オドラデクの心配事

日常にゆるやかに乱入する舞踏家の由無し事

紙と灯油と煙草のにおい

2007年12月29日 | 道路劇場のお知らせ


オドラデク道路劇場師走公演
今夜初日。

日常に緩やかに乱入すること
ハレがケにめくれていく一瞬

羞恥と不安に満ちたオドリの
発生現場に立ち会う皆さんと
の久しい契り。

どちらの夜もまだ少しの空席
あります。

29日(土)18:30 開演
30日(日)18:30 開演
生成空間オドラデク
木戸:投げ銭

師走公演への助走

2007年12月26日 | 健康


踊り納めとなる公演の準備が少しづつ進んでいる。
詩作・朗読の佐々木英明氏の緻密な台本が完成し、
照明、音響のスタッフとも進行打ち合わせがほぼ終了。
今回美術作品を提供してくれる三輪美奈子さんの長男
遊氏が先日来青し、稽古に立ち会い、作品へのアドバイス
をいただく。ライブペイントのMAJIO氏も困難な
要求に応えるべく、ふすま張り職人氏と現場打ち合わせ
を終了。詩朗読初舞台となる鳴海香も初々しい。
阿部かなえは、二胡とピアノでジョイント。
朗読と音楽とペイントが舞踏家を追い込む。
こんな緻密な進行打ち合わせが本番では一瞬に溶融して、
新たなオドリが生まれていくのだ・・・。

ということで、ご予約はお早めに。
ご予約メールアドレス
odorade@actv.ne.jp






サンクチュアリ2007

2007年12月14日 | 道路劇場のお知らせ
オドラデク道路劇場師走公演  サンクチュアリ2007

日 時 2007年12月29日(土)・30日(日)
    18時30分開演 (要予約)
場 所 生成空間オドラデク
    (青森市安田字近野134-15)
木戸銭 投げ銭 
出 演 福士正一(舞踏) 
    佐々木英明(詩作・朗読)
    阿部かなえ(二胡・ピアノ)
    MAJIO(ペインティング)
鳴海香(詩朗読)
美術協力 三輪美奈子
詩構成 12月29日「この町に住む」
    12月30日「隠遁へのメタファ」

今年もまだ踊り続けることができた。ありがたいことだ。
踊ろうとする意志が萎えたとき、踊りは決して立ち上がらない。
踊りとはそこに体を置こうとする苛烈な意志そのものであろう。
踊る前には躊躇と羞恥が交互に忍び寄ってくる。何百回踊ろうと
それは変わらない。その一瞬の隙を縫って体をせり出せば、そこ
がどんな場所であろうと、もう後には引けない。

今年も様々な場所で踊らせていただいた。そのたびに様々な人と
時空間を共有した。その場は一回きりのものでしかない。
この度の公演もまた一夜一回きりのものである。抜き差しならな
い一歩を踏み出す刹那にお立会いいただければ幸いです。

                      (福士正一)

オドラデクへの道のり                                                
環状バイパス沿いにある鶴亀温泉の信号を県立美術館
のある県総合運動公園の方に向かうと、最初の信号の
角が慈恵会病院です。
信号を左折し三内丸山遺跡の方へ坂を登っていくと、
山三フーズの看板が見えてきます。
そこを左折。道なりに緩やかに登ると、右手にエバラ
ポンプの看板と2台の自販機が見えてきます。
その少し先を左折して、突き当たり(5軒目)の黒壁
の家です。

青森駅18:12発 市営バス 慈恵会病院行
終点下車 徒歩10分
青森駅からタクシー 20分 1500円前後

予約・お問合せ TEL&FAX 017-766-8009(福士)  
e-mail odorade@actv.ne.jp  

出演者の略歴

福士正一(FUKUSHI SHOICHI) 
1953年青森市生まれ。 青森市役所に勤務する「公務する舞踏家」
オドラデク道路劇場主宰
生活に緩やかに乱入することを目指し、小集落に分け入り、 国内外の
分校や市場や農家の庭先などで、そこに暮らす人々を観客に公演を続け
ている。1997年度青森県芸術文化奨励賞受賞。

主な公演 「ダンス白州(山梨)94~」 「縄文魂~風の祭り(福島)89~」
「縄文・雪幻想98」 「祈りのかたち01」
「GAW展竜飛崎01・新宿ゴールデン街05」
「日韓ダンスフェスティバル(ソウル)93」 「サイパン島91」
「バヌアツ共和国独立記念公演80・00」
「韓国編 ソウル・平澤市・南原・釜山」
「欧州編(ペルージャ、アテネ、ニーム、パリ)05」

