アンコール遺跡観光の後半です
この記事は3日目・4日目そして帰国まで(4/23~4/25)
3日目からは体力的には少し楽になりました
旅行の内容も遺跡めぐり以外の事も少しありました
初日からの大まかな旅程は
4/21 成田→ホーチミンシティ(乗り換え)→シェムリアップ ◇ホテル泊
4/22 アンコールトム、アンコールワット他観光 ◇ホテル泊
4/23 バンテアイサムレ、バンテアイスレイ、ベンメリア他観光 ◇ホテル泊
4/24 トンレサップ湖、オールドマーケット観光、午後フリータイム 夕方シェムリアップを出発 ◇機中泊
4/25 ホーチミンシティ(乗り換え)→成田
出発から2日目まではこちらです
午前4時半、枕元の電話で起こされます
依頼していたホテルのモーニングコール・・・
当然だけど窓の外は真っ暗です
サンライズ観賞の場所はアンコールワット
15分ほどマイクロバスに揺られて現地に着けば、けっこうな人が繰り出してます
これも人気のイベントなんですね
運が良ければ、アンコールワットの背後の空が朝焼けで真っ赤になって、それはそれは素晴らしい荘厳な情景が見られるそうな
ですが・・・
この程度でした
どこからか日本語が聞こえてきます
「ふつーの日の出やん」 ・・・関西弁だね 少しホッとしたり
せっかく早起きしたけど、ちょっと残念だったサンライズをあとにして一旦ホテルに戻ります
バイキングで朝食を摂り、改めて8時半にロビー集合です
今日(3日目)の予定は
午前中はバンテアイスレイ遺跡とその周辺にある小規模の遺跡をいくつか、そして午後は郊外まで車を走らせてベンメリア遺跡に
ベンメリア遺跡は、修復の手が殆んど入っておらず今も発見当時の姿を見せているとか、そんなところもちょっと期待です
遺跡から遺跡への移動は車
ガイドのチョットさんから、「今日は、昨日ほど歩かないから大丈夫」との説明があり一同ほっとします
≪スラスラン≫
貯水池であり、王や王妃の沐浴場であったそうです
今では現地の子供がふる〇んで水浴びをしております
≪東メボン≫
古代の巨大貯水池“東バライ”に浮かんでいた寺院です
貯水池の場所は現在は農地になっており水は全くありません
しかし、水を堰き止めていた堤防などが見てとれ、かなり大きな貯水池だったことが想像できました
なので寺院の入口は船着き場の構造になってます
大きな石から彫り出した象
台座も一体になったひとつの石です
対象物が無いので大きさが分かりませんが、長辺約3m短辺約1.5mくらいでした
こちらはライオン
石垣が崩れて半分地中に埋まったまま長い歳月を経たのち、修復されて元の場所に戻ったとか
なので埋もれていた部分は風化していなく、細かい彫刻も見てとれました
当時の彫刻の凄さに驚かされます
祠堂の砂岩(グレーの部分)とラテライト(赤みがかった部分)の組み合わせ
砂岩の部分のほうが繊細な彫刻が施されてます
昨日のアンコールトムやアンコールワットの表面は殆んど砂岩でしたが、内部はラテライトを積み上げてあるそうな
後の時代の建築ほど、砂岩を表面に使ってきれいに仕上げたそうです
祠堂の上部はレンガ
昨日夕日を見たプレループ寺院と同じですね
≪バンテアイサムレ≫
車を降りればすぐにやってきます
とても可愛いですね
すみません、何故かこのバンテアイサムレ寺院についてはあまり覚えておりません
なので次
≪バンテアイスレイ≫
本日午前中の目玉
規模は小さな寺院ですが、そこに施された彫刻の数々は素晴らしいものでした
「クメール彫刻の最高傑作」と絶賛されているそうです
美しいデヴァターがあちこちに
物凄く手をかけた、まさに傑作です
これは? 失敗作・・・・かな?
ひとつの石をこんなに深く彫り込んでおります
アップでご覧ください、手が込んでますね
午前中の観光が終わり一旦シェムリアップ市内に戻り昼食
本日はタイ料理、激辛ではありません
食後は一旦ホテルに戻り、今日も1時間半の休憩です
それまでは9人の行動でしたが、パック旅行の内容が違う方たちとの混成だったため、この昼で編成が変わります
二組が離脱しまして、今日の午後から明日にかけて私たち夫婦と二人の若い娘さんの合計4人になります
ガイドはそのままチョットさん、車はマイクロバスからミニバンに
午後の観光はシェムリアップからガタガタ道を1時間半くらい揺られてたどり着く郊外の遺跡です
道路は未舗装路、赤土が特徴的でした
車が通るたびに埃が舞いあがります
林の中に住宅が点在するような村をいくつか通り過ぎました
住宅といっても小さな高床式の小屋です
もちろん電気などは無いでしょう
経済的に立ち遅れてしまったカンボジアの実情を垣間見た感じです
やっと到着
≪ベンメリア遺跡≫
修復が殆んど行われていないという遺跡です
シェムリアップからかなり遠いこともあり、訪れる観光客もずいぶん少ないようです
欄干の端部にはナーガ神、コブラの様な頭を5つ持つ蛇神です
これは、倒れて地中に埋もれていたものを元に戻したナーガ神
風化が進行しなかったお陰で細かな彫刻も残されております
参道を進んで行くとやがて現れます、瓦礫の山
おびただしい数の石に圧倒されます
古代の人たちが行った事業のスケールの大きさをひしひしと感じました
そして、荒れてしまった様子が現在に至るまでの時の長さを感じさせます
発見されてから、あまり手を加えないまま現在に至る遺跡
このまま保存しておくのもひとつだよな、などと勝手な事を思ってしまいました
地元の子供たちの遊び場にもなっております
素朴で、無邪気で、微笑ましかったです
車に揺られて片道1時間半の移動、無駄ではありませんでした
遺跡の生々しさとでも言うのでしょうか、とても感銘を受けました
シェムリアップに戻る途中の夕日です
私たちの写真撮影のためにわざわざ車を停めて下さいました
大地を赤く染めながら地平線に沈んで行く、とても美しい夕日でした
昨日のプレループのサンセットや、今朝のアンコールワットのサンライズが今一だっただけにこの時が一段と良かったのかな?
夕食は影絵ショーを観賞しながら
演目は3話でしたが、全てクメール語の台詞
日本語で書かれたあらすじがテーブルに備えてあり概要は理解できましたが、あまり面白くなくもっぱら同行している二人の娘さんとのお喋りに興じておりましたワ
一夜あけまして、旅行4日目
今日は遺跡観光はありません
午前中は郊外にあるトンレサップ湖の観光と、市内のオールドマーケットの散策
昼食を頂いたらその後はフリータイム、午後6時にホテルチェックアウトという予定です
≪トンレサップ湖≫
東南アジア最大の湖で、雨季と乾季では大きさが3倍も異なるとか
観光の目的は、水上の村の散策
船乗り場です
湖は水路を左にしばらく行った先で広がっておりました
雨季には今の水面が10mくらい上昇して写真を撮っている私の足元が水際になるそうで、向こうの草の生えている地面も湖に沈んでしまうとか
こんな船で出港です
水路を抜けて湖に出ると、あたり一面船だらけです
この船はどうやら雑貨店かな?
これは民家
他に学校とかバスケットコートとか・・・
町がそっくり水の上でした
ここで生活している方たちは漁業で生活しており、雨季と乾季では水際の場所が5キロ以上も変わるので生活の場所もそれに合わせて移動出来る様に水上生活になっているそうです
あはは、合理的ですね
≪オールドマーケット≫
東京でいえばアメ横、ちょうど沖縄・那覇の牧志公設市場みたいな感じでした
食品・衣料品・生活雑貨などなど、いろいろな小規模店がひしめき合って営業しているとても活気のある一角です
見て歩くだけでも面白かったです
みやげ物を少し買いました
昼食は、マーケット程近くのクメールフレンチのカフェレストラン
最後はちょっとお洒落な食事がアレンジされてました
昨日の午後から一緒に行動してたお二人
我が家の息子たちとほぼ同じ年代です
凄いね、我が家ではまだスネかじりなんだけど・・・
食事が終わったところで私たち夫婦は自由行動にさせて頂きました
近くの寺院をちょっと覗いたり
シェムリアップ川のほとりを散策したりしてから
国立博物館を見学しました
中はアンコールワットをはじめとしたクメール文化の展示物
ヘッドホンでの日本語ガイドを借りての見学、分かり易くて勉強になりました
内部は写真撮影禁止なので画像はありません
博物館からホテルには、またもトゥクトゥクです
ちょっと暑かったけど、風を感じながら楽しくホテルに戻りました
その後、18時にホテルをチェックアウト
21時半過ぎには現地の空港を飛び立って、往路と同じ経路で帰国の途につきました
シェムリアップ空港の募金箱
現地通貨“リエル”($1.0=R4000)は持ち出しても使えないからここで募金しましょう
私にとって今回の海外旅行は実に25年ぶりの海外旅行でした
とても中身の濃い旅行で大変満足しております
アンコールワット、なかなか素晴らしい遺跡でした
また訪れる機会があったなら、更に深く楽しめそうな気がします
リピーターが多いのはそういうところからなのでしょうかね
お薦めです
出発から2日目まではこちらです
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子育ても一段落して、私の定年という良い節目だったような…
夫婦で旅行するには丁度いい時期でした
あれ?夕日の画像が表示されませんか?
どうした事でしょう…
平地の彼方に真っ赤に沈む夕日は、こちらではなかなか目にできないので素晴らしく思いました
しかし、ガイドさんによれば「こちらの人間には普段の情景なので、わざわざ見に行く程でもない事」なのだそうです
ゆっくりと拝見いたしました。
とても有意義な素敵な旅行だった事が、
伝わってきました。
素敵な思い出良かったですね。
きっと奥さんも喜んでいらっしゃる事でしょう。
素敵なプレゼントになりましたね。
そうそう「シェムリアップに戻る途中の夕日」
の写真がないのが残念です(笑)
あはは、ちょっと疲れましたね
自転車に一日乗っているほうが楽だったりして…
最後に一緒だったお二人は、若いわりに大人でした
一人は、来週あたりに語学研修ということでまた海外渡航するそうな
活発な若者たちです
ご夫婦で旅行はいいですね
現地でご一緒したお二人も素敵(^^)