まわる世界はボーダーレス

世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。

デジカメのカラー・スケッチ機能にはまっている

2014-05-11 00:45:20 | 写真

久々の投稿です。相変わらずあちこちに行っておりますが、
今年の4月にニコンのデジカメ(D5300)を買いました。
それまで、ニコンのD90を使っていたので、どうしようか
と思ったのですが、画質や高感度性能は格段に向上している
し、Wi-Fi内蔵であることと、スペシャル・エフェクトの機能
があるので、買いました。で、今は、スペシャル・エフェクト
の中の、カラース・スケッチやHDRペインティングを集中して
使っています。

トップの写真もこちらの写真も4月末に香港で撮影したもの。



香港は、絵になる風景に溢れています。もともとイラストっ
ぽい都市なのですが、カラー・スケッチで撮ってみると、
実に面白い。沢山撮ったので、スライドにして動画にしてみました。

Hong Kong Sketches (YouTube)

こちらは東京駅。



東京駅もカラー・スケッチに相応しい題材です。
実際に、東京駅はスケッチの題材としてよく使われていますね。
向いの新丸ビルから撮影したものです。スケッチだと一日に
一つ描ければいいところですが、写真だと、実に沢山描けて
しまいます。しかも形は極めて正確。いろんなアングルの
スケッチが短時間で作れてしまいます。これもスライドにして
動画にしてみました。

Tokyo Station Color Sketches April 2014 (YouTube)

昔、高校の時に、美術部に入っていたことがあって、デッサン
とかスケッチとかやったことがあるのですが、絵は時間がかかる
のがちょっと嫌でした。油絵はさらに時間がかかるので、挫折
してしまいました。でも絵などで表現することは好きでしたので、
デジカメのカラー・スケッチ機能が登場した時は、これこそ
自分のために作られた機能だと思ったのでした。



これは、東京スカイツリーの上の部分をカラースケッチで撮影
したものですが、拡大してみると、実に細かい構造でできて
いるのがわかります。こういう物を鉛筆スケッチで描こうと
すると、線はまっすぐ描けないし、鉄骨の数も絶対に正確には
描けません。細かく段数を数えたりするのも、馬鹿らしいです。
絵画表現というのは、現実をそのままに紙に写すというもの
ではないのでしょうが、東京スカイツリーのような精緻な
構造物は絵画表現としては向いていないのでは、と思って
しまいます。絵画の世界からすると、デジカメのスケッチは
邪道で、許し難いものなのでしょうが、スケッチ風の絵が
自動的に描けてしまうというのは、私のようないい加減な
人間にとってはとても嬉しい機能であります。



こちらは駒形橋の風景。コミックのワンシーンのようですね。



こちらは、両国の国技館前の力士ののぼり旗。実際もすごい
極彩色の配色なのですが、ポップアートのような感じです。



こちらは、浅草の屋台。こういうのもカラー・スケッチに
してみると面白い。文字が入っているとマンガっぽい感じ
で面白いですね。浅草のシリーズも、動画にしてあります。

Asakusa May 2014

BGMは、YouTubeの版権フリーのライブラリーから使わせて
いただいています。昔はBGMの手配も大変でしたが、楽に
なりましたね。



こちらは、近所のクリーニング屋です。



これはツタのからまる壁。これを絵で描こうと思ったら、
気が遠くなるような作業ですね。



門前仲町のファミレスも、カラー・スケッチだとコミック
風に見えますね。



こちらは門前仲町の辰巳新道。レトロな雰囲気です。
先日、年配美術サークルの皆さんがこのあたりで写生
をしているのを見たのですが、絵に描きたくなる風景です。

最近、思うのですが、自分でいくら写実的な写真を撮っても
プロにはかなわないし、オリジナリティのある表現というの
はなかなか難しい。それならば、あえて他人のやらない
表現を追求してみようと思って、カラー・スケッチに
はまっているわけです。

