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移転しました(2014/1/1)

サイト更新

2013-11-30 | サイト

■サイト更新:近代 【紐解『財部彪日記』(2)】

前回の続きです。
全5話中、後半の5話目は財部彪の話を書き始めた時のもので、4話は初出。
ブログで「続くよ!」という感じで打ち留めて早半年^^;
お待ち頂いた方(いるのか)、すいませんでした。
ブログに出すには長めの話になったので、サイトに移行して良かったかなー。
しかしながら自分としてはちょっと消化不良というか、少し書き足りないというか…
う~ん…という所が若干あるのだけれど、これ以上考えて更新を延ばしても今の所はあれ以上しようがない気がするので、もういいかと。
気が向いたり資料を見て何か得るものがあったら書き加えるか改訂するかしたいと思います。
まあ、取りあえず今回はこれで。

#4でも少し書きましたが、財部は本当に損しているような気がしてなりませんわー。
好きだからそう思うというのも、あるのだけろうけど。
山本権兵衛の娘婿というのと、ロンドン海軍軍縮会議の辺りの財部の印象で全てが語られている気がしてなりません。
軍縮会議はだったら財部じゃなかったらもっと上手くいったって言いたいの?とも聞きたいよ私。
条約を何としてでも纏めたい政府と不満たらたらの海軍(特に軍令部あたり)と、誰が海軍代表で出席してても結果としては同じだったんじゃないかなあ…
確かに財部がもう少し海軍部内や東郷平八郎やらに根回ししとけばもうちょっとマシだったんじゃないかとか、そういう事はもの凄く思うんだけど。
ちょっと正攻法過ぎたんじゃないか。

ワシントン海軍軍縮会議に臨んだ加藤友三郎と比べられることも多いけど、そりゃ酷だと思うのは私だけ?^^;
社会の状況も海軍の人的状況も随分違うし、周囲を説得して抑えつける力が段違いに違いますわ…
加藤が卓越しすぎてた。
財部達の世代では神様扱いになっていた東郷元帥や伏見宮博恭王(軍令部長)を抑えるのが、年齢的にも経歴的にも難しい所があったと思う。
誰がこの人達抑えつけられる…(ここでいつも山本権兵衛がシーメンス事件で予備役になってなかったらと思う)
しかもこの人達焚き付けてるのが、加藤寛治とか小笠原長生といった同世代の人間たちだし。
力量的にも苦しい所だ…

またワシントンの時と比べるとロンドンの時は海軍部内だけでなくて、関わった政治家たちとの間でも上手く連携が出来ていない印象を受けます。
彼らと海軍の状況認識がうまく共有できていないというか…
だから余計にややこしくなったんじゃないかなあ。
まあ、統帥権干犯という大事になったのは、政友会の犬養毅と鳩山一郎が党利党略のために政治利用したせいだけどね。
ほんとなんで犬養毅が「憲政の神様」なんだよ。

それはとにかく、どちらかというと残念なイメージで語られる事の多い財部彪。
もう少し良いイメージを持つ事が出来たらいいと思います…
山梨勝之進のような人に大丈夫かなと思われる様なことを書かれてしまうと(ロ海軍軍縮会議時。当時山梨は次官で国内で相当苦労していた)、中々イメージを覆しにくいというのはあるんだけど。

お読み頂ければ嬉しいです!

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ショッピングモールのクリスマスツリー。明日から12月だねー。
そして年末年始に230何時間かぶっ続けでNCISを放送する寝かさない気満々のFOX。ワロタ。ワロタ…orz



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