楽しく学ぶ翔雲書道教室

北の国から情報発信
日々の出来事 書道の情報
そして自然の美しさを毎日寿ぐ
楽しいブログです

1日1字学べば360字

2024-03-19 09:25:37 | 書道
 書道は、とても楽しいものです。
アカデミーの皆さんも、
きっと書く喜びや楽しさを感じながら、
毎月毎月新しい手本に取組み、
また「書の研究」で毎月頑張っていることと思います。
さて、今日は、童子教にある言葉を考えて見ましょう。
この児童教は、ほとんどの人は知らないと思います。
少し古い言葉で、時代が変わりつつある現代社会にはマッチしないかもしれません。

  「弟子七尺去って、 師の影を踏むべからず」

などで知られる「童子教」は、鎌倉時代に成立し、
中世から近代明治までの数百年間、
日本の初等教育書として深く人心に浸透した言葉で、
日本人の教養の基層をなしたものです。
今はもう一般の我々には忘れられた「児童教」ですが、
しかしとても大切なことを言っているように思われます。

  その中に
『一日一字学べば三百六十字』という教えがあります。
  少しずつでも、怠けずに勉強すれば積もり積もって大きなものになるという意味で、「継続は力なり」と同じ意味です。
この言葉を児童教の中で見つけた時、
八百年ほど前の時代から、
今の時代と全く変わらない“教え”が、
人々の間で言われていたことを知り、
私はとても嬉しくなりました。
書道にピッタリの言葉と思えませんでしょうか。
この言葉は、学問をする人たちに言った言葉だと思いますが、
まさに書道合う言葉だと思います。
書道は、心底奥行きの深いものだと思います。
だからこそ学ぶ喜びを感じるのです。
面倒なことを書いたようですが、
決して難しいことを言っているものではないと思います。
書道は継続し積み重ねてこそ力を付けて行くものだと思います。
『一日一字学べば、三百六十字』
ちりも積もれば山となる―です。
『ローマは一日にしてならず』です。






Adsense

<script data-ad-client="ca-pub-2100363076376103" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>