マメモ

適当な日々のメモ。
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妖怪大戦争

2006-08-12 | 映画・舞台

途中から見たんですけど…。

や…やってくれるじゃない…!!

ある意味本当凄い。想像を超えたラストですよ。
思えば特に大戦争もしていない!なのに大阪・東京は壊滅!
豪華キャスト×思い切った脚本。作り手の思い切りに感動です。

もちろん役者さんたちの演技はいい感じだし、神木君かわいいし、妖怪もいい感じ。
それに人に恨みを持つ妖怪の少女の台詞で

「人間はにくい。でも復讐は人間がすることだから。だから私は人を愛する。」

とかには瞠目してみていたんですが、やたらシリアスシーンで妙にギャグが入るなぁとは思ってたんですよ(笑)大事なシーンで小豆洗いがでてきて、すわり心地悪そうなところに座り込んだり、なんでか宮迫さんだけが妖怪とともに悪の中枢のところににきてたり。それがまさかこんな風に繋がって終わるとは。
しかも、それでどうなるとかではなく、妖怪皆が「わー!」って楽しそうに(?)大爆発で吹っ飛んで、そんな光の中麒麟にのった神木君が楽しそうに駆け抜けていって終わるとは。…え?なに?結局どうなったの…?(笑)

やー。本当びっくりでした。いつもああいうのを作る監督さんなんでしょうか??
こんなにも見終わったあとにきょとんとした映画は初めてです(笑)
妖怪がすき・無駄を楽しむことがすき、アホがすきな人にはお勧めします★

…そういえば、妖怪大戦争なのに、なんで麒麟…。


COMPOSER(チームナックス)

2006-07-29 | 映画・舞台

今日の舞台 『COMPOSER~響き続ける旋律の調べ』(2005)

作・演出:森崎博之・TEAM-NACS 
出演:TEAM-NACS(森崎博之、安田顕、佐藤重幸、大泉洋、音尾琢真)

ベートーベンの息子と知り合った若きシューベルトの前に現れたのは、未完成のレクイエムへの未練を残したモーツアルトの霊。自分の作曲を否定されたシューベルトに、モーツアルトは「絶望の音楽を」とささやく。
一方音楽家として成功を収めているベートーベンにも誰にもいえない苦悩があった。

…とかくと、なにやら壮大な音楽真面目舞台のような感じがしますが、ほぼ完全創作ですし、音楽に対して興味が無くても人間ドラマとして楽しめるかと思います。勿論笑いもちゃんと入ってますし★

厳しい父の様にはなるまいとしながらも、長男として、あるいは息子(本当は弟の遺児)を大切の思うあまり進むべき道を強要してしまう不器用なベートーベン。母をナポレオン軍に殺され、父の反対の中で音楽への自信と焦燥感にゆれるシューベルト。自分の生まれながらの病気と、自分がベートーベンによって母と引き離されたことを知ってしまう息子。日本大好きな優しいピアノの先生・サリエリ。そしてレイクエムの完成前に妻によって毒殺され、自分のあと「絶望の音楽」を継ぐものを探してさまようモーツアルトの霊。
彼の声が聞こえるのは音楽家としての「絶対聴力」をもつ選ばれたものだけ…。しかし彼のささやきが彼らを絶望の方向へと追い詰め、やがてはベートーベンの聴力をも奪う。

しかし彼らが絶望の果てに作り上げたものは…。

 

今回の舞台は、脚本からして凄く好きです~。
確かに「Looser]の方がしっかり笑えるし、スマートな気はしますが、今回のは全体がよくまとまってるし、前ふりも効いてるし、心掴まれました。森さん…脚本のほうは引き出し一つじゃないよ!!(笑・脚本/演出の森崎さんは、大泉さんだかに「森の演技はでっかい引き出しが一つ」といわれていた)

大泉さんは、やっぱ不器用にクールな役上手いなぁ…。不器用なベートーベンは秀逸でした。父を思い出す苦悩の表情とか、息子に「一緒にいたい」といえない自嘲気味な切ない表情とか、歓喜の歌を作った後の、あの悟ったようなおだやかな感じとか。良かった。
あと、希望に満ちた表情の途中で「もじゃもじゃー」と叫ばれ、ゆっくり静かにテンションを落としてゆくのが笑えました。表情で本当色々滲み出るのが凄い。

