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E is for “Emerson, Lake & Palmer”


本日は昨日のエイジアでも触れたエマーソン・レイク・アンド・パーマーです。

遅れてきたイエスのファン
→ロンリーハートで好きになったらあれはプログレじゃないと批判され、
商業ロックと文句つけられたエイジアも好き→これまたプログレじゃないと批判され、
親が聴いてたプログレも好き→だってみんないいんだよー!


イエス、エイジア、そして大事な大事なエマーソン・レイク・アンド・パーマー。
この3つのバンドについて書くのはなかなかややこしいんですが、、、、
まあ人がなんと言おうとロンリーハート以降のイエスもエイジアもELPも好きでござるよ!!!



Eはエマーソン、レイク&パーマーのE!!!!
Emerson, Lake & Palmer - Fanfare For the Common Man


ELP 「市民のためのファンファーレ」
小学校低学年の頃はエマーソン・レイクという人とカール・パーマーという2人だと思っていました、すいません。
アーロン・コープランドの「市民のためのファンファーレ」をアレンジしたもの
アルバム『Works 1』1977年収録
前回のエイジアでも書きましたが、
ファンファーレ的なものにめっぽう弱いワタクシ→これとか



ELP(EL&P)は
キース・エマーソン/キーボード、飛び道具担当 (元ザ・ナイス)
グレッグ・レイク/ヴォーカル&ベースときどきギター (元キング・クリムゾン)
カール・パーマー/ドラムス (元アトミック・ルースター)
の3人による、イギリス、プログレ界のスーパーバンドです。


というか、、、超音楽馬鹿というか、、オタクっちゅうか(こらこら)
壮大なる音楽馬鹿だと思う(※誉めてます)


飛び道具担当 キース・エマーソン
ELP / The Great Gates of Kiev / 1974 California Jam


子供の頃、もしこういうのを先に見ていたら
「楽器を乱暴に扱うなんて」とか「ガム噛んでる」とか思っていたのかな?

ヴォーカル&べース&ギター グレッグ・レイク
Moonchild - King Crimson


なかなかコンパクトな映像がないのでキング・クリムゾンの「ムーンチャイルド」で



ドラムス&パーカッション カール・パーマー
Emerson, Lake & Palmer - Toccata


40年、銅鑼(と鐘)を愛し続けるカールさん





グレッグ・レイクはELPとしてもエイジアとしても(アル中でクビというか1年休まされていたジョン・ウェットンの代わりに日本公演に参加)来日しています。
ジョンより音域がやや低いものの、歌の上手さはジョンより上だと言われています。
(急なピンチヒッターで、ASIA IN ASIAツアーのしょっぱなが日本公演だったので、プロンプター・カンペを見ながら日本のステージをこなしたそうです。)

まー、エイジアは、、、やはりジョン・ウェットンが一番しっくりきますし、
グレッグ・レイクはELPが一番似合うと。そう思うんですが。。。。
。。。ぶっちゃけ、正直なところわたしはイエスもエイジアもELPも全部一緒に聴いてます





Emerson, Lake & Palmer: Take A Pebble (1970)

「タルカス」や「悪の経典」もいいんですが、ファーストアルバム収録曲が好きなんです。
こちらはバッハのニ声のインベンションを聴くことができる『石をとれ』
まあ、、、ずいぶんはっちゃけたバッハですが・・・・
グレッグ・レイクはわたしの脳内では『吟遊詩人』に変換されています


Pictures At An Exhibition - Emerson, Lake & Palmer

ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」をプログレアレンジ
こういう壮大なるオタクっぷりというか音楽馬鹿っぷりがたまらなく好きなのです

バーバヤガやキエフの大門もいいですが(基本仰々しく騒がしいのが好き)
途中でのグレッグ・レイクのアコースティクギターとお歌がこれまたいいのです
キースが派手なだけに・・・・

このライヴ映像は当時の流行なのか、サイケ映像が加えられていてそこはちょっと残念。

「キエフの大門」は今ではピアノ独奏→ELP→ラヴェル版→
の順で好きですが、ELPのはわたしが「ここだけはピアノじゃないと」ってところをピアノと鐘でやっててくれるので好きなんですよ~。

