2015年7月4日
乳がん学会とそれに伴うイベントに行ってきました。
乳がん学会は2日から始まっておりましたが
仕事休んでは行けなくて週末土曜日の4日のみの参加です!
限りある時間で
先ずは「Heterogeneity(不均等性)」
乳がん学会の概要には
「近年、乳癌は、サブタイプ別に分けることで治療方針を決定することが標準となっているが、同一の癌組織の中でのHeterogeneity(不均一性)をどう捉えるかが問題となっている。病理と臨床の立場からみたHeterogeneityの考え方と治療法の選択に関して議論する。」
とありました。
がんのタイプに分けて治療方針を決めていくが、
病理をするときにはがんの全体を見ていくわけではなく
どうしてもその一部を切りとって見ることになるタイプの違うがんが
そこにあったとすると切る部分のによって
結果が違ってきてしまう空間的な不均等
病理を行う時間的な経過により変わってくる可能性もある。
また切りとる空間によるものかもしれない。
とのお話しがあり多様ながん細胞が
同時に存在する可能性もありその場合は、
病理はさまざまな結果がでてくることもあると知りました。
これからも研究は継続されるとのことでした。
次に今は札幌にみえる最初の主治医が
発表されるのを発見し参加してきました。
「晩婚再発乳がんの生物的特徴と予測因子に関する研究」です。
5年以降に再発する乳がんの予測因子を明らかにして
適切な治療法の開発の繋げることを目的とした研究とのことです。
まだまだ研究はつづくとのことです。
また
・エコーとマンモを行えば触診は必要がないのかとか 研究中
・非触知石灰化病変について手術をする必要があるのか 研究中
・乳がん登録が現在23万例登録されており
年5~8万例追加されておりこの膨大な情報を
研究に役立てていきたいとのことでした。
本当に一部でしたので残念です。
3日間の学会では、研究段階ながらさまざまな発表討議がされていたことと思います。
乳がん学会のレポートが
2015年8月31日まで限定で公開されました。
↓
来年も東京開催とのことです。 また行きます!!
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