(なんだかアニメまんが雑誌のハガキ職人ノリだ…しかも中坊。)
次第に秋も深まり…そして過ぎ去ろうとしているが…
あきぞうの心には一足先に厳寒が訪れております。
(ふところ的にも気分的にも)
ここ十数年こんなんばっかりや。
だけんどもな。
そんな永久凍土のような私の上にも
時々あったかいご褒美が降ってくるもんだで。
そいつが前回も書いたが、
カレー沢薫せんせえのコミック3冊一気に発売!
ですな。
ついに3冊出揃ったねえ。
もちろんみんな買わせて頂きましたよ。
書店でな!!!
大都会東京様にある書店様は、そげん探し回らんでも
バッツセとカレー沢単行本ば置いてあるったい!
ありがてえこっちゃ。
(だが、新宿生まれ新宿育ちとゆ~超セレブシティーボーイであらせられる
俺のカレトモ(※カレー沢薫作品同好の士)・すすす師はなぜかいつもアマゾンで買う。)
まずは「国家の猫ムラヤマ」。
ヤンチャンってイマイチいつどこでどうやって売っているのか
わかんないので、立ち読みすらしたことなかったのね…
なので、時折カレー沢先生のツイッターでコマの画像が貼られる度に
どんだけ殺伐とした漫画なんだろうか…とドキドキしとったら、
予想以上に殺伐としていてワロタ。
一応のストーリーは、人類がその個体数を減らし、
地球上の生物の頂点から退いた後、この世を統べるのは
どうぶつたちとなった…
というワケで、ツシマヤマネコのムラヤマさんが日本の首相に。
その秘書のイトウ(人間)、オブチ(オコジョ)のレッツゴー三匹を中心に
繰り広げられるほのぼの国(酷)政マンガなんです。
とりあえずオコジョのオブチが外道すぎる(笑)。
ニコニコしてる場合じゃない。
そして出てくるキャラが皆自分の性癖に正直で、シモだ。
カレー沢先生が、一見かわいいどうぶつ達の姿を借りて、
この世の(性的な)暗部を鋭くディスりまくりです。
…あれ…?国政…??
そして3冊発売のラストを飾ったのは「バイトのコーメイくん」。
田舎町の三軒のコンビニが群雄割拠で三国志でハートフルなストーリー。
(…紹介?)
だいたい「三国志を元ネタにコンビニの漫画を描く」とゆー発想は、
頭のどの部分を使えば出てくるのか…
カレー沢先生と担当さんに狂気を感じるぜ。
こちらも一見かわいいキャラクター達の口を借りて、
荒んだカレー沢先生の人生の主張がバンバン語られます。
ただ、
曹操(黒豹)はマジ本気でかわいいいいいいい。
(はみだし:小喬とコーメイのおにぎりのやり取りは何度読んでも笑う。)
11月はあきぞう、転職したてというのもあり、
心がボッソボソになり…かなり荒んだ日々を送っていたのだけれど、
この単行本発売は結構マジで生きる糧になったよ(笑)。
やっぱ楽しみにしている作家さんのモンを手にできるのは嬉しいものですね。
ただ、ちょっといきなりまとめて3冊はもったいなかったかもとも…
またあと半年~1年くらいカレー沢漫画新刊はおあずけなのかニャ?と
思うとちょっとさみしいのだ。
ああ。せめて早くまたCINRAのクレムリンが復活して貰いたいものよ。
つか、クレムリン希望!!
カレー沢先生のゲスな下ネタももちろん好物だが(笑)、
クレムリンのような、シュールでほのぼのな味の漫画もまたコンスタントに読みたいです。
肉球食べたりカビたりするようなヤツな。
やっぱ関羽ちゃん達、かわいいんだよ…。
おおお。
なんか本気でカレー沢ファンブログになっているぞ(笑)。
ちょっと恥ずかしい!でも好き!///
しかし…ムラヤマもコーメイくんも
よくコン●ームが出てくるもんだな…(笑)。
カレー沢先生、既婚者(しかも嫁)なのにこの辺への中学生男子みたいな執着が怖い。
ていうかシンパシー。