みう と 青

みうと青の共同ブログ。
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②ワディ・ムーサ(ペトラ)からワディ・ラム ツアーに参加/ヨルダン&パレスチナ旅

2019年08月21日 23時55分07秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW
旅の全体図はコチラ


2019年4月27日(土)

○ワディ・ラムのツアーに参加

バレンタイン・インの朝食は4JDで、パン、ピタ?、ゆで卵、ファラフェル、チーズ、ヨーグルト、生野菜、コーヒー、ジュース、チャイなどのバイキングでした。

昨夜に申し込んだワディ・ラムのツアーは40JDで、その中に含まれるものは以下の通り。
・ワディ・ラムでの車
・ガイド
・テント宿泊
・夕食と翌朝の朝食
・飲み水(自分でもペットボトルを持参した方が安心ですが)

40JDに含まれないもの
・ワディ・ラムまでの移動(10JD)
・ランチのお弁当(10JD前後)
・ワディ村への入村料(5JD)※ヨルダンパスがあれば無料
・ツアー後の移動(ペトラに戻ってくるのも自己手配です)

要するに、ランチのお弁当以外、ワディ村の中にいる間はお金はかからないってイメージでよいと思います。
ちなみにお弁当は、ワディ村の入り口で「いる人いる~?」みたいな感じで聞かれますが、誰も頼んでいませんでした。(暑いので腐らないか心配だったし)
皆さん、持参したおやつや、朝食でくすねたパンやゆで卵でしのいでいたようです。


あまり信じすぎちゃダメなポスター

ワディ・ラム行きのバスが7:00に宿を出発すると聞いていましたが、別のツアーの人なども混載のバスで、遅刻をした方がいたため、7:30の出発になりました。

バスの車窓は右の方が景色は良いかも。
ペトラ遺跡の広大さを実感できます。

草原を抜け、遊牧民やテントを眺め、縞々の山並みが見えてきたら、ワディ・ラムに到着まで、もうすぐです。



ワディ村の入り口で各自で受付を済ませます。
ヨルダンパスを持っている人は特に支払はありませんが、持っていない人は入村料として5JDを支払います。
ゲートの周辺にはトイレや土産物屋もあるので、ここでトイレを済ませたり、帰りにお土産を買うこともできます。
砂漠に出てからはトイレには行きませんでした。基本的には汗で全部出ちゃいます。
ただ、有名どころの近くにはトイレがあるっぽいです。
早め早めに相談すれば、道中のテント村とかにも寄ってもらえると思うので、ガマンしないほうが良いと思われます。



参加したツアーは4WDで見所をめぐるもので、車内に乗るか、荷台に乗るかは半分くらい運です。
同じグループの人と、適当に話し合って譲り合って決めてください。

今回のツアーでは、フランス人母子3人組、リトアニア親子4人組、フランス人女性1人、日本人男性1人、自分という10人&ガイドさんという組み合わせでした。

荷台にはリトアニアの4人、フランス母子の兄、自分の合計6人が乗り、車内には他の4人が座席を取りました。

各名所に辿り着いたあとは、各々の実力に合わせて徒歩で攻めます。
(基本的に、有志による岩登りです)
ガイドさんと一緒にゾロゾロって感じではないです。
何時出発とか、滞在時間何分とかも言われないので、気になる時は自分から聞くべしです。

今回は、リトアニアの親子は大きい岩のブリッジ目当てのようで、それ以外はサクサク退散してしまうのですが、自分を含む日本人2名は見られるだけ見たい!行けるとこまで行きたい!という感じで、なんか待たせてる的な空気に・・・

途中のロレンスの家辺りから「ここは何分?」と聞くようにしましたが、ガイドさんが「30分」と言うと、リトアニナ親子は「こんなところに30分も?」的な空気を出しまくってました。


ツアー中(車を降りて行動する時)は、極限まで荷物を減らすのが吉です。
水とかも移動中に飲んでおいて、持ち歩かない方が楽かもしれません。
カメラ、汗拭き、帽子、貴重品くらいで、両手を空けておくのがオススメです。



