しおんの日々徒然

~向精神薬から完全離脱するまでの日々の記録~

私のハンデ

2012-05-01 16:47:35 | 私ごと



私は生まれつき右耳の聴力が無い。

気付いたのは小4の頃。

それまで気付かなかった事が不思議なんだけど

子供の頃ってみんな結構自己中で人の事とかあまり気にしないから

きっと聞こえてない私を気にする人もいなかったんだよね。

だから私も気にして生活してなかったんじゃないのかな?

今みたいにイヤホンやヘッドホンをして遊ぶ時代でもなかったし。

それがある日気づいてしまった。




そこからだよね、周囲に必要以上に気を使って生きることなったのは。

聞こえなくても聞こえるフリをして周囲に合わせたり

聞こえないからシカトしてると思われてイジメにあったり。

元々母親から完璧を求められて干渉されて幼少期を過ごしたから

できない自分を表に出せなくてだんだん内気な性格になった。




社会人になって初めて働いた職場の先輩の指摘で

聞こえない事を自分から言わないと仕事がしにくいからと

初対面の方には必ず伝えるようにした。

自分を出していいんだと学んでからは生活しやすくなったけど

相変わらず子供時代にできてしまった性質はそのままで

他人の顔色や心の動きに敏感に生きてる。




耳が聞こえないとどうしても相手の表情や口元にも集中してしまう。

万が一声を聞き逃しても口の動きで何を話してるのか予想するから。

そして会話ひとつ、言葉ひとつに物凄く集中するから

何気ない会話にも全力で受け止めてしまう心の癖がついた。

このハンデが私が精神薬を飲むことになってしまった原因。




こんな生き方をずっ~~~~としてるから心もいちいち疲れるんだよね(笑)

でもこの心の癖を自分が理解できたからもう大丈夫。

それにお腹いっぱいになるほど精神薬については学んだし。




この事が分かったのは先日のネコさん宅訪問リハビリの旅で。

ネコさんもめまいから難聴になってしまったらしくやはり全力で集中して疲れると話してました。

周りに難聴の知り合いもいなく自分で自己処理して当たり前に生活してたけど

似た経験がある方とお話しすると自分が見えてくるもんだ。

だから私は大勢の中で過ごすことが苦手なのかもしれない。

耳が聞こえない事でたくさんの相手に合わせるより自分のペースでいられる方が楽だから。

無意識に身体がそう覚えてしまったみたい。

賑やかなのは大好きなんだけどね。



そんな自分の不便なハンデを考えながら就活のことを考えていた。

サービス業や販売の仕事をずっとしてきたからそれしか取り柄がないみたいだけど

今の自分なら何ができるのかな~なんて。

やりたい仕事とできる仕事は違うけどやりたい仕事に就けたらいいな。

耳が不自由でもできる仕事に限られるけど。




病院に行きたくないからそんな事を考えて現実逃避してます(笑)

どんだけ医療が嫌いになったんだ(笑)

ここまで自己分析できてたら精神科には行かなかったよね~

ホント後からいろいろ分かってくる。

自分の事は医療に限らず人任せにしてはいけませんね。