みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

ミルカ

2015年02月03日 21時57分44秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ

1月最後の金曜日に、TOHOシネマズららぽーと横浜で見てきました。

150分超えるけど、最後まで飽きずに見ることができました。

実在するインドのアスリート=ミルカ・シンの半生を描いています。

400mの選手で、五輪で金メダル確実だったのに、ゴールの手前で後ろを振り向くという意味不明の行動を。
もちろんメダルは取れず、国民にも叩かれて、悲惨なアフター五輪を過ごしていたところ、
パキスタンで開かれる親善試合に行くように言われるけれど断固拒否。何故に?
現コーチや政府のお役人さんは、ミルカに親善試合に出るよう、ミルカの元コーチも連れて説得しに行くのですが、その電車内で元コーチはミルカの過去を語り出すのであります・・・

みたいな感じ。
以下ネタバレ。

ミルカがパキスタンに行きたくないのも、五輪のゴール手前で振り向いてしまったのも、
インパ分離の時に、自分の村、自分の両親が凄惨な虐殺をされた時のトラウマが大きく関わってきます。

村を捨てて難民になるか、改宗してパキスタン側に吸収されるか・・・
という選択を迫られて、村人たちは
「牛を食べろと!?」
「村を捨てろと!?」
「どっちも嫌だ!戦おう!」
となるのですが、戦闘力が違いすぎて(ミルカの村の人たちは刀だけ、相手は銃持って馬乗ってる)、敵う相手ではなく・・・

心の拠り所となる神様を持っているのは、生きていく上で心強い事だと思うけど、自分たちの命よりも優先せねばならない事があるのは、苦しいし、
それを当たり前としている人々の存在は、なんだか貴いような切ないような、絶対実らない片思いを続けている人を見るような気分。

少し話が逸れてしまった。


インド映画だけど、PVみたいなダンスシーンは少なめでした。
でも、エンタメ要素は十分なので激重の実話をベースにしつつも、とっても楽しめました。

ミルカ役の俳優さんはとってもカッコよかったです。
ここぞというセリフは、まるで彼が日本語を喋ったのではないかと思うくらい真っ直ぐこちらに届いてきました。

子供時代のミルカ役の子も、すごく上手いって感じではないけど、なんとも魅力的。

そしてミルカの初恋の相手がめっちゃくちゃ美しい♫
インド映画は見るたびに、女性が美しいなぁ~と、ため息出ちゃうのですが、今回のヒロインは今まで自分が見たことある色気ムンムンのヒロインより、少~~しだけ少女っぽさ?みたいなものが残ってて、可憐で可愛かったな(^_^)


ちなみに武井壮さんが日本人選手役で出てるそうなのですが、自分は分からなかったにゃあ

ゼロ・ダーク・サーティー と テッド を見た

2013年02月28日 23時03分16秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
おはにょんございます。

昨日は新しい仕事を始めてから初めて休日に外出しました。
(やっと少し体が立ち仕事になれてきて、休日に外出する元気が残せるよーになったよぴかぴか(新しい))

まずはゼロ・ダーク・サーティを見てきました。
ビンラディンを追いつめる過程はNHKの特番で詳しい内容も予め知ってたし、映画自体が158分という長さだけど、まったく退屈しなかった。

ただ、分かりやすいテーマとか、ポップなアクションとか、チャラい恋模様とかがワンディッシュに綺麗に盛りつけてあるような映画ではないので、誰にでも勧められる映画ではないかな。

食べきれなかった分は包んで持ち帰って、家でまた味わうよーな映画でした。


テッドは下ネタが大丈夫な人なら、誰でも楽しめると思います。
興味深かったのは字幕。
セリフで『ガチャピン』など出てくるので、多分本当はアメリカのぬいぐるみ界のスーパースター(笑)の名前だったんだろうけど、日本人がイメージしやすいように変えてて、そーゆー工夫も面白かったです。

