カメラを片手に

奈良町地蔵巡り④おしろい地蔵から

朝霧もあり渋滞中の奈良市内へと入ると、東大寺大仏殿が霧に
包まれて浮かんでいるかのよう。でも雰囲気が違うのです。
目も痒くなり、これは季節外れの黄砂の飛来のようです。
11時になってやっと自宅からは遠くの春日奥山そして御蓋山
がぼんやりと。
 

奈良町のお地蔵巡り、実はもう半日違う日に行っています。
近鉄奈良駅~伝香寺(はだか寺蔵)~十念寺(おしろい地蔵)~
鎮守霊符神社~元興寺小塔院・地蔵堂~庚申堂~交通安全地蔵~
飛鳥神社~京終地蔵院~椚(くぬぎ)神社~上街道常夜燈~京終駅

『地蔵菩薩』とは釈迦如来が入滅されて弥勒菩薩が現れるまでの
56億7千万年の間、六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天童)を
巡って苦しむ人々を導いてくれ、多くは左手に宝珠、右手は錫杖を
持つか与願印を結ばれている。平安中期以降鎌倉時代に信仰が盛大
となり、現在までも庶民の生活に密着しています。

行基像
近鉄奈良駅から西の「やすらぎの道」があり、
南下すると漢国神社、さらに奈良で一番古い率川神社にいたる

そのすぐ南に『伝香寺』で、3月の終わりに咲き、花びらが一枚ずつ
散る「散り椿」は、東大寺の「のりこぼし」、百毫寺の五色椿とともに
奈良三大椿で、


はだか地蔵の地蔵菩薩は裸形で彫られ、お身体の上から衣服を着せられる
着衣地蔵で、7月23日の地蔵会には衣更法要が行われ、別名を春日地蔵と。
借用

奈良町エリアに入ると東に向うと上り坂で、『十念寺・おしろい地蔵』に。


愛染堂のお地蔵様は顔を白く塗られ、眉や目などが鮮やかで「くさ地蔵」
「おしろい地蔵」「一言地蔵」などと呼ばれ、ライを治す言い伝えから
願いが叶ったら御礼におしろいを納めたという。また奈良では珍しい
金毘羅さんも祀られ、奈良の行商人(墨や筆等)の安全を。
 

暦などをつくる陰陽師が住んでいた陰陽町に来ると、奈良おもちゃ館の横
小さな「鎮守霊符神社」があり、ユーモラスな狛犬さんにもご挨拶。


上つ道に入ると、法相宗の学僧の護命さんが亡くなられ、供養のための
宝塔印塔(鎌倉時代後期)がある元興寺小塔院、称徳天皇の世では百万塔を
安置する施設であったが、戦乱で荒れ果て今はトタン屋根の虚空蔵堂が残る。
 内部

庚申堂は③で記載済み、旧上つ道を南へと行くと中辻町に至ると、小さな
ずれた十字路があり、「交通安全地蔵」さんが狭い所に祀られている。
一旦停止しないと前方が見えない交差点、それで事故は起きない。
実は明治30年代まで川が沿っており、河川改修工事の際のお地蔵様だそうだ。


出かける為今日はここまでです。次回に続く

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