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2017年9月9日 東京バレエ団 20世紀の傑作バレエ



遅くなりましたが東京バレエ団2デイズの二日目の感想。

「小さな死」
振付:イリ・キリアン 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト



榊優美枝、岸本夏未、二瓶加奈子、吉川留衣、崔 美実、伝田陽美
安楽 葵、海田一成、樋口祐輝、宮川新大、ブラウリオ・アルバレス、岸本秀雄

不思議と、、、、ごひいきさんは初日のほうが多いし、完成度は初日のほうがいいと思うのですが。
何故か二日目のほうがはじけていたように感じます。
何故だろうね。
初日のキリっとした緊張感とはまた違ってて、二日目は小さなミスはあったものの、すごく魅力的だったんですよね。
あとは崔さんとアルバレスくんの組が光ってた。


「アルルの女」
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー


フレデリ:柄本 弾
ヴィヴェット:川島麻実子

女性:加藤くるみ、秋山 瑛、安西くるみ、最上奈々、
   足立真里亜、菊池彩美、柿崎佑奈、瓜生遥花

男性:永田雄大、後藤健太朗、宮崎大樹、竹本悠一郎、
   山田眞央、鳥海 創、岡本壮太、岡﨑 司


もうね、水香ちゃんとボッレは、一日の長というか、プティの舞踊言語のしみ込み方に関しては、初日の二人と比べるのは酷だと思うんだけど。
それでも柄本くんの切ない感じがすごーーーく良かった。ボッレのあとでは気の毒な気がするけど、そんなのは杞憂で。
愚かに破滅していく、哀しい雰囲気が細やかに表現できていたと思います。
麻実子ちゃんがびっくりするくらい可愛らしくて初々しかった。彼女からは美しさを感じることが多いけど、こんな可憐な面があるとは、と思わずキュンキュンしてしまいましたよ。

プティらしさは初日の二人に軍配だけれども、この二日目の組合わせも癖になりそうです。なんか初日が姫川あゆみなら、こっちは北島マヤ、、的な、、たけくらべの切なさの表現みたいな感じ?例えが古くてすいません。

「春の祭典」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー


生贄:入戸野伊織
2人のリーダー:ブラウリオ・アルバレス、和田康佑
2人の若い男:高橋慈生、樋口祐輝

生贄:伝田陽美
4人の若い娘:沖香菜子、吉川留衣、岸本夏未、金子仁美

今日は安定の弱い男と強い女。

ベジャールが東京バレエ団に残したものはほんとうにすごいな。
3日間とも観たくなって困ってしまった。。。

てか3日てのが勿体ない。もうちょっといろんなキャストで複数回観られたらいいのにな。



今回のトリプルビル、みっつとも、もはやコンテの中では古典に入っちゃうくらい、スタンダードというか名作というか、旧作なのかと思いますが、でもいいものはいいんだし、これがレパートリーに入ってくれるのは見る側には幸せなことです。
これからも踊り続けて欲しいな。

あとはトリプルビル、、これくらいがコンテを見るにはちょうどいいよね。
やはり、バレエフェスなんかの長丁場で、古典とコンテと、、ずっと延々半日かけて観ると、ちょっとコンテは大変というか。。。よほどの名作じゃないと「なんだまた裸に短パン祭りか、、、」みたいにこっちも疲弊しちゃう。
こちらの集中力も、限りがあるもんねぇ。






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