次の休みは金曜日。つまり明日。
せっかくの神奈川県民1000円デーなので、また映画行っちゃうかもだにゃあ

アーティストとミッドナイト・イン・パリ

2012年06月08日 23時29分22秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

最近『アーティスト』と『ミッドナイト・イン・パリ』を見てきましたが、どちらも素晴らしかったです。
同じ頃に『テルマエ・ロマエ』と『宇宙兄弟』も見ましたが…、比べちゃいけないのかも(^_^;)

『アーティスト』は、この21,1世紀に、まさかのサイレント&モノクロ映画で、アカデミー賞を受賞した作品です。

物語は、トーキー映画についていけずに落ちぶれていくサイレントの売れっ子俳優と、トーキーをきっかけに一気にブレイクする天真爛漫な女優との人間関係(恋愛模様とは言いたくない)やらを描いてて、ぶっちゃけ大した話じゃないはずなんです。あらすじ的には。
でも、すごく勘当しました。
じゃなくて、感動しました。

サイレント映画だけど、中盤の音のトリック(的な)には見事にはめられました。
モノクロ映画だけど、光・闇・階段・鏡の使い方や見せ方が印象的で、とってもキレイ。

最後、タップダンスのシーンはエンドロールまで涙が止まらなかった。
今思い出すだけでも、胸がググーッてなります。


『ミッドナイト・イン・パリ』は、ロマンチストで懐古主義的な男が婚前旅行でパリに来たけど、なんだか彼女とも彼女の両親とも、今更ながら相性悪いかも…な状態。
そんな彼が、真夜中のパリで、芸術の花開く過去のパリに行くタクシーに乗って…
って感じ。

女優さんが、みんなステキ!
特に魅力的でなければならない役(アドリアナ、フィッツジェラルド夫人、ガブリエル)の三人が、きちんと魅力的だった。
画面に出てきた瞬間から、その説得力がハンパない。

展開はかなり早い段階で読めるものなんだけど、そんなことはどーでもよくて、分かってても、見終わると甘くてほろ苦くてすごく幸せな気持ちになれちゃいました。

この二本、多分どちらも5~6年前の自分なら、こんなに感動しなかったかもと思う。
それは、自分が退化したわけじゃなくて、少しは何かが分かるようになってきたからなんだと思う。

でも、感動できなかったかもしれない自分を想像できるから、これらの映画を見て『つまらん』って言う人の気持ちも分からないではないのよね(^_^;)

でもでも、やっぱりオススメだにゃあ

うちうけふだい

2012年05月29日 18時12分32秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。
先週、宇宙兄弟を観てきました。

個人的に、映画の中で一番よかったのは『終わりの歌』です。
外国人が歌ってた。ぼんやりして誰の歌かチェックしそこねちゃったけど、すっごくいい曲だった!

個人的に、物語のなかで一番よかったのは、月のクレーターの中から見上げる地球。
すっごくキレイで、まさしく『宇宙』って感じで、あの映像はもう3秒は見たかった!短すぎ!!


物語は兄・ムッタの心残の葛藤がメインかな。
自分は『宇宙ならでは』『宇宙を目指す訓練ならでは』の出来事やら現象やらが面白いと感じてたので、ちょっと物足りなかったかな。

弟・ヒビトとの絆も、マンガでは弟が危機に直面した際に、離れたところにいる兄が『弟ならこうするはず!』と予測し、それが当たり、弟が助かる。ってエピソードがあるんだけど、自分はその『予測』の過程で2人がお互いを理解し合ってることが伝わってくるんだけど、そこらへんのロジックはがっつり省いて映像・雰囲気で処理されちゃったのは残念。

全体的に、二時間ちょっとに詰め込むためにディテールの積み重ねを省略せざるをえなかった部分が多くて残念。

でも、連ドラって訳にはいかないよにゃあ(^_^;)

