カメラを片手に

奈良の山間地では代掻きが

もう午前5時前から廊下が明るい、ラジオから北海道田舎プロデューサー・
おたより特集が流れていた。みんなと一緒に北海道と日本を元気にしたいとの
思いの番組、4月から一人で進行されるようになり、この声が眠気を誘う。
もうNHKラジオ深夜便「今日の花と花言葉」の時間なので、ここだけ聞けば
今日の花」はモクセイ科「ライラックリラ)」
花言葉は「思い出を大切に4/11

そのままウトウトと・・・
(5時15分が奈良の日の出時間、ほぼ同時に最低気温は11.6℃と暖かい)
午前6時になれば寝室のシャッターが開く。
同時に枕元に朝の光が差し込み、あまりの眩しさで布団を被るが・・・
隣から血圧計の作動音、連れ合いも起こされたようで、一日が始まった。
雲は多いが晴れ間、奈良の最高気温は23.0℃と過ごしやすい一日になった。
      11時

さて先日18日は変わりやすい天候の中「滝坂の道」を忍辱山・円成寺から
奈良市内へ戻る道端でのこと、誓多林町に差し掛かればカエルの喧しい声が
往き返し山國せまき田掻牛』  中島斌男

牛ならぬトラクターで「代掻き」をされていました。
田の周りには、イノシシやシカ除けのフェンスと電気柵が


「代掻き」は米作りの工程の中でも重要とされ、利点としては
①田んぼの水漏れを防ぐ。
②土の表面を均して、均平にし、苗がむらなく生育するようにする。
③苗を植えやすくし、苗の活着と発育を良くする。
④元肥をむらなく混ぜ込む。
⑤藁や雑草を埋め込む。
⑥雑草の種を深く埋め込むことにより、雑草の発芽を抑える。
⑦有害ガスを抜き、有機物の腐熟を促進する。
                *クボタの田んぼより引用

この辺りの山間地は北陸と同様にゴールデンウィークには田植えですね。

一方奈良市街地で残る田んぼは4月21日では、まだこんな状態
レンゲ田、荒起こし、そして耕作放棄地と三田三様ですね。    4/21

                             
荒起こし」は冬の間眠っていた土を目覚めさせ、米づくりの始まりで、固ま
った土を砕き、空気や水を入れれば柔らかくなり、保水力・排水性・通気性も
増して微生物の活動が活発化して稲が育成しやすくなる。さらに雑草の発生を
減らすと共にわらを埋没させ、分解を促進すると。*三菱農業機械より 
耕うん」→(「播種」)→「水入れ」→「代掻き」→「田植え」と
この辺りの田植えは6月以後になる。

レンゲソウ・紫雲英」は、昨秋に蒔かれたもので、春になれば根の「根粒」
というこぶに共生菌の「根粒菌」がいる。
レンゲソウは根粒菌に住む所と少しの養分を与え、代わりに肥料としての窒素
分=肥料をもらう共生関係を結んでいる。
田植えの前に、このレンゲソウを土の中に混ぜ込めば、腐葉土のように分解さ
れて、土の中の肥料分が多くなる「緑肥」効果を示します。

あぜ道のうねり見えけり蓮華草』  政岡子規
      4/21

紫雲英ゆらぐ常に序幕であるを許せ』  中村草田男
連休明けには、レンゲソウも漉きこまれ、田植えの準備が始まるでしょう。

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