白老の自然情報

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萩の里自然公園に キリ(桐) 発見

2017-11-10 15:37:51 | 樹木の観察

18日の下見に、2004年の台風18号被害地の横をあるいていたら、見慣れない木を見つけた。

 

大きな葉がまだ残っている。

大きな花芽のようなものが、空に向かい立っている。先が尖った実が付いている。

 

樹皮

 

 

周囲を探すと葉が見つかった。大きな葉だ。 柄を含めると30㎝ほどある。

 

 

葉の裏には、綿のような毛が密生している。

 

葉の表

 

さらに探すと、殻だけの実が見つかった。

 

 

もう10年も前になるが、アイヌ民族の有用植物の調査の時に、石山の町営牧場で、

紫の花を空に向かって真っすぐ塔状に付けた桐の木を見た。花芽の付き方が似ている。

 

調べると桐の木であることがわかった。

  キリ(桐) ゴマノハグサ科

原産地は不明で、日本でも古くから栽培されており、北海道南部から南の各地で野生化している。

桐というと「桐の箪笥」が思い浮かぶ。

材は、軽量・狂いがない・乳白色の木目が美しい・吸湿性に優れ・防虫効果もある事などから高級家具材となる。

「娘が生まれたら桐を植える」という事を聞いたことがあるが、成長が速く15年程で8~10mの成木になるという。

 

台風があった2004年からもう13年過ぎたので、桐が実を付けても不思議ではない。

一本杉の近くに昔民家あったと思われ、気付かなかったが付近に植えられていたのかもしれません。

本州から開拓に入った方が、杉の木と一緒に付近に植えたものの子孫かもしれません。

すぐ近くにもう一本ありました。

 

 

花は6月開花だという。来年が楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

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