六本木ヒルズ展望台からの眺望。
すごいですねココ。
東京タワーより高いし、サンシャインより都心にあるし、
都内の展望台でいちばんかもしれませんね。
あきぞう、このトシになって初めて登りました。
この度は、夕景 ~ 夜景への移り変わりを、
しかも冬晴れでガスりひとつない日だったので
大変クリアな東京をつぶさに観る事ができました。
比重の違う色水を、上から順に重ねたような冬の夕暮れ。
夏の夕暮れのが淡い色なのって、なんだか不思議ですね。
冬の方が実は情熱的な季節なのかもしれません。
オトでたとえると、
冬の夕暮れは低音金管の和音のイメージ。
(多分発端は「新世界より」の第2楽章冒頭。
小学校の放課後(=夕方)に流れる曲だったから…)
----------------------------------------
夜に近づくにつれ、
影の落ちた街の中から、家の灯や、ネオンがさわさわと喋り出す、
その、ささやきまでの一瞬、
風景の静寂、とでも言うのか、
その場面を見ると、
世界が終わる時ってのは、こんな風に静かで、
当たり前のように訪れるんじゃないかって、
そんな事を考えてしまう。
(厨二)
このトシになるまで生きていれば、
日常の、当たり前のことなんて実は当たり前なんかじゃなくて、
次の瞬間にもあっという間に吹っ飛ぶことは、ままあるというのは知っているし。
その瞬間におびえながら暮らすなんて、もっと馬鹿馬鹿しいということも知ってる。
----------------------------------------
果たして、夜は来た。
今日のところは、当たり前のように。だ。
よかったニャー。
数え切れない光の粒が、
見る見る間に幾重にも連なり出して、
私の足元にさざめいている。
そうなると、また心の底の滓がざわめいてきて、
日常の当たり前はそのままで、
私の方がこの世界から、この瞬間にポッと退場したとしても、
世界は、この先なんら変わることなく当たり前に存在して、
人々はいつもの営みを重ねていくのかと思うと、
色々つっぱらかって生きていく事とか、
あっという間にどうでも良くなっていくな…
とかも考える。
危険。
はやく、この丘を降りるのだ。あきぞう。
----------------------------------------
この後は、飲んで帰りました。
当たり前の日常は、結局のところ今日も健在だったのです。
自分が死んだ後の事なんて、今んトコどーでもいいわい。
とっても幸せだったです。
。+;゜*゜ヽ(´∀`)ノ゜*゜;+。