ジム・ジャームッシュ

2012年02月26日 01時34分49秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

ジム・ジャームッシュ監督の『コーヒー・アンド・シガレッツ』を今更見た。
面白かった。

基本的にはテーブル、コーヒー、タバコがあって、後は登場人物たちが会話をする。
大体10分くらい?それで終わり。その繰り返し。
短編会話集。

会話達は連動しているような、していないような。
登場人物たちもシンクロしてるような、してないような。

全米が涙する事は多分ないし、
抱腹絶倒することもないと思う。
ただ、ニヤニヤ、クスクス、たまにプハッ!っと笑っちゃう。

ドラマチックな事は何もなく、煙に巻かれたような、
でも、鮮やかな白黒映画。

面白かった。


同じ監督の『リミッツ・オブ・コントロール』も面白かった。
会話とか、基本的に煙に巻かれたような感じなのは同じスタイル。
ただ、見てる最中、見終わってから、いつも使わない脳みそのどこかが開いた感じがした。

面白かった。


受け身じゃなくて、そういう作品に関われたらいいにゃあ

ドラゴンタトゥーの女、見てきた!

2012年02月13日 05時35分55秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

『ドラゴンタトゥーの女』を見てきました!
CMでバイクを駆るパンクな女が出てきたって理由だけでw

監督がデビット・フィンチャー(セブンの人)だったので、
「多分、容赦ない感じの作品なんだろーなー」って覚悟して映画館へ。

あと、145分という長さも覚悟して映画館へ。


ね、寝てる!?
隣の席の人が上映前から寝てるよ?

犬神家ばりに複雑な話と聞いていたので「この人ついていけるのか?」と不安になってたら目を覚ましたw
それもそのはず。オープニング、めっちゃカッコイイ☆

レッド・ツェッペリンの「移民の歌」(アアアーーアァッ♪ってやつ)に乗せて、
バイク、レザー、PC、モジュラー、女、男、花、虫、などが、真っ黒なオイルにまみれて、
そこに火のついたマッチが…みたいな感じです。

めっちゃカッコイイオープニングはコチラ!


物語の大筋は・・・

腕利きだけど、ある事件がきっかけで職を失った(?)ジャーナリストの男が、
40年前に起きたハリエットという少女の失踪事件の捜査を依頼され、いわくありげな一族の謎に迫っていく。

彼を雇うにあたり、依頼主は彼の身辺調査をしてて、その時に彼の調査を担当していたのが、
超腕利きの探偵?ハッカー?の女。
彼女はめっちゃハードな人生を歩んで来てて、今もめっちゃハードな生活をしてる。

彼は途中から、その彼女を助手として雇い、二人で捜査をしていく。

って感じです。

なんて書くと、謎解きメインのミステリーだと思われそうですが(実際そうなのかもしれませんが)
個人的にはヒロイン・リスベット(ルーニー・マーラ)の物語だ!

無愛想で、暴力的で、計画的で、法律無視で、天才ハッカーで、ライダー。
女とも寝るし、人の傷口にウォッカぶっかけてデンタルフロスで縫っちゃうし、
全身タトゥーとピアスだらけ。

でも、すっごく普通の部分もあって、不器用なところもある。

過酷な人生を送ってきてて、人に傷つけられ続けてきたような彼女だけど、
でも、人を信頼する気持ちも失ってない。

でも、最後はやっぱり孤独。

切なすぎる!
幸せになってほしい!! と願わずにいられないヒロインです。

この子がいなかったら普通の映画になっちゃってたと思う。

『セブン』もそうだけど、謎もすっごく気になるけど、
その中でのキャラクターの気持ちの動きや、人情の機微が面白い。
そういう意味で、「ちゃんと映画だな」って思える作品です。

ミステリアスで、スタイリッシュで、暴力的な物語だったはずが、
終幕はホントに哀愁です(T_T)


ちなみに…
暴力シーンや性的なシーンは「生ぬるいならやらない方がマシ!」とでも言いたげなくらい、
無遠慮というか、えげつないというか…
そういうのが苦手な人はやめた方がいいです。

あと、登場人物が多い上に、いかんせん外人なので、
ちょっと頭がこんがらがります(^o^;)