写真の世界からすると、こういう分野は邪道でしょうし、
絵画の世界からしても、邪道。でも何か新しい表現という
のはこういうところから始まるのではないかという気がします。

はたしてこの先どのようになりますやら。

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散りゆく桜をモーション・スナップショットで

2012-04-29 23:05:44 | 写真

昨年発売されたニコン1にモーション
スナップショットという機能が搭載され
ています。シャッターを押した前後の
1秒間が動画として記録され(静止画も
同時に記録)、それが2.5秒のスローモー
ション動画と静止画で再生されるという
ものです。

この機能を使って、桜が散るのを撮影し
たいと思っていたのですが、桜が散り始
めるのを見て、ニコン1を買いました。
買わないと、桜を撮るというチャンスを
逃し、一年間後悔することになるかと
思うと、買わずにはいられなかったので
あります。

ニコン1には電子ビューファインダー
付きのV1と、それのないJ1があるので
すが、モーションスナップショットを
使いたいだけなので、J1のほうを買い
ました。



10-30ミリの標準レンズ付きで、手頃
な値段で買えました。デザインも質感も
なかなかいい感じです。

そして早速、4月13日のお昼に、会社の
近くの四谷の土手で、桜の花を撮影して
みました。通常のモーション・スナップ
ショットは動画と静止画の組み合わせで
できるのですが、それだけだと表現として
ちょっと短すぎます。これのスローモー
ション動画ファイルだけを繋いで、iPhoto
のスライドショーにしてみました。

スライドショーのエフェクトを付けて、
さらにiPhotoに付属のBGMを付けて、一本
の動画にしたのがこちらです。



生まれて初めてYouTubeにアップしてみた
のですが、簡単にアップできてしまいました。
今日の時点で再生回数は126回になっています。

もう一度トライしようと思って、4月8日の
日曜日、千鳥ヶ淵に行って、桜を撮影。
こちらがその作品です。



こちらもYouTubeにアップしたのですが、
再生回数は現在、49回になっています。

今年のカメラ関係の展示会のCP+でニコンの
ステージに立ったカメラマンの阿部秀之さんが、
「過去の思い出はスローモーションで記憶され
ている。モーションスナップショットはその
人間の感覚に近い」と語っいたのを聞いたとき、
散る桜とか撮影したら面白いんだろうなと思い
ました。

それからインドに出張に行った時、インド人が
偶然、ニコン1を持っていて、モーション
スナップショットのスローモーション動画
ばかりを繋いだ動画を見せてもらった時、
これは新しい映像表現だと思いました。

通常のムービー撮影とも違い、スライドショー
とも違う。スローモーションの映像がまさに
エモーショナル。そのインド人と話しをして
いたら、「インド映画では、過去の回想シーン
はいつもスローモーションになる」とのこと。
スローモーション動画というのは、どこの国
でも訴求力があるんだと、その時思ったので
した。

たしかにかすかな動きが静止画の中に見える
というのは面白いので、このへん、いろいろ
トライしていきたい気はします。あとは音楽
が重要になってくるので、いろいろとネタを
仕入れていきたいと思います。ではまた。

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夜桜は高感度で撮るのがよい

2012-04-09 00:25:38 | 写真

ちょっとまだ寒い東京ですが、この週末桜が満開
でした。家の近くの門前仲町の大横川沿いは桜が
綺麗だったので、夜桜を撮影してみました。

携帯電話とかで撮っている人も多かったのですが、
こういうのはやはり高感度が可能なデジタル一眼
レフに限りますね。



フラッシュを使ってしまうと、雰囲気が出ないし、
また三脚を使って手ブレを防ごうとしても、花は
風でかなり動いているので、スローシャッターだ
とブレブレの写真になってしまいます。