今回は役数が少ない所為か、人物一人ひとりが良かったです。
特にシューベルト(佐藤さん)も半ば狂気じみたときの声の感じと真剣な目がリアルに迫力ありました。不安と必死さとそこから出てしまう過信と紙一重な精神。そういうのが脚本でも演技でも凄く上手く出てました。そしてメガネと衣装が凄く似合ってて格好良かった…!!(笑)それに最後のほうで滲み出る、安定したシューベルトの様子も良かったです。

モーツアルトの安田さん、やっぱこの人のメリハリの付け方はすばらしいと思います。同じ台詞でも抑揚一つでこんなに違うんだなって言うのが。しかもあほな台詞を真剣に演じる姿が素敵。声や話し方の使い分けと選択は主に勘なんでしょうけど、良いんですよねぇ…!ちょっとでもテレとか合ったら一気にしらけるだろう役どころを…流石です…。
個人的には、おちついちゃったシューベルトに「もー、また出てきたんですか~?やめてくださいよ~」といわれて「毎月ゼロのつく日はモーツアルトデーだ」と真顔で答えるところや、「一人旅は大変だろう」とサリエリに言われたシューベルトの「…一人じゃないですから」に、「えっ…?」ってときめいて、徐々に女座りになっていく姿が凄く好きでした(笑)「絶望の音楽」が「ネクラの曲」になってるし(笑)

あと、声といえば息子役の音尾さん…。良い声してますね…。こちらは声で役を演じ分けられるのがすばらしいです。そして森さん…。一貫して乱暴とも思えるあのくぐもった力任せな感じがかえって味になっててました(笑)
腹を立てたモーツアルトが、ベートーベンに叫んだ「もじゃもじゃー!もじゃもじゃー!」という声でベートーベンは「運命」を作曲するんですが(笑)演奏会でメンバーが声を合わせるとき、良い声揃いのチームナックスの中で、森さんの「もじゃもじゃー」は、確かに一種楽器のようでした…(笑)

ラストも、多少切ないながら良かったです。
DVDもでてますので、機会があったらぜひどうぞ★


ROOSER 失い続けるアルバム

2006-07-09 | 映画・舞台

今日のDVD 「ROOSER~失い続けるアルバム~」

2004・チームナックス 第十回公演(新宿) 脚本・演出/森崎博之

チームナックスが初めて東京・新宿でやった舞台です★キャラメルの舞台見に行った時にチラシだけ貰って帰ってきた思い出があります(…何せチケットは即日完売だったし…)

内容としては、ルーズな現代人の佐藤重幸が、あやしげな薬を飲んで「一夜の夢」として幕末にタイムスリップ。一回目は新撰組の山南として芹沢局長の最後までを見届け、2回目は長州藩士吉田稔麿として別の側面から新撰組や時代を見る…という
完全ファンタジー。
途中で「どうでしょう予備校」の校長&生徒の安田君がでたり、面白いシーンやファンサービスも良い感じです★…が、なにせ羽織を裏返すと吉田⇔山南どっちにもなれるし、史実は殆ど無視と考えて大丈夫です。なにせ池田屋に桂さんきちゃってるし、他にも「新撰組、本気で大好きなんです!!」っていう人は怒るかもしれない設定がちらほらあります…。脚本も個人的にはまとまってない感じがあるし…。
でも笑いのシーンは凄いツボ!!それに熱演っぷりは本当素敵でした!!

まず、安田さん演じる芹沢局長…。ありですよ!かっこよかった…!
本気で愛してるお梅さんは、死にかけの重病人で、自分もその病気にかかって余命短いという設定なんですが、脚本の森崎さんの言うとおり、乱暴で豪気だけど「本当は悪人というよりも、間が悪い、結構良い人」となっておりました。因みに新しい解釈での「局長に宿を忘れられた、天然ボケの芹沢さん」は、良かった…(笑)
「さむいよね~。しんじゃうよ…火をつけてあったまろう…。…よいしょ…こらしょ…どっこらしょ…。…あ、なんか思ったより強くなっちゃった…。」あのしゃべり方といい、妙に滑らかな動きといい…(笑)素敵です安田さん!!(笑)
あと、芹沢先生の必殺技が良かった…!ちゃんと永倉さんに受け継がれてましたよ!(笑)
チームナックスは5人しか居なかったんで、安田さんは「現代のドラマ撮影での永倉役の人」「芹沢鴨」「古高俊太郎」(すごい良いキャラだった!!)「永倉新八」の4役やってましたが…どれも熱くてよかったですね~。やっぱ芹沢先生が秀逸でしたけど、「おれでい!古高俊太郎でい!」の繰り返しは可愛かった…。