あ!あと、ハリエットの少女時代がリスベットにそっくり(ルーニー・マーラがやってる?)なのは、何か意味があるのかな?
名前も似てるし、そこだけ謎のままです。

でも、すっごく面白かった(^-^)

好きな人は、ドハマリするかも?な作品だにゃあ

ワイルド7、見てきた

2012年01月15日 02時29分26秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

引きこもりになってはイカン!ってことで、ワイルド7も見てきました。
まぁ、ライダーなのでね。

ストーリーは普通。
ウィルステロ、トカゲのしっぽ切り、公安の悪い奴…などなど、どこかで見た事のある要素で出来上がってる映画。

意外性はまったくなくストーリーの全てが予想通りに進むけど、多分製作サイドはそもそも意外性とかストーリーの面白さには焦点を絞ってないんだと思うので、そこは突っ込む方が無粋かも。

極悪7人って感じの触れ込みだったけど、(予想通り)みんなそこまで悪の匂いがしない。
ユニフォームも着崩さないでキチンと着用してるしw

2時間では無理かもしれないけど、7人(または瑛太・宇梶・椎名の3人だけでも)の過去をちゃんと描いてほしかった。
「根っからの悪人ではない」ムード全開なので、それならベタでも「わけあって悪事をはたらいてしまった可哀そうな善人」って路線を貫いてほしかったし、教えてほしい。
じゃないと、作中での行動にどうしても違和感が…
主人公のヒバ(瑛太)の過去ですら、セリフで説明しただけだし。

それか、中途半端に説明するくらいなら「7人の過去は誰も知らない」的に、完全に隠してほしいかも。

それはユキ(深田)も同様、というかそれ以上で、説明された過去には確かに同情するけど、その若さでそんなスゴイ子になっちゃう?みたいなw
その設定でいくなら、深田にはそこまでの執念に説得力をもたせる芝居を見せてほしかったです。


でも、そーゆーとこを見る映画じゃないんです!
バイク乗りと瑛太ファンが楽しむ映画なんです!

「このバイク知ってる!」
「この道知ってる!」
「このくらいなら自分にもできるぞ!」
と、楽しんでればいいのです。

ほら、こんなに楽しそうなイベントもあるぞ


ちなみに自分はM:I=4と2本続けて見てきたので、ことあるごとに
「イーサンがいればなぁ…」と思ってしまいましたにゃあ。


M:I=4 ゴースト・プロトコル、見てきた!

2012年01月15日 01時57分08秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

先日の水曜日に「引きこもりになってはイカン!」ってことで映画を見てきました。
トム・クルーズの『M:I=4 ゴースト・プロトコル』です。


M:I=1~2に比べると、3同様にコメディ要素が多めで、大人から子供まで楽しく見られる仕上がりでした。

1~2に比べてイーサン・ハントが人間らしくて、例えばどこかに飛び降りたりする時にもドンピシャじゃなくて、ちょっとずれた所に落ちちゃって必死でよじ登ってきたりするのですが、そのおかげでリアリティと親しみが感じられてイーサンが可愛く見えました。

あと、スパイグッズの完成度の低さが笑えるw
使ってる姿が妙にカッコ悪かったり、故障も多くて、でもそれをマジで使ってるのがよかった。
小ネタをちょいちょい仕込んでくるw

クライマックスではイーサンチームの4人が全員とても泥臭い戦いぶりで、ゆえにミッションに対する必死さが伝わってきて、個人的には好感が持てました。

ドバイという土地柄を生かした『砂嵐』の演出もよかったし、立体駐車場の決闘もスリリング!

オープニング映像はお決まりの導火線なのですが、その合間合間に物語を予告編的に見せちゃってるのがスゴイ!って思いました。
ものすごく珍しい手法ではないと思うけど、スリルとハプニングが大事なスパイアクション映画で、ともすればネタバレ→ドキドキハラハラ減少?となりかねないのに…
でも、その自信と、見せ具合の絶妙な加減になんだか感動してしまい、ちょっとウルッときたのは多分自分だけだと思います。

また、映画のエンディングでの奥様との切ない逢瀬もキュンとしました。
これは映画中のイーサンの人間らしさの賜物かも?