ニコンのD90のカメラで、ISO感度を3200にして
撮影してみました。フラッシュキャンセルオート
です。



桜の花が風で動いていても、シャッタースピード
を速くできるので、あまりぶれません。
こうい時、高感度のありがたさを感じます。

桜の色と背景の夜空のバランスもわれながら
よい感じ。



夜桜はこういうふうに撮ると簡単にキレイに
撮れますね。大きく伸ばすとノイズの問題とかも
出るのでしょうが、ブログで見る分には十分です。



フラッシュは全く使っていません。桜の木のそば
に吊るしてある提灯の明るさだけです。
高感度だと、何か得した気分。

というわけで、ちょっと夜桜の写真の紹介でした。



高感度に感謝です。ではまた。

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チーズは探すな!

2012-01-03 15:07:49 | 写真

1月の1日に本屋でこの本を買い、早速読みました。
この著者のディーパック・マルホトラという人は
ハーバード・ビジネススクールの教授で、交渉戦略
とかを教えているようなんですが、この本は、以前
ベストセラーとなった『チーズはどこへ消えた』
(著者:スペンサー・ジョンソン)に異議を唱える
内容になっています。

「変化に順応する時代から、変化を自ら創造する
時代へ」ということで、迷路を克服する3匹の
ネズミの生き様が描かれています。読む人の置か
れた状況によって、いろんなふうに読めてしまう
のが面白いところなんですが、表紙に書かれている
ように、「他の誰かの迷路の中でネズミとして
生きることを拒んだ人たちへ」向けて書かれた
本なのですね。

迷路の中で、ただチーズを追い求めることだけを
目標に生きているネズミたち。我々の生き方が
まさにそのような状況であり、会社も組織も、
様々な業界も、社会も多かれ少なかれそんな
迷路のような状況にあるような気がします。

作られた迷路の中で、既成概念に縛られて、
マスコミに作られた情報によって、目の前に
提示された目標に向かって、ただ生きている。
それが幸せかと言われると、そうとも言えない。
そんな状況が迷路の中のネズミだと思います。

そんな常識の世界に疑問をいだき、外の世界を
知ろうと挑戦をし、新たな視点を手に入れる。
それがこの本で描かれていた三匹のネズミ
だったような気がします。

幕末の坂本龍馬や、昨年亡くなったスティーブ・
ジョブズもそんなネズミだったのでしょう。
我々が、見知らぬ土地に旅に出たくなるのも、
いろんな本を読んでみたくなるのも、きっと
迷路から抜け出す方法を模索しているからなの
かもしれません。

私はいわゆる広告業界で働いているのですが、
広告業界こそ、まさに迷路です。誰かが作った
迷路の中で、誰かによって置き場所が頻繁に
変えられるチーズをひたすら探し求めている。

そんな中で昨年から年越しで読んでいる二つ
の本をご紹介いたしましょう。

まず一つめは、「マーケティング戦略の未来」
(クリストファー・ヴォルマー+ジェフリー・
プレコート著)という本。



マーケティングの生態系の変化が、メディア
業界、広告業界全般に起きていて、変革を
しなければ生き残れないということが書かれて
います。

そしてもう一つは、植田正也さんの『2015年
の広告会社』という本。



広告の時代は終わり、新たな時代への変化を
しないと広告会社は生き残れないという話し。

のんびりしてはいられないという感じです。
これらはたまたま広告業界に関する話しなの
ですが、同じような状況はいろんなところに
あるんでしょうね。こういう変化の時代にこそ
我々は迷路の中のネズミでいてはダメなの
ですね。

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高感度ISO3200を使ったらどんな写真が撮れる?

