月曜の今朝は快晴!放射冷却と寒気のため5.8℃とやや冷えこんだ奈良です。
ゴミ出し、洗濯と掃除など一仕事を終え居間に座ると、足元が寒く手がファン
ヒーターをON。気温は13℃を示し加湿付き空気清浄機の湿度は49%と、だが
タンクが空だ。COVID-19対策に重要な加湿、まだまだ気が抜けませんね。
11時
今日の誕生日の花は「シャクナゲ・石楠花」 、花言葉は「警戒心を持て」
急変する天候、4月18日円成寺を訪れれば、境内にはもう咲いていた。
4/18円成寺にて
『石楠花の紅ほのかなる微雨の中』 飯田蛇笏
俳人「飯田蛇笏」は1885年の今日が誕生日、生誕136年です。
山梨県生まれ、高浜虚子に師事し大正時代における「ホトトギス」隆盛期の
代表作家で、小説的・物語的な発想に基づく格調の高い句風で詠んでいる。
円成寺のはずれに、誰も振り向かない石塔、十三重塔?がひっそりと。
その前の道、浄土式庭園から続き、昭和40年ごろまで、バス道だった。
国道369号を渡り、東海自然歩道ともなる柳生街道(滝坂の道)、奈良市内へと
山間へ歩き出す。
石仏に・・・
椿が散る中を
スギやヒノキの人工林は暗い、咲く花は・・・「?」が花をつけている。
一度道を間違えれば、行き止まりは廃材等の投棄場所、隠れ投棄場所・・・
どおりで県道184号へ出れば不法投棄除けのフェンスが続き、道路脇などに
外来種のケマン属やアケビの花が
暗い林を抜ければ田んぼで代掻き中・・・カエルが喧しくなく。他の田んぼ
から誓多林の集落へシラサギが飛んでいくと同時に雨が・・・
納屋の屋根を借りて雨宿り、通り雨だった。
雨騒ぎで、五尺地蔵や江戸時代の伊勢参り灯篭はPASS
種楽を抜けるあたり、左手に公衆トイレがあり、右手は八柱神社でこの奥には
芳山二面石仏だが?
もう12時前、雨の心配とお腹が空いたので昼食予定場所・首切り地蔵の休憩所
へと急ぐことに。
ところが、斜面にワラビがにょきにょきと、それも太い
連れ合いはワラビ採りモードに、急ぐのにスミマセンといいつつ・・・
(写真は灰で一晩あく抜きが終わり水に漬けたが、まだ苦くもう一日追加を)
「峠の茶屋」の脇にヤマザクラが・・・もう散り始めている。
おじさんが客引きに出てくると思いきや、食事中だった。
ここまでくるハイキング客は数人程、トレイルランの方々が多いぐらい
峠の茶屋
この辺りの谷側は「マムシグサ」やワラビ、山側にはキイチゴ
石切峠から高円山ドライブウェーに突き当たれば、白い花が迎えてくれた。
ハイノキ科の落葉低木 の「サワフタギ・沢蓋木 」です。
江戸時代の石畳が残る「滝坂の道」へ下りるのですが・・・
東大寺造営時の石切場跡が平安末期の修行地になった「春日山石窟仏」へ
風化が激しく、屋根と屋根とフェンスに覆われ保存されている。
右側の「東窟」は間口は約5m・奥行は約2.4m・高さは2.4mで
その西壁に錫杖を持たない古風な地蔵菩薩立像4体と天部像1体、
東壁に頭部などは失われた観音菩薩立像が3体と天部像1体、
中央の石柱には顕教系の如来坐像が4体が現在も残されています
立ち入り禁止のロープが外された急な坂を下れば、滝坂の道に合流。
新池への道を下れば・・・マムシグサの宝庫と?花が咲く
誰もいない四阿があり昼食に。この時は木漏れ日もあった。
5分ほどで、首切り地蔵までくれば四阿とトイレがあり、20人ほどが休憩中
さあ滝坂の道の核心部?能登川沿いを下ります。
ほどなく「朝日観音」、実は1265年鎌倉時代の弥勒如来磨崖仏です。
脇の地蔵菩薩は左が鎌倉時代、で室町時代で錫杖も持たない
手を合わせて、まだまだ下ればスミレそしてワラビ、摘みました。
ほどなく崖の中ほどに夕日観音(滝坂三体地蔵菩薩磨崖仏)が・・・
少し下れば「寝仏」、実は上の崖に刻まれた摩崖仏が転げ落ちてきたらしい。
時折雨が降ってくる。
住宅が見えれば、オドリコソウが・・・
新薬師寺への分かれ道付近では、鹿が待っていてくれたよう。
3~4時間ほどのコース、バスで帰ればよかったが、春日大社経由近鉄奈良駅
迄歩けば、歩行数は24000歩で疲れました。