goo blog サービス終了のお知らせ 

カメラを片手に

御霊神社、狛犬の足元の赤い糸は

今朝は6.1℃と異常な暖かさとなった奈良、午前中は日差しも少なく昼過ぎからやっと陽射しが戻れば、最高気温は12.6℃と平年並みとなった。
だが夜には寒気が南下して、今季2度目の大寒波が一週間以上停滞するらしく
日本海側の大雪はまだまだ続きそう。
連れ合いの故郷富山でも地球温暖化が原因で、より重い雪に難儀していると。
      13時、11.9℃、38%

今日は「安吾忌」、昭和の小説誤「坂口安吾(アンゴ)」の1955年、脳出血により桐生市で急死、享年50歳の忌日で、没後70年となる。
1906年新潟市の大地主の家の12番目五男として生れ、「丙午」年生れで
「五男」から本名は「炳五へいご」と。
ガキ大将で、新潟中学時代の漢文教師「渋谷哲治」に勉強しないことから
業をにやし、次のような雷を落とした。
「お前なんか炳五という名は勿体ない。 自己にい奴だからアンゴと名のれ」
と言って、暗吾と黒板に大書し、以後響きがよいことから通り名になる。
 
戦前はファルス的ナンセンス作品『風博士』で文壇に注目され、終戦直後に
発表した『堕落論』『白痴』により時代の寵児となる。
太宰治、織田作之助、石川淳らと共に無頼派・新戯作派と呼ばれ地歩を築く。
また歴史小説『織田信長』(1948) や推理小説『不連続殺人事件』(1947~48)
にも筆を染め、睡眠薬と覚せい剤による中毒症状が狂暴錯乱の行動から世相を切り続けるたが、『狂人遺書』(1955)を残し没す。

冬のならまち歩きの続き、中将姫関連寺院を廻り終われば、小塔院から庚申堂
そして元興寺塔跡、御霊神社から十輪院方面へですが・・・


この日の小塔院、1月の土日にボランティアで空けられていた本堂も閉まり
      

現在は真言律宗の寺院で、 
元は元興寺の伽藍の一部で西小塔院又は吉祥堂とも呼ばれ、称徳天皇が百万塔
を収めるために建てたとされ、極楽坊の国宝五重小塔もここにあったとされる
平安時代、法相宗の名僧「護命」がおられた寺で護命の宝篋印塔が裏にある。
室町時代の土一揆で焼失し、江戸時代に虚空蔵堂が再建された。
本堂内にはご本尊は「虚空蔵菩薩」さまで、百万塔も見られますね。


裏に廻れば、護命さまのお墓ともいわれる鎌倉時代後期の宝篋印塔がある。
      

ならまちを廻れば、町屋の玄関先に吊るされる「身代わり申」、江戸時代に庶
民の間に広まった「庚申信仰」の名残で、申の数は昔は家族の人数分だったが
今では「ご縁があるように」と、5つにするところが多いという。
      

庚申堂にも吊るされており、60日ごとにある庚申の日、体内にいるサンシの虫
が真夜中に身体から抜け出し、天帝にその人の罪を報告に行き、寿命が縮まる
ので、寝ずに皆で虫の嫌いなコンニャクを食べて夜を過ごす風習。
青面金剛は猿を従え、サンシの虫を抑えると言われている。
       

菊岡漢方の前を

元興寺塔跡も門が閉まる。
      

御霊神社に 

桓武天皇の勅願で建てられ、井上町にあったが火事で江戸時代にこの地に移る
      
御霊とは冤罪で恨みを以って殺された非業のものが怨霊となって疫病・災害を
もたらすと信じられていた。怨霊を手厚く祀ることで怨霊から人々を守る怨霊となると信じられていた。本殿には光仁天皇の妻・井上皇后と他戸皇太子で、
光仁天皇を呪い殺そうとした疑いをかけられ、五条に幽閉されなくなる。

狛犬の足元の赤い糸は、縁結びのパワースポットだとの事で結ばれている。 

さあ十輪院方向へ足を向けました。 次回に続く

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「神社仏閣」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事