Emerson, Lake Palmer Mussorgsky Pictures At An Exhibition

その中のプロムナード部分をちょびっと抜粋したもの
展覧会の絵のヴォーカル部分と、レイクさんときどきギター、を愛でる映像


Emerson Lake and Palmer Nutrocker

スケートや体操でも良く使われますね
チャイコフスキーの『くるみ割り人形』から「行進曲」を
B. Bumble & The Stingersがアレンジしたものを
さらにELPがアレンジした『ナットロッカー』
みなさん、どうですか?この愛すべきお姿
楽しそうでしょ

こういう演奏風景が、、、
わたしが子供のときに憧れたYAMAHAの上級生や先生達の演奏スタイルに重なり
大好きになっていきました





Emerson, Lake, Palmer - Peter Gunn Theme.mpg

ヘンリー・マンシーニの名曲「ピーター・ガン」もほら!
しかしこれ、、、マンシーニって、天才!



Emerson Lake & Palmer - Tarkus

今も変わらぬ壮大なる音楽馬鹿っぷり
『タルカス』


エマーソン、レイク&パーマーがデビュー年の1970年12月ロンドン、ライシアムで行った伝説的なコンサートの模様。
さらにベルギーのTV番組"POP SHOP"から未発表の映像を5曲追加
日本盤と輸入盤
展覧会の絵 [DVD]
1. プロムナード
2. こびと
3. プロムナード
4. 賢人
5. 古城
6. ブルース・ヴァリエイション
7. プロムナード
8. バーバ・ヤーガの小屋
9. バーバ・ヤーガの呪い
10. バーバ・ヤーガの小屋
11. キエフの大門

12. 石をとれ
13. ナイフ・エッジ
14. ロンド
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ

Pictures at an Exhibition [DVD] [Import]
1) Promenade
2) The Gnome
3) Promenade
4) The Sage
5) The Old Castle
6) Blues Variation
7) Promenade
8) The Hut Of Baba Yaga
9) The Curse Of Baba Yaga
10) The Hut Of Baba Yaga
11) The Great Gates Of Kiev
12) Take A Pebble
13) Knife Edge
14) Rondo
Bonus: Pop Shop 1971
1) Interview
2) Rondo
3) Nutrocker
4) Take A Pebble
5) Knife Edge
6) Blues Jam / Nutrocker
Eagle Rock Ent



80's世代としては、、、ロンリーハート、ビッグ・ジェネレーターからのイエス→エイジア→その前のイエスという流れで聴いていました。


ELPのアルバムは『展覧会の絵』のレコードと、あとは1~3枚目のアルバムはカセットにダビングしたものが家にあってこれは勝手に流れていたのを聴いていたってのと、『展覧会の絵』は自分でもよくかけて「遊んで」いました。
、、、幼稚園の頃の大好きな遊び「指揮者ごっこ」で使っていたレコードのひとつにELPの『展覧会の絵』があったんですが、もちろんそのときはELPなどとは知らずにかけて遊んでいました。
指揮者ごっこに使っていいレコードは「クラシック」と「映画音楽」に決まっていたんだと思うのですが(たぶん)
その中にELPの『展覧会の絵』もあったんです。なぜか。(ちなみにラヴェルのほうとムソルグスキーのほうは使った記憶はないです。)


YAMAHA、、それも九州時代ではなく、豊橋のときですね、小学生になっていたから。
当時のお教室の先生はそうとう自由な人で、ジャンルにとらわれずいいものはなんでもかんでも見せてくれました。
ELPのクラシック曲をアレンジしたものも、その流れで聴かせてくれたのでしょう。
ある日、、なんだったのかなー、何かの空き時間でしょうが、ELPのビデオを見せてくれたのです。
(今思うにたぶんモントリオールかカリフォルニアのライヴだと思うんですが・・・サイケ映像は無かったし)
先生としては曲を聴かせたつもりでしょうが、ワタクシは何よりも彼らの演奏姿が強烈に印象に残って!!
特に印象的だったのはキースのオルガンプレイではなく、カールのドラムでした。

