白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

カタバミの仲間 カタバミ エゾタチカタバミ コミヤマカタバミ

2016-08-23 14:47:33 | 植物(草本)の観察

カタバミは身近なところで見かけるが、あまり良く観察したことはなかった。

 先日庭の草取りをしていてカタバミに気付いた。

 

カタバミ(傍食) カタバミ科 カタバミ属

我家の庭の雑草としてあちこちに出てくる。

茎は地面を這うように30㎝ほどに延びる。

花は8㎜内外で花弁は5枚。葉は3 枚のハートの小葉に分かれる。

葉の色があずき色で花の中心部が橙色の品種を、アカカタバミ(赤傍食)というそうだ。

花期:6~9月 分布:北海道~九州

 

エゾタチカタバミ(蝦夷立傍食)カタバミ科 カタバミ属

 山地の草地や林縁、道端などに生える多年草。高さは10~30㎝ほどに達する。

カタバミと似ているが、茎は斜上または直立する。

茎は基部では普通分枝せず(まれに2~3に分枝)、花柄に1~2個の花をつける。

花期:7~9月 分布:北海道~本州(中部地方以北)

 

畑地、道端、草地に生え、エゾタチカタバミによく似た、オッタチカタバミ(北アメリカ原産の帰化植物)というのもあるらしい。

基部で2~8個に分枝して立ち上がった茎は、カタバミより太く、細かい上向きの白毛がある。短い節間で花柄を出す。

茎葉も1箇所から2個ずつ出ることが多く、葉が多数、密集してついたように見えるという。

まだ確認してないが”オッタチカタバミだらけ“なのかもしれない。

 

コミヤマカタバミ(小深山傍食)カタバミ科 カタバミ属

こちらは、身近には見られないし花の色が違うのですぐわかる。

山地~亜高山帯の樹林下の腐植土に生える小型の多年草。

根茎から葉や花の柄を立ち上げる。

花は1.5㎝ほどで、5枚の花弁は白色(稀に淡紅色)で淡紅色筋が入るものもある。

花期:5月 分布:北海道~九州

白老川流域で見られたものには淡紅色筋が入っていた。

ウヨロ環境トラストのカラマツの林下

 

 

今年萩の里自然公園で炭窯の跡を調べていたら、カラマツの倒木の横に発見した。

カラマツ林が好きなようだ。

カタバミの和名の由来

カタバミの3枚の小葉は、天候の悪い時や夜は閉じる「就眠運動(昼夜の明暗などに合わせて行う周期的な運動)「をする。この時、葉の一方が欠けているように見えることが和名の由来だと言う。

 

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