みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

コソボ1日目 後半 プリシュティーナ観光

2017年04月27日 13時00分50秒 | コソボ・アルバニア・マケドニア 2017年GW
旅の全体図はコチラ

旅初日の後半はプリシュティーナ観光。

グラチャニツァから戻り、プリシュティナのターミナルで降りて、今度は市街地まで約2.5キロの道のりを歩くことに。



ランチはその辺のフツウのお店。現地の人にまぎれて食べるのが楽しい。
パニーニとコカ・コーラで2ユーロ。


ちょっと歩くと市場っぽいエリアに遭遇。







生活感あふれるつくりだけど、お土産っぽいデザインのTシャツも沢山売ってる。
野菜、チーズ、靴、時計、おもちゃ、衣服など、なんでもある。
つくりは違うんだけど、ちょっとだけモロッコのスークを思い出した。
でも、全然ウザくはないw

2017年のGWは、たんぽぽの綿毛の季節で、群生してるあたりは鼻に詰まりそうなほど綿毛飛んでます(>_<)


建築中のマザー・テレサ大聖堂(マザー・テレサ教会)に来ました。

マザー・テレサはインドでの活動が有名なので「なぜコソボに?」って感じですが、彼女は実はアルバニア系民族なのです。(実際、インド人には見えませんよねw)
で、コソボはアルバニア人が大変多いのです。
なので、きっとアルバニア民族の星みたいなことなんじゃないかな?と勝手に思ってます。
コソボだけじゃなく、アルバニアでも沢山銅像を見たので、いっそのこと出会った銅像をカウントしてみればよかったかも。










さて、こちらの大聖堂は2017年GW現在は建設中でありますが、時間内(朝不明~16:30)であれば入れます。
聖堂に入るだけなら無料ですが、鐘楼に登るには1ユーロかかります。(エレベーターで行けます)


高すぎないので、眼下の建物などもちゃんと見えるし、街全体の位置関係などもザックリ把握できるので、街歩き前に登れてよかったかも。












国立図書館。
この社会主義色ムンムンのデザインのおかげで、コソボでも1、2を争う有名な建築物ではなかろうか。
営業時間内であれば、旅行者だってもちろん入れます。






凝った内装。ただのエレガントとも違います。
自習室も充実してましたが、入るとかなり注目を浴びます。
(自習室は、デザインはフツウ。みんなお勉強していたので、写真は自粛)






国立図書館のとなりの教会。
Google Mapで見てみたらChrist the Saviour Cathedral(救世主キリスト大教会)と言うそうな。
1995年に建設に取り掛かったものの、コソボ紛争の影響で建設は頓挫。
紛争が終わったあとも、コソボは何気にムスリムが多いこともあり、そのまま放置となり、今に至る。らしい。知らんけど。

廃墟Loverとしては、中に入れないのは残念極まりないけど、外側もなかなかいいムード。
あと、写真だと感じないけど、意外と大きいです。


お次は「若さとスポーツの宮殿」
って、名前がもうどうかしてるw



もう使われてない雰囲気で、窓から中を覗いていたら、中に住んでる(?)ホームレスっぽいおじいちゃんが手招きしてる。
「あっちあっち」と指差す方向に進むと、入り口と簡単な受付発見!
おじいちゃんが受付の人に何か言うと、私はすんなり入れてもらえた。
いざ、廃墟探検へ!













うっすらと奇怪遺産の香りw

入ってみて、色々びっくり。
1階部分は駐車場として活用されている。
その逆サイドは、ちゃんと体育館として使えるようになってる。(この日はハンドボールの練習をしてた)



廃墟じゃないのね。


ここでおじいちゃんから謎のハンドサイン。
指先をすぼめるようにして口元にもっていき、投げキスみたいにしながら指をパッと開く。
おじいちゃんが、このサインを何度もしてて、そのまま自分のホッペをツンツンしたりしてるから「なんだ?チューして。とかか?」と思い、「無理だよ」と腕でバツを作ったりしてたけど、結局なんだったんだろ?

この「指すぼめからの投げキス」って、「おいしい」「いいね」みたいな意味が基本みたい。
「ミール(good)」って言いながらしてたら間違いない。
けど、無言のときとかは「チップくれ」っぽい感じのときもあるような?

あと、こちらが腕や指で「○」「×」を作っても、あちらの人々にはあまり通じないらしい。
所変われば言葉だけじゃなく、ジェスチャーだって変わるのね。
とりあえず「腕で×を作る」=「地獄に落ちろ」とかじゃなくて良かった・・・。









若さとスポーツの宮殿の近くには、これまた有名な「NEW BORN」があります。
こちらはしばしば色を変えてるらしく、今までに誰かのブログで見たことのある、どの色とも違ってた。
しかも、文字倒れちゃってる。

この後は、旧市街のほうへダラダラと歩いてみる。





地図に時計台とか書いてあるから目印にしようと思ってるとアテが外れます。
町のほとんどの場所から見えません。






ゆったりと登っていくような道があって、そっちに行ったらキレイな町並みとかありそうな気もしたんだけど、なぜか少し急な坂道を下ってしまう自分。

市場キター!









ちょっとモロッコのユダヤ人街に似てる気がする。
こういう雑多なムードが嫌いじゃないので、しばしウロウロ。


だいぶ暗くなってきたので、とりあえずメインストリートの方に戻ってみる。
すると、なんだかお祭り騒ぎ。



沢山の人がアルバニア国旗を持ってたり、少しの人がコソボ国旗を持ってたり、中には軍服みたいなのを着てる人もチラホラ。
太鼓とラッパで勇壮な音を鳴らしながら、広場の方へ歩いていく。
一瞬迷ったけど、その流れにわざと流され、巻き込まれながら進んでいく。









人がわんさと集まっている様子を撮りたいけど見えない!と、カメラを構えていると、周りの人が「前へどうぞ」と場所をあけてくれる。
本気で祝ってる人たちを押しのけていくのも気が引けたので、ちょっと撮ったら引っ込む。この繰り返しw



気になって仕方ないので、近くの人に「これ、なんのお祭り?」と聞いてみると、なかなかのハイテンションで「ラムシが帰ってきたのよ!」とのこと。
「なんか歴史上のラムシって人が凱旋した記念日とかかな~」と思いつつ、盛り上がりを眺めていると、
「彼よー!」と指差す彼女。
「え?現在進行形の人なの?」とビックリ。



ラムシュ・ハラディナイ Wiki
振る舞いはなかなかのヒーローっぷり、ビジュアルも上手に年を重ねたカッコイイ中年。
コソボのゲバラか?って感じで、本当に盛りあがってた。







この喧騒の中、10代半ばと思しきヒジャブ女子と仲良くなって、向こうから「写真とろうよ」って言ってきてくれたんだけど、撮ってたら彼女のお母さんが現れて、彼女はめっちゃ怒られてたので、ここには載せないことにしておきます。

最後は花火が上がって、その花火が目の前のビルの屋上からあげてるので、火の粉がジャンジャン降ってきて熱かったw
こういうワイルドさ、日本も昔はあったと思うんだけど・・・






夕食はビール(ペヤ1.5ユーロ)とピザ(2ユーロ)をテイクアウトすることに。

宿の共有スペースで、二枚目のフランス人ジャーナリストと淡い交流を楽しみつつ、最後にはウサギまで登場して、コソボの初夜は楽しく更けていくのであります。



初日からテンコ盛り。
おやすみなさい。

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