と、べた褒めですが、個人的にはM:I=2が好き!だにゃあ。
だってライダーだもん。

笑の大学

2011年09月13日 04時31分55秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

実家暮らしの自分ですが、現在は親が旅行中&自分が無職のため、DVD三昧です。

先週は
『裁判長、ここは懲役4年でどうでしょう?』
『キサラギ』
『南極料理人』
『ばかもの』
を見ました。

個人的には真ん中の2作が好きでしたね。
見た後は『生まれ変わったら男もいいな』と感じます。


そして今週はとりあえず
『笑の大学』
『約30の嘘』
を見ました。

笑の大学は昭和の話ですが、震災後の今に重なる部分も多く、結構グッときました。
『こんなときに』と『こんなときだからこそ』の間で、芝居(とか)をやる意味や効果や必然性を考えさせられます。

あと、今稽古中だし、お世話になってる劇団さんでは全員が台本執筆も『やらされる』ので、本当に色々勉強になったというか、当たり前の事を再確認させられました。

いいタイミングで見られてはよかったにゃあ

十三人の刺客

2010年10月12日 04時34分08秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

神奈川県だけじゃないと思われますが、毎月一日は映画が一律1000円です。(多分3Dは除外)
なので、10月1日は映画を見てきました。

十三人の刺客。

見てよかったなり。


三池崇史監督が好きで(作品はあんまりチェック出来てないけど)気になっていた作品です。
リメイクらしいけど、満足なので原作を是非ともチェックしたいとは今は思っていません。


まず役者さんが、みんな素晴らしい!

頭5分くらいで出番の終わる内野聖陽さんから始まって、みーんな素晴らしい!
キャスティングがすごくはまってた。

中でも十三人の中で一番の若手を演じてる窪田マサタカくん(字がわからん)、いい!
『ゲゲゲの女房』で注目してたら、『ジョーカー 許されざる捜査官』ではムカつく犯人をやってて更に注目してたら、今回の映画にも出てたー!
彼はこれからもっと活躍してくれるはずです。トレンディードラマ(死語)のセンターを張ることは無さそうだけど、いいポジションで芝居を続けてくれると信じてます。

松方弘樹さんもよかった。
凄い人だったんだなと今更知った。

役所広司さんや伊原剛志さん、伊勢谷友介さん、古田新太さんなど、他の皆さんも予想通り、期待通りによかったです。


そして今回、稲垣吾郎さんが、よかった!
これは予想以上です。
残虐で冷徹で大胆かつ愚かな殿様、はまってた。
そして考えさせられた。


映画の後半はひたすら殺陣殺陣殺陣ですが、飽きないねぇ。
やっぱり痛みってのは根本的でリアルな感覚だからかな。飽きないで緊張しっぱなし。

監督の殺陣シーンは血飛沫飛ぶし泥まみれで、美しい殺陣ではない。でも、内臓とかは無くてグログロのグロテスクにはならない。
そのセンスや匙加減もいいなと思うんだけど、世の中にはこの殺陣を見ながら『退屈』とか思う人もいるのかもしれない。『もっと過激に』『もっと!』って…。
それはもしかしたら『痛い』『怖い』を理解できずにいる危ない奴かも?
ゴロー扮する殿様みたいな奴かもしれない。

心でも体でも、痛みは悲しいことだけど、痛みを知らないまま成長するのは恐ろしい事だと思う。


最後から二番目のカットで山田孝之くんの笑顔が映ります。
自分はその笑顔の意味を計りかね、最初は殺し合いの果てに頭がおかしくなったか、あるいは世の中に投げやりになったのかと思いました。
でも、最後のカットで山田くんの妻役の吹石一恵さんの笑顔が映り、スッキリ解決!
あの山田孝之くんの笑顔は生きてること、また大切な人に会えることの喜びだったんだと思います。

エネルギッシュで格好良くて印象に残る、いい映画だったと思うにゃあ

月の恋人~moon lovers ~その2

2010年06月22日 19時15分34秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

昨日は月曜日だけど、月9ドラマはお休みでしたね。

その隙間を利用して気になっていた事をポトポトと書き垂らしてみます。


最近、この『月の恋人』に対して思うのですが、サブタイトルのセンス悪!