最初の目的地はロレンスの泉です。



なかなかの岩登りです。
バエる写真を撮りにきたコリアンガールズがヒールつきのトングサンダルで登ってたのは、本当に無謀だと思いました。
そういう自分もサンダルですが、さすがに足首固定です。
日焼け対策と擦りむけ対策のために靴下と併用。
「靴のせいで大変だった」とは感じませんでした。
それよりも両手をフリーにしておくことが大切です。
手を使わないで登ることは、ほぼ不可能だと思うので、気になる方は軍手などをご用意ください。
カメラは首から提げてると岩にガンガンぶつかると思うので、斜め掛けにして背中に回しておくか、カバンにしまうのが吉です。


途中で少し休憩



そして、泉がどこか分からないw
「泉まで○m」とか「泉は→」的な看板もなく、上まで登って路頭に迷う人多数。
自分も写真の木のところまで行って断念しました。
なんせ他の人たちはとっくに諦めて降りてるので…。


上の写真の木が、この写真の岩山の中腹にある木です。

もう一人の日本人が、なんとか探し当てて写真を撮って来てくれましたが、どうやら緑の木から、あと10mくらいで辿り着けてたみたいです。

写真を見せてもらうと、ちょっと岩肌がくりぬかれたような形になっていて、その陰に水溜りがあって、周りに草とかが生えてるって感じでした。
「滾々と湧き出る岩清水」的なものを想像していたので、写真を見せてもらった自分の感想は「ビミョー」って感じでした。
行ってきた本人も「ふ~~んって感じ」とのことでした。
そもそも、その泉が本当にロレンスの泉なのかも確証はありませんw


つづいて砂丘に向かいます。
道中には岩砂漠を背景にしたラクダの群れ(?)なども見られて、異国情緒は満点。
てか、ラクダがいなかったら地球じゃないみたい。




ラクダの鼻の穴は開閉自由というのは本当みたいです。


砂丘到着

砂丘ではスノーボードを持参している方を見かけましたが、普通のスタンスでは全然滑ってませんでした。
それよりも、ソリみたいにまたがってる人のほうが、まだスピードは出てましたね。

ここでも、ガッツリ上まで登って、風に吹かれてマッタリしてたら、ヨーロピアン達が下で待ってる構図に!
カメラを首から提げたまま、猛ダッシュで砂丘を駆け下り、カメラが砂風にまみれ大変なことに。
ズームなどをするたびに、レンズ周りからも、スイッチ周辺からも、ザリザリザリザリッ!っとヤバイ音が聞こえてきます。
焦っても急いでも、カメラの砂対策だけは怠らないでください。



砂丘の次はハザル峡谷です。
ここは壁画で有名な峡谷なのですが、ガイドさんから「ここがハザル峡谷だよ~」的な説明はありませんでした。
てか、ここに限らず場所の名前とか見所とか、一切説明はないので、逐一自分から聞きに行かないとダメです。(もしかしたら車内では説明しているのかも?)

おかげさまで壁画を見落としましたよ・・・。

しかし、ここが一番の大冒険ポイントで、例によって日本人以外は全員早々に退散していましたが、日本人2人は、他の追随を許さないレベルで奥地まで登りつめたので、そのスリルや冒険感はホントに楽しかったです。




登ってきてしまいました。


「おいでよ〜」ってガイドさんが言うてますが、そろそろ降りれるか不安なので自粛。

なお自分のサンダルは3000円くらいの安物で、止め具の部分が金属ではなくプラスチックだったので、岩と岩の隙間に足を入れた際に、部品が破損しました。
が、ベルトを固定する機能としては無問題だったので助かりました。
この旅の靴、本当にこれ一足しかないので。(スリッパ用のビーサンなども無し)


破損したのは右足の前側の部品です。


この後、小さいブリッジに行きました。
リトアニア親子が「これがブリッジか?小さくない?」とぶーぶー言い出し、ガイドさんが「大きいのは後で行くから」となだめる、もとい、そもそもの予定を改めて伝えてました。




小さいブリッジといっても、ブリッジ自体は割りと高い位置にあるので、橋の上ではちょっぴりスリルもあります。


でも、みんなで交代に撮影してるので、自分の番が終わったらダッシュで退避!(をする必要はありません)


ガイドさん休憩


ゲストもチャイをいただく(無料)


そして前述のロレンスの家へ。
ロレンスの家は、車を止めた後、目の前の岸壁の上に行く必要があります。
下から見てるだけだとなんのこっちゃ?ですが、上に上ると賽の河原のように、大量の石積みが見られます。
もはや歴史的な意味とかより、そっちが面白い。


登らないとほとんど見えません。


芸術的!?




そしてようやく大きいブリッジへ。
リトアニア親子、大フィーバーで急に活動的になります。
向こうのインフルエンサーがインスタにでも載せてたんでしょうか?


ヒビ入ってる?



大きい橋なので、当然橋の上まで行くのは大変になりますが、正直、登るよりも降りるほうが大変だったかもしれません。
迫力があって楽しかったです。


その後、謎の溜め池に行き、全員が「なぜここに寄った?」っと、モヤモヤ。



道中では謎のベッド兼Wi-fiスポット?に一瞬寄って、ガイドさんがケータイをいじってました。
Wi-fiスポットはウソかもしれません。(試してない)

さらに「石鹸の草」とか言いながら、その辺に生えてる草を岩でつぶしたものを配ってくれました。
手に刷り込んでから水で流すと、なんとなくスッキリした感じですが、納得いかないなぁ~ってリアクションの人たちもいました。


自分は1.5リットルの水を1本持参していましたが、途中で「水いる?」ってガイドさんが聞いてくれて、ペリッとめくるタイプの蓋付きのカップに入った200ccくらいの水を何度もくれました。
宿でも同じものを置いていて、これは料金に込みのようです。

ただ、数量には限りがあるのと、再栓は出来ない容器なので、やはり自分でも水のボトルは持参した方が絶対にいいです。


色々回って、結構明るいうちにテントに着きました。


ラクダなどに食べられないように、木が守られています。

ここは割りと快適なテントでした。
(比較対象:サハラ砂漠での、男女混合、猫も混合、床に毛布で雑魚寝、シャワー無し、青空トイレだったテント)

ベッド2台が置かれたテント(というか、布で出来た小屋)が複数有り、基本は2名1室。
自分は1人参加のフランス人女性と相部屋でした。
同性の1人客が奇数だと、一人部屋をもらえる可能性もあります。

部屋の中にはベッドのみ。
ゴミ箱も鏡もセイフティボックスもありません。



テントの扉にも鍵とかあったあかな~?ちょっと覚えてないです。
パスポートとサイフだけは肌身離さずで、あとはテキトーでした。

今回のテントエリアはWi-fiなしです。

トイレ、シャワー、洗面台は共用です。
シャワーは時間限定でお湯も出ました。
てか、時間前でもお湯だしてくれました。
シャワー室の床が砂まみれなので、使う前に自分で流したりしました。
虫が死んでるところとかもあったので、気になる方はビーサンがあるといいかも。

蛇口から出る水で歯磨きをしましたが、特に問題なし。
トイレットペーパーも予備も含めて準備されてました。

ドライヤーとか使ってるお馬鹿さんはいませんでした。(てか、すぐ乾くし)
どうしても使いたい人は、ブレーカー問題もあると思うので、事前に聞いてからがいいと思います。


さて、しばし宿でゴロゴロして、混む前にシャワーも済ませてたら、夕日を見に砂漠までお散歩です。


仲良くなった仏親子の弟くんのほう。
わたしの指はおやつじゃないよ?


いざ行かん!


とりあえず跳ぶ。

自分たちのテント村の近くは、結構ラクダの足跡とか多くて「一面に広がる風紋と、それを染める夕日」的な感じではありませんでしたが楽しかったです。


右下の丸いのがラクダです。


風紋、ややのっぺり。


たくさんお花が咲いてました。


夕日に照らされる岩肌はキレイ!


夕食はビュッフェ。
基本的になんでもそこそこ美味しかったです。
メインディッシュは、砂漠に彫った竪穴の中で焼いたチキングリル。









素焼きに近いので胸肉はちょっとパサついてました。
腿肉がオススメです。


砂漠らしく星もキレイでしたが、星を見にきてるのも日本人だけでしたw

明日はワディ・ムーサ(ペトラ)にもどりまーす!



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