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移転しました(2014/1/1)

数珠つなぎ

2013-05-26 | サイト

■サイト更新:近代 【数珠を繋ぐ(1)】(広瀬武夫関連)

途中までこちらで書いていた文章です。
前書いた通り、下ろした分とその続きはサイトの方でぼちぼち更新していけたらいいかなと思っています。
  
今回の更新分。
 1)柔道から扶桑へ 
 2)扶桑から国木田独歩へ
 3)国木田独歩からから押川春浪へ
内田良平、末永節、国木田独歩、巌谷小波・押川春浪あたりの話になります。
この連載、初めの方は基本的にブログの焼き直しですが、サイト移行ということで幾分かの加筆修正をしています。
あと題を変えたのも幾つか。

国木田独歩が日清戦争時に従軍記者として軍艦に乗っており、その際のルポが新聞に掲載されていたという事は以前書きましたが、その時は未読であった『愛弟通信』をその後に読みました。
読んでびっくり。
乗組員に浅野正恭がおるー^^;
山路一善が乗っていたのは分かっていたのだけれど、あらま。

浅野は海軍兵学校の15期、つまり広瀬武夫の同期になります。
実は何度かこのブログでも名前を出していて、それが大本教の件。
大本教は2度に亘り国家から弾圧を受けた戦前最大の新興宗教ですが、その1度めの弾圧・第1次大本事件迄の大幹部に浅野和三郎がいます。
浅野正恭は和三郎の兄になる。

『愛弟通信』を読んでみると、浅野は国木田と一緒に上陸したりしていて、恐らく千代田艦の士官の中では一番名前が出てくる人物だと思います。
読んでいて思ったのですが、こんなに海軍さんステキ!な記事書いている裏での正直な感想はこれか、っちゅう…(実際にその人に宛てた書簡を読んでみたいとは思うのだけれど、広瀬と直接関係ないのにそこまで調べようという気には流石にならなかった)
浅野…あーた国木田にそんな風に思われてたんか…^^;(と思わざるを得ない)
  
ただ、『愛弟通信』、明治中期のガンルームに興味がある人は捲ってみたらいいと思う。
大したページは割かれていないのだけれど、どういう雰囲気だったかは伝わってきます。
結構面白い本でした。

まあ、こんな感じですがよろしくおつきあい頂ければ幸いです。



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