来月の定年退職を記念しての夫婦旅行で、アンコール遺跡観光に行ってまいりました
4泊5日と言っても最後の1泊は帰りの機中泊
体力を必要とする シンドイ旅でしたが、内容豊富で充実した5日間を過ごせました
内容が盛り沢山だったので2回に分けて記事に致します
今回はその1でして、出発~2日目まで
3日目~最終日の記事はこちら
『アンコールワットって?』
世界文化遺産として知られるアンコールワットは、深い密林の静かな眠りのときを経て、140年前に発見された
この巨大寺院群を有したクメール王国は、インドシナ半島、マレー半島をも領土とした大帝国であった
インドで生まれたヒンドゥー教がカンボジアに伝わり現地の文化と混ざり合い、 独特のクメール文化が生まれた
タイ・アユタヤ朝の侵攻により600年に及ぶ歴史に終止符を打ち滅亡したが、 今もなお毅然として荘厳な姿で見る人を一瞬に魅了する有名なアンコールワット
クメール王朝の栄華と神秘的 な世界と共に力強く受け継がれている・・・。
(とある旅行会社のキャッチコピーから)
アンコールワットについて殆んど知識の無い私には「クメール文化???」てな状態でしたが、にわか勉強でクメール文化のいろはを少しだけ学んで旅立ちました
大まかな旅程は
4/21 成田→ホーチミンシティ(乗り換え)→シェムリアップ ◇ホテル泊
4/22 アンコールトム、アンコールワット他観光 ◇ホテル泊
4/23 バンテアイサムレ、バンテアイスレイ、ベンメリア他観光 ◇ホテル泊
4/24 トンレサップ湖、オールドマーケット観光、午後フリータイム 夕方シェムリアップを出発 ◇機中泊
4/25 ホーチミンシティ(乗り換え)→成田
航空会社はベトナム航空でした
早起きして成田へ
C.A.のユニフォームはアオザイ
みなさんスタイルが良くて・・・
サイドのスリットはウェストの上まで切れ上がっているんです
むふふ、なんですが隣の席には家内が居りますからね、不適切な態度はとれませぬ
ちょうど日没時間にシェムリアップに到着しました
朝が早かったから疲れましたぁ
これはホテルのフロント @EMPRESS ANGKOR HOTEL
背面の壁はアンコールワットのレリーフです
ホテル全体が木を多用したインテリアで、落ち着いた雰囲気が素敵なホテルでした
到着した時は雷雨で荒れ模様だんたんですが、一夜明ければとても良い天気
朝食はバイキングです、内容も豊富で大変美味しく頂きました
少し時間があったので、ホテル前をちょっとお散歩
オートバイを使ったタクシー “トゥクトゥク”
可愛らしい乗り物でしたよー
後で2度ほど乗る機会がありましたね、楽しかったです
さていよいよ遺跡観光の始まりです
日本語の達者な現地ガイド、チョットさんに案内される私たち旅行者は9名
移動は20人乗りくらいのマイクロバスでした
まずは遺跡観光に必要なパスの入手の為に発券ゲートに案内されます
これがその3-days pass、顔写真付きです
チケットブースに装備されたカメラで写真を撮影し、少し待つと出来上がってまいりました
3日券 US$40.-
主だった遺跡には係官が居てチェックを受ける事になります
3日券の他には、1日券(US$20.-)と7日券(US$60.-)が有るようでした
今日の予定は、午前中にバイヨンを中心としたアンコールトム観光とタプローム観光
そして昼休みをたっぷりとって、午後はアンコールワット観光とプレループ遺跡でのサンセット観賞の予定です
≪アンコールトム≫
バイヨン寺院を中心に据え、一辺3km四方の濠と城壁に囲まれた城塞都市です
南大門から入り、バイヨン寺院、バプオン、像のテラス、ライ王のテラスと回りました
南大門に向かう参道の欄干
左側は蛇の胴体で綱引きをする神々
これに対して右側は、同じく綱を引く阿修羅たち
クメール文化では最も人気のある、ヒンドゥー教における天地創造神話“乳海攪拌”のシーンだそうです
白っぽくなっているところは修復された部分、身近な誰かに似てそうな顔ですね
南大門
いよいよアンコールトムの中心バイヨン寺院です
第一回廊のレリーフ
林立する四面仏塔で、あちらにもこちらにも顔・顔・顔
次なるはバプオン
クメール建築ですので、シンメトリーを忠実に守っていることが見て取れます
200Mほどもある空中参道は立派でした
緑が多くて静かな佇まいに好感を持てます
象のテラス
国王が閲兵に使ったテラスだそうです
その隣りにはライ王のテラス
アンコールトムの観光はこれで終了
たくさん歩いたし、階段の上り降りを何度も繰り返してけっこう疲れました
でもまだ始まったばかり、これからたくさん見て回るのですね
頑張りましょう
次の目的地タプロームにはマイクロバスで移動します
10分ほどで到着、車を降りると間をあけずに物売りの子供たちに取り囲まれます
圧倒されますね
「ワンダラー、ワンダラー」と言って持っている絵葉書を示したり、ストールの様な生地を見せてきます、シルクかな?