第一話『おまえがほしい』(爆)
第二話『ありえないキス』
第三話『復讐のプロポーズ』
第四話『こんなに好きだったんだ…』
第五話『好きと言えたらいいのに』
第六話『最終章序幕・別れ』


もう書いてて恥ずかしい(*´д`*)

全体的に古臭いんだよぅ。
言葉が派手で逆に安っぽいんだよぅ。

『ありえないキス』そうでもなかったと思うけど?
『復讐のプロポーズ』一笑に付されてたよね?
『こんなに好きだったんだ』知らないよ!
『好きと言えたらいいのに…』じゃあ言えよ!

本来なら、ドラマを見終えたら
『そっかぁ、そんなに好きだったのかぁ(´・ω・`)』
『そうだよね、そりゃあ言えないよね。うんうん(T-T)』
となるはず、ってか、なりたいのですが、見終えてもピンと来ない。

思うにタイトルって見終えて『なるほど!』ってしっくりくるのがいいよね?
フックゼロは悲しいぜよ。


だいたいこのドラマって本当は、何かしらトラウマとかあって人格歪んでる木村拓也が、工場乗っ取りに行った中国で、図らずも自らの行動で憎しみを買ってしまった現地の工場で働く女性に恋してしまい、辛いこともあったりするけれど、それでも少しずつ心が溶かされていくはずが、社長としてとか色々しがらみがあって、苦しい!もどかしい!一体どうなっちゃうの!?
的な話なんだと思うんですよね。
でも、『お前がほしい』にしちゃったせいで、ワンマンな社長さんが、仕事でいった中国で可愛い子を見つけたがら強引にキスしちゃいましたよ~ん。

ってだけの話になってる気がする。


そして第六話にして『最終章』!
しかも『序幕』!

一体どれだけの大作なんだよ?
てか、盛り上がり的にはまだ序曲程度だし。

この最終章がどこまで続くか楽しみだにゃあ

警視庁失踪人捜査課

2010年06月16日 18時39分38秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

今シーズン、金曜の夜9時に10チャン、じゃなくて5チャン!
ようするにテレビ日で『警視庁失踪人捜査課』というドラマをやっています。

派遣先の製品が、毎回ドババーン!と登場するので、派遣のくせに半端に愛社精神を発揮し、
今のところ全話視聴しておりますです。
(電子黒板『StarBoard』よろしく~)

エロ男爵こと沢村一樹が渋~い警察官を演じており、でも自分はやっぱりセクシー部長とかやってる沢村一樹さんが好きだわ~ん♪
とか思いながら見ているのですが、そのドラマのせいで、最近変なクセがついてしまいました。


『もしも自分が行方不明になったら…』シンキング。


例えば友達に会って、会社の愚痴を言ったとする。
すると、その帰りとかにふと思うのです。

自分が行方不明になる。
友達のところに聞き込みが行く。
『会社で色々辛いことがあるみたいでした』
人間関係や仕事に悩んでいたらしい。
自殺か?
とか判断されちゃう?されちゃうの!捜査打ち切りになっちゃうの?

会社にも聞き込みが言って色々聞かれちゃう?
『勤務態度は今ひとつ。キレやすい子でした』とか言われちゃう?

手帳とか見られて
『orz…親父連中全滅?』とか
『KP…コカイン、ポイズン?』とか
『狐狩り…リンチか?』とか
危ない人だと思われたりしちゃう?
思われちゃって、捜索っていうか、むしろ指名手配とかになっちゃう?なっちゃうかな?なっちゃうよね?

