



今年の中旬から、兜町のKabuto Oneの3階にあるブックラウンジ“Kable"に通って仕事をしているのですが、窓から真正面に見下ろせるのが日本橋山王神社。狛犬が青いマントを着て上を向いています。今年は、この神社だけでなく、日本橋小網神社や、兜神社なども初めてお参りしました。

22)北斎ブルー



今年、六本木ミッドタウンのサントリー美術館で北斎展が開催されていて、たまたま最終日に入ったのがきっかけでした。そこで北斎が、「ベロ藍」と呼ばれていた「プルシャンブルー」を使って風景画を発表し、江戸で大人気になったというのを知りました。その後、墨田区の北斎美術館も訪問しましたが、北斎のブルーの世界にはとても興味をひかれました。江戸の人々にとって、それまでみたことのなかった青の色なんと革命的だったのかと想像するとますます青に魅惑されたのでした。

23)フェルメール、モネ、ピカソの青



西洋でプルシャンブルーが開発される前、ウルトラマリンなどの青はとてつもなく高価な画材でした。はるか東方の地で採れる宝石を原材料としていたので、高くて当然でした。フェルメールはウルトラマリンの画材を買うために財産を使い果たしたと言われています。今年は原田マハさんの本に影響を受けて、マチスや、ビアズレーなど西洋絵画の世界に興味を持ちましたが、ピカソも「青の時代」という青をベースにした数々の作品を残しています。また、北斎はフランスの印象派にも影響を与えたと言われていますが、モネの睡蓮の池は日本庭園の影響を受けたものだそうです。今年日本橋で印象派の絵画を体験するイベントがありましたが、モネの池の水の世界はまさに印象的でした。

24)ウクライナの国旗のブルー



上の写真は木場公園にあったウクライナを応援するための飾りですが、ウクライナの国旗はブルーとイエローでした、今年一年、この青の色は忘れられない色となりました。

25)アメリカ中間選挙のブルー



アメリカの選挙は赤(共和党)と青(民主党)の戦いなのですが、今年行われてた中間選挙、レッドウェーブで赤が圧倒的勝利となると言われていたのですが、そうはならず青が持ち堪えたと言えるでしょう。下院では共和党が多数になったのですが、上院はそうはなりませんでした。

26)英国女王プラチナ・ジュビリー



エリザベス女王は今年亡くなりましたが、今年の頭にはプラチナ・ジュビリーのお祝いがありました。その式典の初日、ロイヤルファミリーの女性たちが着ていた衣装はブルー系でした。

27)故安倍晋三前首相のブルーのスーツ



安倍晋三前首相は今年、日印協会の会長に就任され、私はその就任式典で始めて実物の姿を拝見したのですが、その鮮やかなブルーのスーツが印象的でした。日印協会の朝食会でもお会いできる予定だったのですが、亡くなったのはその二週間ほど前のことでした。

28)東京オリンピックが残した汚れたブルー



今年東京オリンピックの不祥事が報道されましたが、AOKIが話題でした。

29)青色申告



今年、個人事業主の登録をし、区が主催する青色申告のセミナーにも何度か参加しました。

30)イケアのブルー



幕張のイケアにも何度か行きました。

31)ブルー・オーシャン戦略



「ブルー・オーシャン戦略」の本が出たのは10数年前のことですが、この話はかなり刺激を受けました。競争相手の少ないインドなどに着目しているのはその理由です。

32)HOKAのブルー



シンガポールから日本に帰ってきて、HOKAの新しいシューズを買いました。シンガポールでもHOKAのシューズを履いていたのですが、日本で買ったのはブルーの物でした。“Time To Fly"というそのスローガンに惹かれました。

33)青森の「青天の霹靂」



たまたま友人が連れていってくれた銀座のクラブが、青森を支援していました。その繋がりで、「青天の霹靂」という青森のお米を初めて食べました。美味しかったです。

34)田原市の青い菊の花



私は愛知県田原市の出身なのですが、東京や横浜で田原市の産物を販売するイベントがありました。そこでもらった青い菊の花は自宅で、一ヶ月ほど元気に咲いていました。田原市は農産物の出荷額では日本トップクラスですが、花卉の生産も日本一です。

ということで今年一年の青にまつわるあれこれを集めてみました。思った以上に数が多くあり、自分でもびっくりしましたが、これを見ても今年が「青の時代」であったことをご納得していただけるかと思います。コロナ禍がひと段落し(中国はまだ大変な状況ですが)、海外渡航への青信号が灯った2022年、未来は青空と大海原の鮮やかな青さに輝いている感じです。そんな時代に自分はいつまでも青年の心で未来に向かっていきたいと思っています。

それでは来年が皆様にとりましてもよい年となりますよう、お祈りいたします。

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2 コメント

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Unknown (yoko-2-1)
2023-12-12 07:25:11
非常に興味深く拝読させていただきました。
今年(2023年)の漢字も、楽しみにしています。
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Unknown (singaporesling55)
2023-12-12 07:39:35
ありがとうございます。今年の漢字に関しても年末までにはアップしたいと思います。
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