2011-11-06 01:21:31 | 写真

最近のデジタルカメラはずいぶん高感度に
なってきました。高感度になると、暗い所
でも撮れるようになるんですが、そういう
写真は自分にはあまり関係ないかなと思っ
てたんですが、ちょっとためしに使って
みたら、これがすごく便利。今までに撮れ
なかった写真がカンタンに撮れたりして、
ちょっとびっくりでした。

上の写真は、ディズニーランドのエレクト
リカルパレードです。カメラはニコンの
D90なんですが、レンズはニッコールの
16-85mmで、32ミリくらいの焦点距離
でフラッシュなしのオートで撮影しました。
データを見たら絞りはf/8、感度は3200で
した。

被写体はゆっくり動いている。カメラは
手持ち。被写界深度(ピントの合う範囲)
はやや深め。そして状況はかなり暗め。
普通だったらかなりブレブレの写真になっ
てしまいます。三脚を使ってどんなにしっ
かり撮っても、被写体が動いていては、
ブレてしまいます。

それがISO3200の高感度で撮ってみたら、
こんなに綺麗に撮れてしまいました!
これはちょっと自分でもびっくり。細かい
部分を見るとノイズとかの問題はあるので
しょうが、こういう写真ではブレていたら
意味がない。奇跡の一枚という感じです。

同じエレクトリカルパレードからもう一枚。



こちらは絞りと感度は同じですが、焦点
距離は26ミリ。手前の観客たちの雰囲気も
写りこんでいます。さらにもう一枚。



写真の中の人物が手を振ったりしているの
で、シャッタースピードがゆっくりだと、
これまたブレてしまいます。高感度の
ISO3200だと、比較的速いシャッター
スピードで撮れます。

さてこちらは、豊洲のららぽーとで行われ
た、豊橋の手筒花火。



焦点距離は65ミリ、絞りはf/5.6。ISO3200
なので、火の粉が流れずに写っています。



こちらは、55ミリでf/10。
さらにこちらは大筒花火。



16ミリでf/4.5です。

夜空の三日月も撮ってみました。



85ミリでf/5.6です。三日月の部分を
トリミングしてみました。



月の光があたっていない影の部分も見える
ではありませんか!ISO3200はすごい!
かなり拡大しているのですが、ほとんど
ブレずに写っています。細部はかなり荒れ
ているのですが、これは仕方ありません。
今まで三日月は明るい部分しか見てなかっ
たのですが、月の影の部分も見えるんですね。

さてこちらは、浅草で偶然に遭遇した平成
中村座のご一行。



感度を3200にセットしたまま忘れていたので、
これもISO3200。焦点距離は85ミリで、 露出
はオートで、f/13。おかげで、シャッタース
ピードも速く、ピント範囲も深く、いちおう
全員にフォーカスが来ている!カメラは手持ち
で、望遠、被写体も動いている。ブレる条件が
満載なのにちゃんと写っているのは高感度の
おかげです。

中村勘三郎さんが路上の観客の中に奥さんと
お孫さんを見つけた場面のようです。別の
写真をトリミングしてみると、中村勘三郎さん
の嬉しそうな表情が写っています。



高感度で撮った写真の一部を拡大しているの
で、ノイズもあるのですが、いちおうちゃんと
写っています。ISO3200の威力ですね。

ついでにISO3200をニコンのD3100でも試し
てみました。



寿司屋の店先の写真ですが、55ミリで、f/5.6。
いちおうブレずに写っています。これは絞り
優先で撮ったのですが、オートとか、シーン
モードとかだと、ISOは自動的に変化してしま
うんですね。いろいろ撮ったのですが、3200
になっていたのは、こちらの一枚だけでした。



駐車違反取締の二人組です。55ミリでf/5.6
でした。

以前、フィルムカメラを使っていた頃、800
とか1000とかのフィルムを使うと粒子が荒く
て全然鮮明でなかったのを覚えています。
その時代からするとデジカメの高感度はかなり
進化したんだと思います。

これまで撮れなかったようなシーンが撮れる
のは感動的です。こういうのはプロだけで
なく、我々のような普通の人々にどんどん
活用してもらうのがよいんでしょうね。

高感度写真に関してはまたいろいろトライ
してみたいと思います。

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