もういっそ、捜さないで下さい。今までありがとう。
だにゃあ

月の恋人~moon lovers ~

2010年06月08日 19時51分18秒 | みう・映画とか本とか音楽とか
こんばんにゃ。

月の恋人~moon lovers~を、なんだかんだで毎回見ています。
基本的には『どーでもいいんだけど、とりあえず見てます』のスタンス。
なぜ、どーでもいいのに毎週見てるのか分かりませんが、どーでもいいはずなのに毎週見させてしまうのが月9マジックなのかも?

で、そのどーでもいいはずの『月の恋人』なのですが、昨日はなんだか、やたらぐっとくるシーンが多かった気がする。


芝居としてはドラマの最後の方で木村拓也がめっちゃ ムキーッ!ってなるシーン。

ムキーッ!っとなって、サイドテーブルみたいなのを投げようとするんだけど、投げない。
こーゆーの好きだ!

やっぱ投げないよね、普通。

芝居のなかでの破壊行動は寸止めがいいよね。(特に男性)
投げちゃうと、多分視聴者の半分はシラケたと思う。投げちゃうと途端に芝居が安っぽくなる。
投げないからこそ、やり場のない気持ちが浮き彫りになるわけで、役者なのか演出なのかト書きなのか分からないけど、テレビドラマをバカにしてるアマチュア演劇人は、その辺りの匙加減を学んで欲しいものだ。


あとね、乙女心的に松田翔太氏の迫り方はもはや反則っす。
あれでときめかない(動揺しない)女子はいないんじゃないか?
彼は肉食系男子って事になるのかな?
だとしたら、特定の獲物に対してのみの肉食系は素敵だ☆

もちろん誰がやっても女子のときめきを誘える訳じゃないけど。
最低でも松田翔太氏レベルの格好良さは必要かも。
ちなみに自分、松田翔太氏は決してドストライクではありません。
そして、松田翔太氏のドストライクが自分じゃないことも分かっています。


あと、今回は北川景子ちゃんが健気だった(T-T)
自分のオヤジがズルしてることを木村拓也に教えてあげるんだけど、自分は『木村拓也、まさかのノーリアクション?だとしたら北川景子が可哀想すぎる』と心配したんだけど、実際には…

『ありがとう。助かった』

よかったね、景子ちゃん(T-T)
きっとその言葉が聞きたかったんだよね、景子ちゃん(T-T)

そして、その後の景子ちゃんのセリフがまた…

『アタシって、結構役に立つでしょ?(そして笑顔)』

健気すぎる(T-T)
叶わぬ恋と知りつつも精一杯の景子ちゃん(T-T)
惚れてまうやろー!

そんなわけで、北川景子ちゃんの(役の)健気さにドキュンと胸撃ち抜かれてました、昨夜。


あとライダー的に、地味に気になるシーンが…

松田翔太氏と篠原涼子さんがタンデムで高級レストランに行くシーン。

松田氏はウェイトレス(クローク)にメットを預けるんだけど、篠原涼子のメットがない…?

ヘルメットのせいで髪型が乱れたというようなやり取りもあり、ノーヘルでは無さそうだ。
早業ですでにクロークへ…と言うのも考えにくい。

思うに、松田が篠原のために用意したタンデム用のメットは盗まれたり悪戯されたりしても惜しくない品物なのではないだろうか?
盗まれたら最悪、篠原は電車で帰ればいいし。

つまり、高級品のマイメットは店内に持ち込んだが、安物のタンデムメットはバイクに引っ掛けてきたと…

最低だぁー!バカヤロー、コノヤロー!
松田の篠原への思いはその程度だったのか!?
せめて『無くなったらヤダな』くらいには思えるメットを貸してやれ!
彼女を落としたいならもっと大事にしろ!

アンタなんかに、ときめきメモリアルかけた自分が馬鹿だったわ(つд`)

リン・チーリン、きれいだにゃあ