音尾さんの沖田さんも良かったです…。声がいいんですよね~音尾さんは
にこにこと目を細くして、純粋なようで、色々わかってて、そして笑顔で「勿論斬りますよ」というキャラクターとかはわりと一般イメージにも合ってたかも。思いっきり芹沢さんと手をつないでスキップしてましたけどね(笑)
音尾さんは現在の「音尾」・「沖田総司」・「桂小五郎」の3役こなしてるわけなんですが…ちゃんと演じ分けられてましたね~。桂はシャープだったし、音尾さんは普通の青年っぽかったし。音尾さん、上手いですよね。

主人公の佐藤重幸さん(そのまんまの名前で主人公)はずっと一人のキャラなんですが、一応「山南敬介」と「吉田稔麿」、最後に「市村鉄之助」役としてでます。
かっこよかったし、キャラもよかったんですが、現代と過去でちょっと一貫性が欠けてた様な…。現代では結構アホキャラだし…。「なにかしなくちゃ。変わらなきゃ」の気持ちから、最初は「斬りに行くのについてゆく」→「斬ったら、なにか成し遂げたような気になっちゃうから斬らない」への変化がちょっとわかりにくいし…。最後は総理大臣かよ…っていうのが…。
でも、一人芝居は上手でした~。雰囲気も出てたし。あと、一番最後に「市村鉄之助」になったときは、可愛かった…。個人的贔屓かもしれませんが、なんかカッコいいはずの重さんが可愛く見えました(笑)

森崎さんは「局長」「宮部貞蔵」「相撲取り」役ですが、なんか無骨な感じがあってたかも。ちょっと声がくぐもるんですが、一生懸命な感じがでるんですよね、森さんは(笑)
いまいちまとまりがない脚本ではあったんですが、芹沢さんや土方さんの設定は面白かったし、キャラがよかったです。それに「テーマがどうこうよりも、見終わった後に何か考えたのが残って、だれかと話をしようと思う舞台を作りたい」との事だったので、良いんじゃないかと思います。確かに「え?そうなの??そういう結論にしちゃうの?」って話のほうが自分でいろいろ考えるし。
私はメインの「ルーズな自分/一生懸命な彼等→だけど、大義って、誠って、そういう狭いことにしちゃっていいの?」よりも、あの芹沢さんの一連の流れのほうが心に残ってますけど…。
最初は違和感があった宮部さんの「~バイ」も、なんか結構心に残ってます(笑)

大泉さんは「藤堂役の人」「監督」「校長」「薬を売ってる箱舘土方っぽい人」「土方・坂本」「大和屋」「藤堂」と…大活躍でしたね…。土方から坂本竜馬役への変貌っぷりは良かった…。坂本やってる時が一番かっこよかったかな~。そして監督の「120点!」はアドリブだったらしいんですが適当感が凄く出てて笑いました(笑)あと、弱さ比べしてるときに佐藤さんと大泉さんのへっぴり腰感がツボ。楽しませようっていう空気と演技で魅せようっていうのが両方あるのが大泉さんの素敵なところだと思います
それにしても、着替えご苦労様でした(笑)

っていうか、安田さんがあんなにお芝居上手だとは思ってませんでした…。(すみません)ホワイトストーンズの時とは全然ちがうじゃないですか!!なんか良いです、チームナックス!!副音声はちょっと引いたけど(笑)今回のは初の歴史物だったそうなので、もっと違う脚本の舞台もみてみたいです!

 


みたい映画。

2006-05-17 | 映画・舞台

今日はちょっと、見たい映画の一覧を。

今一番見たいのは「間宮兄弟」!見たい!!
塚地さんも蔵之助さんも好きだし、なんか凄く面白そうだし!!
毎日駅前のでっかいテレビでその週のCDランキングやってるんですけど、RIP SLIMEの時の映像が間宮兄弟で、朝一番吹きそうになりました。ああー。でも蔵之助さんはシャツをズボンに入れても格好良いです(笑)

あと「陽気なギャングが世界を回す」
原作の伊坂さんも気になってたし、CMみて「見たい!!」と思いました~!!面白そう!!

