オドラデクの心配事

日常にゆるやかに乱入する舞踏家の由無し事

経過報告~最後の分校で踊る

2007年01月15日 | 道路劇場のお知らせ
3月で閉校する青森県最後の分校で踊るために、動き
はじめました。途中経過を報告していきます。

=分校を撮り続けた高校教師=
実は閉校の話は、昨年の11月頃に青森南高校の先生
から聞いていた。
私が入内分校で踊ったのは1997年の1月下旬。
その年の春から、先生は分校に通い始め、高校の写真
部の生徒たちといっしょに入内分校の子どもたちの
写真を10年間撮り続けてきたのだ。
撮影を始めた最初の年の分校の児童が卒業して、昨年
4月、青森南高校に入学し、先生が顧問をしている
写真部に入部したのだという。いまも先生といっしょ
に母校である入内分校に撮影にでかけている。
その南高校の先生は、閉校する前に、いままで撮りた
めた写真を構内に展示したいという思いがあり、私の
踊りたいという思いと一致した。

=教頭を訪ねる=
ということで、去年の12月初旬、私は、先生と10年
ぶりに入内分校を訪ね、教頭先生にお会いしたのだ。
分校の校長は、本校の校長が兼ね、実質的には教頭が
日々の学校運営の責任者である。教頭は、いちもにも
なく、閉校に当たって、写真展や踊りの公演をしても
らうことに賛成であった。しかし、外部の人間が学校
内で何かを行うには、やはり校長の了解が必要だという。
まして、閉校にあたってのイベントとなれば、マスコミ
などに注目されることから、まず校長に了解をもらう
必要があるという。

=やっかいな校長の説得=
ところが、なかなか、いまの校長から許諾をもらうのは
至難の業だというのだ。相当の変わり者の校長らしい。
ある意味で慎重すぎる人なのかもしれない。
あるいは、よけいなことをしないで、さっさとセレモニー
だけで終わろうとしているのか・・・。
閉校が年度の途中で決定し、当然予算もないなかで、
入内の地元の関係者で閉校のイベントの実行委員会を
立ち上げるにしても、校長の了解をとらなければ分校
としては、動けないというのだ。
学校現場では、校長の権限は外部から見るより相当に
強いものらしい。
そして、その後、いろいろな関係者から聞いたところ
地元の町会長やPTA会長も手を焼いていそうな雰囲気
であったのだ。     

=閉校への思い=
閉校式は3月11日らしい。なにをするにも時間がない。
地元の実行委員会はできたというものの、なにも動いて
いないという。なにしろ、この分校は96年の歴史がある。
あと4年で100歳なのだ。
当時分校を開設してもらうための、地元の人たち働きかけ
は大変な苦労であったときく。
地元の青年団が自分たちでプールを作ったという話も聞く。
なにしろ、様々な人たちが、この分校を守り続けてきた
のだから、思いもひとしおであろう。

=校長に会ってきた=
というわけで、先週の金曜日、分校の本校である青森市立
野沢小学校の校長先生にお会いしてきたのだ。(つづく)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。