佐々木英明(SASAKI EIMEI)
1948年平内町小湊生まれ 平内町在住 詩人 個人誌『詩人』主宰。
1968年寺山修司主宰演劇実験室「天井棧敷」に参加。
この年の秋「書を捨てよ、町へ出よう」で舞台デビュー。
以後、映画「書を捨てよ、町へ出よう」舞台「邪宗門」などで主演。
1987年帰郷。砕石会社を経て、現在平内町の新聞販売店に勤務。 
詩集に『愛について』『心を閉ざす』がある。
2002年からは、詩、エッセイ、自伝などを織り込んだ「佐々木英明日記」
を執筆、出版している。

阿部かなえ(ABE KANAE) 
五所川原市生まれ 青森市在住 二胡教室(青森市)主宰
二胡・板胡・二泉胡を楊興新(Yang Xing Xin)氏に師事。
楊興新胡弓教室(日本二胡音楽院)講師(00年) 
NHK青森文化センター・NHK弘前文化センター講師(01年) 
主な演奏暦 「浄仙寺開基百八十年記念奉納記念演奏(黒石市00年)」
「楊興新七夕胡弓コンサート賛助出演(東京都芝郵便貯金ホール04年)」
「八甲田山神社奉納演奏(青森市05年)」
「三内丸山お月見縄文祭(青森市06年)」
「オドラデク道路劇場~津軽金山焼(五所川原市)、青森市民美術展示館07年」

MAJIO(マジオ)
1977年弘前市生まれ 弘前市在住 絵描き 
特定のスタイルにこだわらず、ペンキ、アクリル、パステル、コラージュ、
CG、,版画など、様々な手法で、日々、制作活動に励む。
ライブペイント、壁画、個展、Tシャツなどの製作を中心に活動。
特にライブペイントでは、様々なジャンルの音楽(DJ、バンド、パーカッション、
三味線、舞踏、etc)と共演し、絵描きながら毎年多くの音楽イベントに
参加している。
恋するコトバ(情報センター出版局)イラスト(04)、
第22回嶺美会夏期大学講座(長野)にて、着物とペイントのコラボレーション(05) 、
PEACE IN NATAURE:風人の祭り(06・07)、
BARふきたにて個展「250419」、オドラデク道路劇場(青森市入内分校07)、
クラブイベント"draw."にてライブペイント(07)、
北枕ツアー(弘前市、黒石市、青森市07)、タカヤ祭り(青森市07)など

三輪美奈子(MIWA MINAKO)
岩手県生まれ。東京都在住。造形美術家として1975年より個展を中心に
立体作品、平面作品の発表を続ける。1990年より舞踏家、音楽家等
パフォーミングアートとのコラボレーションを積極的にプロデュースし、
江口隆哉賞受賞作品「植物の睡眠」、アートコラボレーション「玉響」パリ公演
など今日までの舞台公演は20作品を超える。
FRP樹脂などインダストリアルな素材から自然を表現する作品が各方面より
高い評価を享ける。
代表作にTOUCH ME、Spilt Milk、魚石など。
07年10月ギャラリー彩園子(盛岡市)の個展会場で福士正一と作品が
コラボレートした。(今回は作品参加のみ)

鳴海香(NARUMI KAORI) 青森市生まれ。青森大学在学中


※公演終了後、引き続き懇親会を開催します。ご感想などいただければ幸いです。
(会費千円。持ち込み大歓迎です) 

オドラデクでうちゅうのだいじょうぶ!

2007年12月04日 | 道路劇場のお知らせ
熊谷門さんのライブをやることになりました。
忘年会シーズンではありましょうが、是非こちらに足を運んで
くださいね。

熊谷門ライブ~うちゅうのだいじょうぶ~

熊谷門は生まれながらの舞踏家である。彼は命の気配を踊る。
存在の誠実な危うさこそは彼の踊りそのものだ。
熊谷門は歌う。彼にとって歌うことが踊ることなのだ。
ひょうたんで楽器をつくり、たしかな音をつむぎだす。
歌の生まれる場所を求めて全国を彷徨う。
彼が歌いだすと、まぶしいほどの命の粒が、ふわりとひろがり、
居合わせたものたちは、宇宙の大丈夫とエンドレスで踊りつづ
けている心地よい自分のからだを発見する。

日 時  2007年12月14日(金) 午後7時開演
場 所  生成空間オドラデク (青森市安田字近野134-15)
木戸銭 1500円 (子どもは無料)      
問合せ 生成空間オドラデク(福士) 
    TEL&FAX 017-766-8009        
    odorade@actv.ne.jp                


熊谷 門 (KUMAGAI MON)
宮城県出身。1975年舞踏家土方巽に師事。
'80年頃から音楽活動を始める。
1988年長野八ヶ岳での野外イベント『いのちのまつり』に
ルーツダブユニット『アラタクラ』として出演。
'90年からソロ音楽活動を始め、日本各地の『まつり』を
中心に旅を続けている。
'91年ソロアルバム『あかるいきざし』
'99年ミニアルバム『パンパラ』などの作品がある。
'04年から宮城県の唐桑半島で三日間の野外イベント『星まつり』
を主宰している。