それからはたと、、、これはうちにあるアレ???アレなんじゃないか????と『展覧会の絵』を思い出して、先生に「この曲聞いたことある!」って言ったんだよねー。
(先生はそりゃ、有名な曲だから、聴いた事あるんでしょ、と思われたんじゃなかろうか。
しかし違うのだ!わたしが言ったのは、、、ELPのほうだったんだよーーーー。)



それからお次は名古屋に引っ越して、小学校での部活動では器楽部というのに入っていました。
人数の関係上、なんでもかんでもやって、いろんな楽器を触りましたが、
それでも主に担当していたのはパーカション、木琴、鉄琴、アコーディオン。
マーチングバンド形態をとるときは、小太鼓かトリプル、ベルリラでした。
それで学校でカール・パーマーの真似をしたら、ちょっと先生に苦い顔をされた。。。。
だっていいお手本に思えたんだよ。レギュラーグリップだし。


『展覧会の絵』のレコードを遊びに使ってよかったのは、、これはたまたま家にレコードが2枚あったからだと後に判明。父と母が別々に買ったんだと。だから一枚は遊び用に提供してくれたわけです。

さすがに小学生~中学生になると、レコードの大切さがわかり、カセットテープで聴くようになりました。
あとは、自分がいつかピアノでムソルグスキーの原曲を弾きたいと思うようになってからは、あんまり聴かなくなりましたね。聴きすぎると、そのテンポにはまっちゃいそうで、聴かないようにしていました。


プログレは両親が聴いていて、自然と好きではあったんですが、ELPワールドに入っていったのは、最初はプログレというのはわかっておらず、アンサンブルやってる彼らの雰囲気とか、クラシックのカバーが好きで入っていったんです。なんでしょうか、わたしの中では、、、インストバンドっていうか、、、でもザ・スクエア、カシオペア、ウェザーリポート、サンボーンとは違うような気がしつつも、ジャズとかフュージョンの人たちって感じでロックバンドだとは特に思ってもいませんでした。



ELPは1970年デビュー、1980年に解散を発表しましたが、75・76年は活動休止でしたし、77年のワークスのツアー以降はアルバムリリースのみでした。ですので実質バンド形態での活動は1970~1974年と77年でした。
その後エマーソンとレイクで活動したり、他の人と組んでの活動もありましたが、2010年に一夜限りの再結成ライヴを行いこれにはカールも参加しました。




わたしが持ってるのはライヴ盤は『展覧会の絵』
アルバムは1~4枚目とワークス1です。(ほかのライヴ盤やベストは聴いたのもあるし、ノータッチのものもあります。)

1stアルバム『エマーソン・レイク・アンド・パーマー』
Emerson Lake & Palmer
1. Clotho  2. Lachesis  3. Atropos
4. The Barbarian  5. Take A Pebble  6. Knife-Edge
7. The Three Fates  8. Tank  9. Lucky Man
Sony UK 1970年

大好きなアルバムです!
『展覧会の絵』は家にレコードがあるので、DVD化されたときにそちらを買いました。
この1stアルバムはカセットが家にあったのですが、我慢できずに高校生のときにさんざん迷って「まずは1枚目から!」って思って買いました。だから一番好きなのかな~。
バルトークの曲使ってるからなのかも。
ほかにヤナーチェク、バッハもあり。



2ndアルバム『タルカス』
Tarkus
1. Tarkus: Eruption/Stones of Years/Iconolast/Mass/Manticore/The Battlefield/Aquatarkus
2. Jeremy Bender
3. Bitches Crystal
4. Only Way (Hymn)
5. Infinite Space (Conclusion)
6. Time and a Place
7. Are You Ready Eddy?
Sony UK 1971年

A面が『タルカス』組曲
これもすごいアルバム。。。。こちらもバッハが効果的に使われています。

プログレとして意識したのは中学のときにレコード屋さんで彼らのアルバムジャケットを見てからです。
(家にあったレコードは『展覧会の絵』で、あとは全部カセットだった)
「これは、、、、、ジャズとかフュージョンではない!?もしかして???クリムゾン宮殿とかあっち系???」てな具合でして
『タルカス』と『頭脳改革』を見てなんとなく自分の思い違いに気づくのでした。
(このときはグレッグ・レイクがキング・クリムゾンにいたことは全然知らなかった)



3rd 『トリロジー』
Trilogy
1. The Endless Enigma (Part One)  2. Fugue  3. The Endless Enigma (Part Two)
4. From The Beginning  5. The Sheriff  6. Hoedown
7. Trilogy  8. Living Sin  9. Abaddon's Bolero
10. Hoedown
Sony UK 1972年

地味ですがこちらも大好きなアルバム。
コープランドのホウダウンとか使われています



4枚目で最高傑作と呼び声高い『Brain Salad Surgery/恐怖の頭脳改革 』
恐怖の頭脳改革 デラックス・エディション
1. Jerusalem
2. Toccata
3. Still... You Turn Me On
4. Benny The Bouncer
5. "Karn Evil 9 1St Impression, Part I"
6. "Karn Evil 9 1st Impression, Part 2"
7. Karn Evil 9 2nd Impression
8. Karn Evil 9 3rd Impression
9. Brain Salad Surgery
10. When The Apple Blossoms Bloom In The Windmills Of Your Mind I'll Be Your Valentine
11. Excerpts From Brain Salad Surgery
12. i. Karn Evil 9 1st Impression
13. ii. Karn Evil 9 2nd Impression
14. iii. Still... You Turn Me On
15. iv. Toccata
16. v. Jerusalem
17. vi. Karn Evil 9 3rd Impression
18. vii. Benny The Bouncer
19. viii. Karn Evil 9 1st Impression
20. ix. Benny The Bouncer
ビクターエンタテインメント 1973年
バリー、ヒナステラなどを見つけられます。
これは家になかったので、中学のときに友達から、正確には友達のお兄さんから借りてダビングしました。
Emerson Lake & Palmer rehearsing Karn Evil 9 (2)

「悪の経典 9」のリハーサル風景

Emerson, Lake & Palmer - Karn Evil 9


Emerson Lake & Palmer - Karn Evil 9 2nd Impression

どれかひとつって選べないんだけども、、、2ndインプレッションかなあ、やはり。


Works 1
ディスク:1
1. Piano Concerto No 1
2. Lend Your Love To Me Tonight
3. C'est La Vie
4. Hallowed Be Thy Name
5. Nobody Loves You Like I Do
6. Closer To Believing
ディスク:2
1. The Enemy God Dances With The Black Spirits
2. L.A. Nights
3. New Orleans
4. Two Part Invention In D Minor
5. Food For Your Soul
6. Tank
7. Fanfare For The Common Man
8. Pirates
9. Tank
10. The Enemy God Dances With The Black Spirits
11. Nutrocker
Atlantic / Wea 1977年

ヒナステラ本人も大絶賛したピアノ協奏曲の編曲が圧巻です。
ワークス1も2も、根っからのファンからすると「違う」らしいのですが(ただし、ピアノ協奏曲とコープランドの「市民のファンファーレ」は除く)
わたし、、このアルバム大好きです。
たしかに、初期のとんがりっぷりは無いかもしれませんが、プレーヤーとしての円熟味でしょうか、、、
演奏面では初期4部作、ワークスの前のアルバムより、さらに進化していて最高の水準だと思います。
あとはプロコフィエフやバッハの曲のカバーってのも、、、個人的にはツボ。


それにしても。
ELPやピーターがいた頃のジェネシスとか地球に落ちてきた頃のデヴィッド・ボウイとかキング・クリムゾン聴いてるとですね、「エイジア」も「ジャーニー」も、ほんとに親切なバンドだと思いますね!!!!!
あの聴きやすさはどうよ?!素晴らしいですよ!

わたしは欲張りだから聴きやすい人たちもとんがってる人たちも両方大好きです。



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