あとは「さくらん」気になってます。
なにせ監督が蜷川実花さんだし!(好き好き)主演の土屋アンナちゃんの着物姿も迫力ありそうだし!蜷川さんの映像がとにかく見てみたいです~(>∇<)

なんか漫画が立て続けに実写映画化されるのも気になります~。
一番気になるのは「ハチミツとクローバー」かな。配役が凄い気になる。はぐちゃんが合う女の子って誰??割と皆イメージが良いだけに難しそう…。それに映画としてどんな風に盛り上げるのかも楽しみ。「花とアリス」みたいな感じの雰囲気になるのかな~。
そして「花田少年史」原作大好き!…なんですけど、健太君だとちょっと線が細い気が…。だいぶ脚本変えるのかなぁ??あの花田君の田舎じみた昔の子っぽさが良いのになぁ(笑)
あとは「デス・ノート」実写映画化ですってね!1巻しか読んでないんで映画向きなのかわかりませんが、…うーん。因みに最終回がどんな感じだったかが凄い気になってます。きっと聞いても訳わからんだろうけど。

そういえば、「ダヴィンチ・コード」凄くつまらないみたいですね…。
カンヌでも大事な場面で失笑が起こったそうで(それって逆に凄い)、各メディアも酷評だったみたいです。私は原作読んでないんですが、話題作で気になってただけにがっかり…。


ちなみに私が最後に見た映画は、テレビで、三回目の「ビックフィッシュ」。
いや、好きだけど。新しいのみたいです…。

あ、そして昨日のピヨ彦、映画を見てるもうちょっときりっと系のお兄さんに直してみました。実はちょっとモデルがいるんですけど、頭に浮かべただけでほいほい描いちゃったから全然似てないっす(泣)


真夜中の弥次さん喜多さん

2006-05-01 | 映画・舞台

今日の映画→「真夜中の弥次さん喜多さん」

寝ようとしてちょっと天気確認にBSつけたら、発見してしまいました…。
はっきり感想を言うと…。正直出だしが微妙。バイクのくだりは要らないと思う…。いまいちしりあがり先生の独特なあっさりした哀愁感は出てなかったし。まぁあそこまで再現したのがもう凄いけど。ホットの最期とかは感じ出てたし。
とにかく最後まで見たのはひたすら役者陣の凄さだと思います。

本当、長瀬智也が出てなかったら成立しないと思います(笑)あの役は長瀬さんのガハハッとした、大雑把で熱い感じがないと、違和感だらけで成立しない。七之助さんも妙に合ってて喜多さんぽかったし。女子高生ルック似合うし(笑)
他にも、ぎょっとするくらい豪華でしたね~。中村勘九郎さんがアーサー王役で出てきた時は、本気で目を疑いました。いいんですか!?こんな仕事して!手からとろろ出してるし!しかも本気でちゃんとやってるし!凄い!凄いよ中村さん!!役者魂!!(>∇<)なんかすんごい好きになりました。
あと、妻夫木さんが、ニセ弥次さん(4時さん)上手だった…。長瀬さんっぽくやってましたよね。勢いもあってここでも役者の魂を見ました(笑)
…そして荒川良々さんが…。荒川さんが山盛り…。エンドロールも山盛り…。凄い…。あの衝撃映像は凄いです。夢に出るかと思った(笑)でもなんか可愛いんだよね…。

あと、何気にARATAが出てた!(ピンポンでのスマイル役以来結構好き)
麻生久美子さんもきれいだった…。きのこが生えてても色っぽいのは凄い。(喜多さんのきのこも自然に生えてたけどやっぱすんごい気持ち悪かった…。つーかきのこが顔からわんさか生えてるって気持ち悪いよね!!)

他にも研ナオコさんの脱衣婆も良かったし、ひげの花魁の松尾スズキさんもなんか凄くよかった(違う意味で)あのPV欲しいと思いましたもん。おぎやはぎとか大森さんも自然にでてたし…。なんでこう脇役が豪華なんだ!

やっぱ、役者陣が豪華なことがうまく世界観を作っているのかも。普通に知らない役者さんばっか出てても違和感って感じにくいし。

ただ、リアルを求めて旅立って、結局幻覚きのこでピンクの象にのってお伊勢さんを目指して終わるのはいいんですか(笑)いいのか(笑)お互いがお互いのリアルみたいだし。
なんというか…。時間があって、シュールが許せる人だけ見てくださいな(笑)