私はすべて断りましたが、家内はその後あちこちで購入してた様な・・・
まぁね、すごく可愛い瞳で懇願されちゃうと断りにくい事も度々ありましたから
≪タプローム≫
アクション・アドベンチャー映画「トゥームレイダー」のカンボジアのシーンはここだとか
見てないので知りませんが
木の根が絡み付いている姿は圧巻です
緻密な彫刻のデヴァター(女神象)のレリーフが至る所に
800年もの昔に膨大な量の石を積み上げて建造した建物と、そこに施した繊細な彫刻
もの凄い物だと思います
しかし、長い年月でそれらを呑み込もうかとするような自然のなせる業
見応えがありました
凄い迫力の物を見て午前中の観光は終わりました
昼食及び昼休みのためにマイクロバスで市内に移動します
タイ料理の店カンボジア料理の店
今回の旅行は、最終日まで食事がすべて組み込まれたパック旅行です
わりと日本人好みの内容がアレンジされてまして美味しく頂けました
このタイ料理カンボジア料理も激辛ではなくて全部問題なく頂けました
因みにこの料理ごとの皿は4人前です
食後は一旦ホテルに戻って1時間半ほどの休憩時間です
これがカンボジア流、とても暑いですからね
休憩時間を利用して、市内でちょっと買い物
この写真の時の気温はたぶん35℃くらいだったと
このあと、トゥクトゥクに乗ってホテルに戻りましたがとても快適でした
約10分程度の乗車、US$3.-でした
午後は14時半頃から開始
マイクロバスに揺られて約15分、いよいよアンコールワット観光です
アンコールワットは西側からアプローチする形になっている為、日差しの向きを考慮して多くのツアーは午後の予定にしているそうな
≪アンコールワット≫
クメール文化の集大成とも言われているアンコールワット
規模は大きいし、保存状態も他の遺跡と比較してとても良好です
なるほど、このエリアの世界遺産の代表格である事がうなずけます
日本語ガイドのチョットさんの説明を聞きながら観光をしてゆきます
歯を見せるデヴァター @象の門(南)の近く
歯を見せているデヴァターは珍しく、この1体だけだそうです
聖池越しに見るアンコールワット
良く見かける構図です
乾季のため池の水が少なめだな
修復工事中のグリーンのシートが目立ってますが、まあご勘弁下さい
現地を訪れると、そんな事は気にならないくらいの迫力が全体にはありました
西第一回廊北側のレリーフ“ラーマーヤナ”
英雄ラーマ王子が猿軍と共に魔王ラーヴァナに戦いを挑む物語です
一つ一つとても細かく、しかも壁一面にレリーフが続いております
勉強不足で描かれている物語を充分に理解できなかったものの、その凄さは充分に伝わってまいりました
保存状態が良いのは回廊の天井が残っていたからとか
第一回廊から見上げた第二回廊の祠堂
第二回廊から見上げた第三回廊と中央祠堂
若い僧侶たち
ここは観光地ですが現役の聖地でもあります
いや、聖地を観光させて頂いているのですね
第三回廊には観光用に設置された急な階段を上ります
しっかりと入場制限が行われておりました
聖地ですので、ショートパンツや目に余る露出の服装は入場を断られるそうな
第三回廊」から見上げた中央祠堂
てっぺんは地上から65mあるとか
石を積み上げて造った建築物、しかも繊細な彫刻を全面に施してあります
昔の人は凄い物を造りますね
急階段は降りる時に恐いですね
慎重に下りました
写真撮影用に居る民族衣装を纏った子供たち
写真撮影US$1.-
とても感動してアンコールワットを後にします
次に向かったのは夕日観賞を兼ねての遺跡観光
≪プレループ≫
チョットさんの説明を受けています
目の前の箱状のものは火葬の場所とか
周囲の祠堂はレンガ積です
アンコールワットやアンコールトムなどより、少し前の時代の建築だそうです
中央祠堂で夕日待ち
国籍がさまざまで面白かったです
夕日はいまいちでしたが
日暮れで暗くなった道をマイクロバスで、アプサラダンスのディナーショーに移動です
異国情緒が溢れておりまして、とてもいい
料理はバイキング、これも良かったです
21時頃にホテルに戻って2日目は無事終了
中身の多い、しかも疲れる内容でした
明日の朝は、サンライズ観賞とかで朝が早いんだよな
早よ寝よ
3日目~最終日の記事はこちら
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます