最近日本でも、やっと格安航空会社の運航が話題となってきた。
関西空港では「ピーチ」というなんともかわいい名前の航空会社の就航が決まり、国内線とアジア便で今後の集客を期待できそうだ。
ベルリンからは各国へのアクセスもいいので、国際線でも国内便のような気軽さで利用できる。
格安航空会社の宣伝文句も「タクシー料金でロンドンまで・・29ユーロ!」とか、驚くほどのお値段を売りにしている。
さらに、一社のみならず、行き先もヨーロッパはもちろんのこと、トルコやチュニジアなどへも安く行ける。
特に「エアーベルリン」のカウンターはいつも長蛇の列。
我々も、「こんな値段で行けるなら・・。」と利用してみた。
しかし、料金の安さには、それなりのからくりがある。
つまり、コストダウンしている分をどこかで補っているというわけだ。
機内食は有料。もちろんも飲み物代金も支払わないといけない。
まあ、これは飛行時間の短さを考えてもさして影響はない。
機内で飲み食いしなければいいわけだから・・・。
座席が狭く、いつも満員。
図体のでかい、足の長いドイツ人が、よくこんな狭いところに押し込まれてじっとしてるなあと感心する始末。
これも、飛行時間が短いので我慢が出来る。
めんどうだなと思うのが、搭乗ゲートまでが遠かったり、着いたら着いたで、飛行機からタラップで降り、到着ゲートまでバス移動しないといけないことかな?
あるいは、格安航空会社と契約している飛行場自体が街の中心から遠く、はるかかなたにある。
こんなところに搭乗口があったの?ここって飛行場の裏口やんか!と思われるようなところでチェックインすることもある。
ナショナルフラッグの航空会社(例えばドイツならルフトハンザ、フランスならエールフランス)の飛行機は一番近くのゲートから発着するから、乗り継ぎにはすごく便利だし、空港内をぐるぐる歩き回る必要もない。
まあ手荷物だけなら、これもさほど苦にはならないから、許したろか!
問題は、時間通りに発着しないこと。
飛行機の遅れが天候に左右されるのは、百も承知、覚悟もしているが、これがまあ信じられないほど遅れる。
時間厳守は当たり前ということに慣れた日本人にとっては、なかなか受け入れがたい事実。
ロンドンからベルリンへの帰路、少し搭乗時間に遅れてしまい、チェックインカウンターで、「もうこの便の搭乗は終わりましたので、このチケットは無効です。」といわれ、再度搭乗券を買い直した。
「次の便に乗ろう。今度は遅れたらあかん。」とゲートまでいったら、当初乗る予定だった飛行機がまだ飛び立ってない。
「そこに停まっているやんか!」それに他のお客さんもまだロビーにいる。
聞いてみると「40分遅れです」とのこと。
「乗れるやんか!」
ということで、券は買い直したのに、乗った便は当初予定していたのものと同じ飛行機。
「なんでやねん!ええかげんにしいや!」と大阪人は突っ込みたくなる。
安いんだから、多くを期待してはいけないね。
むしろ、羽ばたきながらも無事安全に現地に着いたことをまず喜ばなくちゃいけない。
日本でのサービスを100としたら、こっちではそのうちの20ぐらい満たしていれば良しとするしかない。
でないと、毎日腹立つことばっかりでっせ。海外生活は・・・・・・。
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