■空いろの、鳥を待つように

ちょっと以前（5月末）の話になるですが…


このブログで頻出される、
作曲家・橋本 剛先生の呼びかけによる、
合同演奏録音会とゆ～イベントがあったデスよ。




そもそもそのイベントの発端とゆーのが、

先の東日本大震災の後、カワイ出版さんが主催で
「歌おうNIPPON」プロジェクトというもんがございまして。

こちらに橋本先生が、新作を含め作品を数点ご提供されており、
それらを「えーい！こうなったらこいつらを新録でアップしようず!」という話になり、
不肖この私もそれの末席に加えさせていただいておったのです。



合同録音会には、私が所属しておる例の合唱隊の他に、
橋本先生がご指導されている団体さんズを合わせて、
総勢約160名ものモサ達が参加。

1日がかりで、橋本先生の作品4曲を収録したのでした。



そのもようはDVDにも仕立て…記念として参加者に配布。
先生の心憎いお気遣い。


つかそのDVDのジャケまわりは私が担当したのですた。

冒頭のトリは私が描いたんですな～。




このトリはほぼ想像のトリなんですが、
テンプレになるトリ画像を先生がピックアップされ、
そこから私が下絵出し
　　　↓
先生がリテイク
　　　↓
私が下絵修正
　　　↓
先生がリテイク
　　　↓
また下絵修正
　　　↓
先生がリテイク
　　　↓

（以下繰り返し）




…で、やっと下絵にOKが出、
へさべさに実家から運び出してきたアクリル絵具で着彩、先生に提出
　　↓
先生がリテイク
　　↓
さすがにもうPhotoshop上で修正
　　↓
先生がリテイク
　　↓

（以下繰り返し）




……そんなわけで、DVDの配布が割とずれ込んだのは
私のせいでした、というのをここで告白しておく。



はしもそせんせい、その節は大変ごめいわくをおかけいたしました…。




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青い鳥を描いたのは、
「空いろの鳥」という歌が今回のメインだったから。


この曲はホントに良い。明快。名曲。



橋本先生はプロジェクト用曲の作曲のご依頼を受けた際、
ピンとくるテキストになかなか出会えず、苦労されたようですが、
この「空いろの鳥」の詩に気づいた時は相当嬉しかったご様子で、
「やー、やっとコレだ！ってのを見つけたんだよね～♪」と、
ニッコニコしながら語っておられたのをおぼえております。


（ただその当時、なんの仕事のなんの曲の事を仰ってるのか
さっぱりわからず、ただ「ふうん、そうなんですか～。」と
気の抜けたよーな返答をしていたワタクシ。すんませんでした先生…。）








作曲の作業ってのは、
全くの想像でしかないですが、
箱庭にモチーフを詰め込んで、
レイアウトしていくようなカンジなのかな…

（箱庭に持ってくるモチーフのサルベージは、
ピアノを使って心の海の底を地道に浚っていく…）






まあ、
絵を描くという作業も、心得の無い人が見てみると
想像を絶するものがあるのかもしれませんが、
ピアノすら弾けん私にとっては
やはり素直に作曲って凄いと思うのです。






先生、素敵な曲を生んでくれてありがとう。