これも数年前のできごとです。
横浜市営地下線に乗っていた時のことです。
多分金曜の夜だったんでしょうな。酔っ払いが多く、車内は混み合っていました。
そもそも私自身も少し酔い気味。
横浜市営地下鉄の駅は、駅の構造やら風景が結構似ているので、車内アナウンスを聞かずにボーッとしていると、間違えて電車を下りてしまうことがあるのです。
私の前のドアに寄りかかるオッサン、コイツも酔っ払って、ほぼ寝かかっていて、何度も何度も膝が折れ、ドアに頭をぶつけていました。
「コイツ、鬱陶しいわぁ。」
数分後、とある駅に電車が着きました。
私は目的地かと思い電車を下りました。
ドア付近でカクカクしているオッサンもその駅が目的地のようです。
駅の看板を見たら、蒔田(まいた)という駅でした。
やはり少し酔っていたのか、そこは私の目的地ではなかったのです。
「これだから市営地下鉄は困るな。駅の景色が似過ぎだな。」
慌てて発車前の電車に駆け戻りました。
「いやぁ、まいった。蒔田だけにね。はぁ、つまんねえ。」
と、根暗の私は心の中でボケツッコミ。
その時、私を押すように電車に駆け込む人がいました。
少し押されたので振り向き睨んだところ、件のカクカクしたオッサンでした。
そして、そのオッサンは確かにこう言ったのです。
「いやぁ、参った、マイタ、なんつって。」
横浜市営地下線に乗っていた時のことです。
多分金曜の夜だったんでしょうな。酔っ払いが多く、車内は混み合っていました。
そもそも私自身も少し酔い気味。
横浜市営地下鉄の駅は、駅の構造やら風景が結構似ているので、車内アナウンスを聞かずにボーッとしていると、間違えて電車を下りてしまうことがあるのです。
私の前のドアに寄りかかるオッサン、コイツも酔っ払って、ほぼ寝かかっていて、何度も何度も膝が折れ、ドアに頭をぶつけていました。
「コイツ、鬱陶しいわぁ。」
数分後、とある駅に電車が着きました。
私は目的地かと思い電車を下りました。
ドア付近でカクカクしているオッサンもその駅が目的地のようです。
駅の看板を見たら、蒔田(まいた)という駅でした。
やはり少し酔っていたのか、そこは私の目的地ではなかったのです。
「これだから市営地下鉄は困るな。駅の景色が似過ぎだな。」
慌てて発車前の電車に駆け戻りました。
「いやぁ、まいった。蒔田だけにね。はぁ、つまんねえ。」
と、根暗の私は心の中でボケツッコミ。
その時、私を押すように電車に駆け込む人がいました。
少し押されたので振り向き睨んだところ、件のカクカクしたオッサンでした。
そして、そのオッサンは確かにこう言ったのです。
「いやぁ、参った、マイタ、なんつって。」